三越前駅【東京都】(東京メトロ銀座線、半蔵門線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中央区北西部・日本橋の北側に広がる市街地にあり、駅名が示す通り老舗百貨店「三越 日本橋本店」の目の前にある東京メトロ銀座線と東京メトロ半蔵門線の駅、
三越前駅 (みつこしまええき。Mitsukoshimae Station) です。
 
 
駅名
三越前駅 (銀座線…G 12、半蔵門線…Z 09)
 
所在地
東京都中央区
 
乗車可能路線
東京メトロ:銀座線半蔵門線
 
隣の駅
東京メトロ銀座線
渋谷方……日本橋駅
浅草方……神田駅 
 
東京メトロ半蔵門線
渋谷方……大手町駅
押上方……水天宮前駅
 
乗換可能駅
JR東日本:総武快速線……新日本橋駅まで徒歩8分 (銀座線より)、徒歩13分 (半蔵門線より)
 
訪問・撮影時
2018年8月
 
 

日本橋北詰交差点近くにあるA1出入口より南を望む。屋根も手すりもない、ある種危険な出入口かもしれません。
右側を手前~奥に通る道路は中央通り(国道4号線)で、この地下を銀座線が通っていて背後に銀座線の三越前駅があります。
そしてA1出入口の先には日本橋北詰交差点があり、その手前右(西)の三越新館前にA2出入口があり、交差点の先の右(西)にB5出入口が、左(東)にB6出入口があります。
その先で中央通りは日本橋を渡ります。橋の中央で国道4号から国道1号へと変わります。日本橋の上空には首都高速都心環状線(C1)の高架橋が覆い被さっていますが、景観の問題から将来的には地下化される予定です。
また、日本橋北詰交差点で交差する東西の道路の地下を半蔵門線が通っており、右(西)に半蔵門線の三越前駅があります。
 
駅周辺は市街地で、後述の三井系のビルをはじめ多くのビルが立ち並んでいます。駅近くに民家はほとんど見られません。
 
 

日本橋北詰交差点の南東側にあるB6出入口より北西を望む。
背後が日本橋で、手前~奥の道路が地下を銀座線が通る中央通り、左~右の道路の地下には半蔵門線が通っています。
交差点の左奥には三越日本橋本店の新館があり、その先には三越日本橋本店の本館(6階に三越劇場あり)があります。さらに向こう側(北)には越後屋跡地に立地している三井本館(三井グループの各社が入居)があります。
 
 

こちらは日本橋北詰交差点の東側より西を望む。交差点の右奥に三越日本橋本店新館があります。
右~左の道路が中央通りで、手前~奥の道路の地下に半蔵門線が通っており、交差点の向こう側に半蔵門線の三越前駅があります。
 
 

こちらは銀座線のA4出入口近くの交差点より南西を望む。
このビルが三越日本橋本店の本館で、本館内にA5出入口が、また、銀座線コンコースと本館地階を結ぶ出入口もあります。
 
ちなみに三越前駅は銀座線の前身である東京地下鉄道(当時)が上野方面から新橋方面へ延伸する際、三越の全額負担により開業した駅と言われています。半蔵門線の駅を建設する際は三越による資金提供はありませんでした。
 
 

上写真の交差点の真下辺りにある、銀座線の三越方面改札の様子です。北側を望む。
三方向に交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、東側の通路の南端に係員がいます。
改札口のすぐ先に銀座線ホームへ下る階段、エスカレーターがあり、その向こう側に自動券売機が設置されています。
写真奥への通路は室町三丁目方面改札とつながっていて、トイレと多機能トイレはその途中(改札外)にあります。
尚、この改札口はバリアフリーに対応していません。
そして半蔵門線との乗換は改札外連絡となります。背後にある地下通路「夢ロード」を約200m南へ歩かなければなりません。
また、背後左側には三越本館の地階との連絡口が設置されています。三越の開店時間のみ利用できます。
 
 

