亀有駅【東京都】(常磐緩行線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都葛飾区北部の市街地にある常磐緩行線(常磐線各駅停車)の駅で、駅のある亀有は漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台であり、「聖地巡礼」の観光客も訪れる
亀有駅(かめありえき。Kameari Station)です。
 
 
駅名
亀有駅 (JL 20)
 
所在地
東京都葛飾区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:常磐線各駅停車【常磐緩行線】
(※) 常磐快速線列車は当駅に停車しません(ホームもありません)。
 
隣の駅
綾瀬方……綾瀬駅
取手方……金町駅
 
訪問・撮影時
2018年8月
 
 

亀有駅の南口です。亀有駅は高架駅で、高架下に駅舎があります。
ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルも併設されています。
 
 

南口駅前の様子です。南側を望む。
両津勘吉をはじめとする「こち亀」のキャラクター像があり、多くの人が記念撮影に訪れます。
また、駅前広場の数か所に両さん像があります。
駅前は市街地になっており、部分的に再開発されています。
左側(東)には「イトーヨーカドー」があり、駅の南東約400mには同じ系列の大型商業施設「アリオ亀有」があります。
亀有駅のある葛飾区や隣の足立区はイトーヨーカドーのお膝元ですが、それにしても1km圏内に大型店舗が2店あるとは、まぁ人口が多いから店舗が近接していても共倒れにならずに済むのでしょうね。
駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

南口駅前の様子です。南西側を望む。
亀有駅前にはいくつもの商店街が形成されています。雑然とした感じが残っている一方で、駅前において電線の地中化が進行しています。
 
 

こちらは北口です。
南口よりは小規模ながらロータリーを有する駅前広場があります。バスターミナルも併設されています。
北口側駅前広場にも両さん像があります。
 
 

北口駅前の様子です。
こちらも駅前は市街地で、商店街が形成されています。駅から真北へ300m進むと足立区になります(中川地区)。
 
 

高架下1階にある改札口の様子です。亀有駅の改札口はこの1ヶ所です。左が南口、右が北口です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、柱を挟んで右端の通路は有人改札です。
改札口の右手前、寿司弁当屋の右側に指定席券売機、自動券売機があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札階とホーム階との間は階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれています。階段とエスカレーターはM2F(中2階)経由となります。
また、背後にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」と同じくJR東日本系のカフェ「ベックスコーヒーショップ」があり、自動券売機の右側には小田急線沿線を中心に展開しているベーカリー「HOKUO」があります。東京メトロ千代田線を経由して(?)常磐線沿線にも進出しています。
 
 

吊下式の駅名標です。行灯式で、バックライトは昔ながらの蛍光灯です。
JR東日本の標準デザインで、駅ナンバリングも併記されています (JL 20)。
また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する駅で、右上に「区」が表示されています。

尚、常磐緩行線のラインカラーは基本的にエメラルドグリーンですが、常磐快速線と同一のため、当駅の駅名標のように緑の濃淡(片方は黄緑)で使い分ける場合もあります(亀有駅の場合はエメラルドグリーンが緩行線で黄緑が快速線と思われます。但し、亀有駅に快速線ホームはなく、必然的に快速は全列車通過となります)。そして、緩行線の案内表示にはグレーも用いられています(例:駅ナンバリングを囲む枠や車内に掲示してある東京近郊路線図で使用)。
 
 

亀有駅は島式ホーム1面2線、10両対応で、常磐緩行線にのみホームが設置されています。ホームはカーブしています。
右(北)が1番線で下り我孫子・取手方面、左(南)が2番線で綾瀬・東京メトロ千代田線方面です。
上屋は全10両分あります。ホームにはベンチ、冷暖房完備の待合室、飲料自動販売機があります。
また、ホームのやや綾瀬寄り(奥)にJR東日本系のコンビニ『ニューデイズミニ』があります。
尚、2番線の左(南)には常磐快速線が線路別複々線の形で並行していますが、当駅にホームはありません。
写真は綾瀬方を望む。
 
 

綾瀬方を望む。右側(北側)2線が常磐緩行線、左側(南側)2線が常磐快速線の線路別複々線です。
この先、右へカーブしながら住宅街の中を高架複々線で西へ進み、足立区に入ると常磐緩行線上下線の間に東京メトロ千代田線北綾瀬支線(綾瀬車両基地への出入庫線)が合流して綾瀬駅へと至ります。綾瀬駅にも快速線にはホームがありません。
尚、綾瀬駅から先は東京メトロ千代田線へと直通しますが、北千住駅までの1区間は運賃計算上、JR線扱いで利用できます。上野駅、東京駅方面へ最安の運賃で行くには北千住駅で乗換となります。
 
 

取手方を望む。左側(北側)2線が常磐緩行線、右側(南側)2線が常磐快速線の線路別複々線です
この先、一時的に足立区へと入り高架複々線で住宅街の中を東へ走ると中川を渡り、葛飾区へ戻ります。その後は右から新金貨物線が合流し、左手に自動車教習所を見て走ると京成金町線との乗換駅である金町駅へと至ります。金町駅にも快速線にはホームがありません。
 
 
あとがき
私が亀有駅で下車(乗車)したのは2018年8月と12月の計2度です。8月は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しましたが、写真撮影にミスがあったため12月にリベンジ訪問しました。駅自体は小規模ですが駅前は市街地で商店も多く、活気がありました。また駅前にある「こち亀」関係の像の前では記念撮影している人が絶えませんでした。
 
新宿駅からですと行き方は複数ありますが、一例として、東京メトロ丸ノ内線で国会議事堂前駅まで行き、東京メトロ千代田線の松戸行き、柏行き、我孫子行き、取手行き(いずれも常磐緩行線直通列車)に乗り換えて当駅下車です(綾瀬行き、北綾瀬行きには乗らないように)。乗り換えは1回で済みます。他に山手線で日暮里駅まで行き、常磐快速線に乗り換えて北千住駅で下車、さらに東京メトロ千代田線の常磐緩行線直通電車に乗り継いで当駅下車。乗換回数は多いですがJRのみの運賃でOKなので割安に移動できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅で下車。上野東京ライン経由常磐快速線の列車に乗り換えます。さらに北千住駅で地下の千代田線ホームへと移動し、松戸行き、柏行き、我孫子行き、取手行き(いずれも常磐緩行線直通列車。綾瀬行き、北綾瀬行きはNG)に乗り換えて当駅下車です。北千住~綾瀬は東京メトロ千代田線となりますが、JRの乗車券でも乗車可能です。東京都区内行きのきっぷを持っていれば追加精算なく亀有駅で下車できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅の改札内外に売店・コンビニがあり、駅前にも複数のコンビニがあります。また飲食店も駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
常磐緩行線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は亀有駅でも途中下車されてみて下さい!
また、「こち亀」「両さん」の聖地巡礼をされる場合もぜひ常磐緩行線をご利用になり、亀有駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)