こちらは日本橋北詰交差点の真下にある、半蔵門線の日本橋方面改札の様子です。南東側を望む。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には有人通路がありますが、駅員無配置の時間帯もあるようで、右手前にインターホンが設置されています。
改札口の右手前には自動券売機があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあり、ホーム階とつなぐエレベーターも設置されています。
そして銀座線との乗換は改札外連絡で、左手前から背後に延びる地下通路「夢ロード」を約200m北へ歩かなければなりません。
また、右側には三越新館との連絡口があり、地上へのエレベーターも設置されています。
 
 

こちらは室町三丁目改札に近いA10出入口前より南を望む。
手前~奥が中央通りで、銀座線の駅が地下にあります。
右(西)には手前から日本橋三井タワー(三井新館)、三井本館、三越日本橋本店本館、三越日本橋本店新館が並んでいます。
左(東)には「YUITO(日本橋室町野村ビル)」、「COREDO室町」、「COREDO室町3」など、高層の複合ビルを中心に立ち並んでいます。中でも「COREDO」は三井系のビルで(YUITOは違います)、この日本橋北詰地区や室町地区が三井グループの企業城下町である事を実感します。
 
 

こちらは室町三丁目改札に近いA10出入口前より北を望む。
手前~奥が中央通りで、銀座線の駅が背後の地下にあります。
120mほど先にはJR総武快速線の新日本橋駅があり、三越駅と新日本橋駅との間は地下通路で結ばれています。
左の建設中の高層ビルは、撮影の翌2019年に竣工した「日本橋室町三井タワー」です。
 
 

こちらは上記の写真撮影地点のほぼ真下にある、銀座線の室町三丁目方面改札の様子です。南側を望む。
北向きと東向きに交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、北側の左端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口のすぐ先に銀座線ホームへ下る階段、エスカレーターがあり、その奥にホーム階とをつなぐエレベーターがあります。
背後には自動券売機があります。
改札口の両側には南の三越方面改札や半蔵門線方面とをつなぐ地下通路があり、トイレと多機能トイレは少し先の改札外にあります。また、トイレの南側には7:00~20:00のみ営業する改札口(有人)があります。
そして背後にはJR総武快速線の新日本橋駅へ通じる地下通路があります。
 
 

こちらは半蔵門線ホームの西端に当たる常盤橋交差点の南東側(東洋経済ビル前)にあるB3出入口前より北を望む。
左~右の道路の地下に半蔵門線が通っており、右側に半蔵門線ホームがあります。銀座線ホームへは地下へ入らずに地上を東へ歩き、日本橋北詰交差点近くの出入口から地下へ入らなくてはなりません。交差点の左(西)には日本橋川が流れており、その上を首都高速都心環状線(C1)の高架橋が覆い被さっています。
そして手前~奥の道路は外堀通り(都道405号線)です。交差点の先、右側には日銀貨幣博物館、その先には日本銀行本店があります。

 

 

常磐橋交差点北東方より南を望む。

左へ行くと日本橋北詰交差点で、その間の地下に半蔵門線駅があります。

右側にB1出入口、右側の先にB2出入口、左側の先にB3出入口があります。

左側の先には会社四季報や鉄道記事のネット記事などでおなじみの東洋経済新報社があります。

そして正面には首都高都心環状線の高架橋があり、その下に日本橋川が流れています。

写真奥への道路(外堀通り)を直進すると東京駅八重洲口前に到達します。

 

 

常磐橋交差点より東を望む。

右側にB3出入口、交差点の背後左にB1出入口、背後右にB2出入口があります。

この道路の地下に半蔵門線駅があり、その先に日本橋北詰交差点や三越があります。

 

 

常磐橋交差点より西を望む。

左側にB3出入口、交差点先の右にB1出入口、左にB2出入口があります。

交差点の西側でも首都高都心環状線・日本橋川と交差します。

その先にJR線(山手線、東北新幹線など)の高架橋があり、さらに西側に広がる大手町のオフィスビル群を遠望できます。

 
 

こちらは常盤橋交差点のほぼ真下にある、常盤橋方面改札の様子です。バリアフリー非対応です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、右端には窓口がありますが基本的に駅員不在のようで、インターホンが設置されています。
改札口の右手前には自動券売機があります。通常のトイレのみ改札内にあります。
改札口のすぐ先に半蔵門線ホームへ下る階段、エスカレーターがあります。
尚、常盤橋方面改札コンコースは他の改札口とは地下でつながっていません。銀座線ホームへは前述のように地上を東側へ移動する必要があります。
 
 

側壁に取り付けられている銀座線の駅名標です。
相当昔から設置されていると思われます。ブラウンのタイル帯がアクセントになっています。
駅ナンバリングも追加表示されています (G 12)。
また、ホーム上には時刻表・路線図と一体になった建植式の駅名標も設置されています。
 
 

銀座線ホームは地下2階にあり、島式ホーム1面2線の構造で、6両対応です。ホームドアが設置されています。
右が1番線(渋谷方面)、左が2番線(浅草方面)です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
背後(渋谷方)には三越方面改札や半蔵門線方面へ上る階段、エスカレーターが、中央付近には早朝・夜間に閉鎖される改札へ上る階段が、そして奥(浅草方)には室町三丁目方面改札に通じる階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
写真は浅草方を望む。
 
渋谷方はこの先、右へカーブして日本橋の地下をくぐり、東西線・都営浅草線との乗換駅である日本橋駅へと至ります。中央通りの地下を南下します。
 
一方、浅草方はこの先、中央通りの地下を北北西へ進み、千代田区に入るとほどなくしてJR線との乗換駅である神田駅へと至ります。
 
 

こちらは半蔵門線の時刻表・路線図と一体になった建植式の駅名標です。
都営地下鉄とほぼ共通のデザインです。路線図と駅番号の囲み○に半蔵門線のラインカラー(紫)が使用されています。
駅ナンバリングも表示されています (Z 09)。
 
 

半蔵門線ホームは地下5階にあり、とても深いです。改札とホームの間は遠く、時間を要します。
島式ホーム1面2線の構造で、10両対応です。私が訪問した2018年8月時点ではホームドアが設置されていませんでした。
右が3番線(渋谷方面)、左が4番線(押上方面)です。ホームにはベンチ、飲料自動販売機、係員詰所があります。
手前(渋谷方)には常盤橋方面改札へ上る階段、エスカレーターが、奥(押上方)には日本橋方面改札や銀座線方面へ上る階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
写真は押上方を望む。
 
渋谷方はこの先、日本橋川とJR線(東北新幹線、上野東京ライン、京浜東北線、山手線、中央線快速)をくぐりつつ地下を西へ進み、大手町駅へと至ります。
 
一方、押上方はこの先、日本橋川に沿って西へ進み、都営浅草線の下をくぐると(両線とも駅はありません)、人形町駅をかすめるように右へカーブして南東へ進路を取り、東京シティエアターミナル前にあり、日比谷線、都営浅草線の人形町駅との乗換駅である水天宮前駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が三越前駅で地上に出たのは2018年の1度きりです。銀座線と半蔵門線の乗換で下車したのは何度かありましたが地上には出ませんでした…。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅名の通り駅前には三越日本橋本店があります(地下通路からもアクセス可能です)。また、日本橋や日本銀行本店も至近距離にあります。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り、赤坂見附駅で同じホームで接続している銀座線浅草方面に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り換えて大手町駅下車。さらに半蔵門線押上方面に乗り換えて当駅下車です。あるいは東京駅日本橋口から最も近いB2出入口まで北へ約350m(半蔵門線のみ)、銀座線ホームのある三越本館前までは約850m、徒歩15分ほどで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数ありますが、飲食店に関しましては、街の雰囲気や地価が高い土地柄もあり、ファストフード店などリーズナブルなチェーン店はほとんど存在しません。予算と時間に余裕があれば「三越 日本橋本店」内のレストランを利用されてみてはいかがでしょうか?  まぁ心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は三越前駅でも地上へ出られてみて下さい!
そして三越 日本橋本店へお越しの際は地下鉄をご利用になり、ぜひ一度は三越前駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、Google地図、Wikipedia)