天空橋駅【東京都】(京急空港線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都大田区南東部、羽田空港(東京国際空港)敷地内の南西端に位置する京急空港線の駅で、駅前には空港関係の機関も少なく、主な乗降客は東京モノレールとの乗換客、そして西側を流れる海老取川対岸の羽田地区(住宅街)の住民となっている駅、そして1993年の開業当初~1998年の間は「羽田」を名乗っていた駅である、
天空橋駅 (てんくうばしえき。Tenkubashi Station) です。
 
尚、駅周辺は現在、再開発工事中で、研究開発施設、日本文化体験施設、飲食施設などで構成される複合施設がオープンする予定です。

 

東京モノレール・天空橋駅の記事は以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
天空橋駅 (KK 15)
 
所在地
東京都大田区
 
乗車可能路線
京浜急行電鉄:空港線
 
隣の駅
京急蒲田方…………………………穴守稲荷駅
羽田空港国内線ターミナル方……羽田空港第3ターミナル駅
 
乗換可能駅
東京モノレール:東京モノレール羽田空港線……天空橋駅まで徒歩3分
 
訪問・撮影時
2018年9月、2019年4月
 
 

天空橋駅の出入口の中で東寄りにあるA1出入口です。地上にあるのは出入口で、駅舎機能は地下にあります。
改札口のほぼ直上にあります。この出入口のみ改札階とを結ぶエレベーターが設置されています。
背後には東京モノレールの天空橋駅舎があります。
都道311号線の東側に出入口があります。駅前広場はありませんが専用のバス停留所が設けられています。
また、出入口の左側(東側)は羽田空港用地ですが、長らく更地の状態が続いていました。
現在は前述の再開発工事中で、街の雰囲気が一変すると思われます。
 
 

A1出入口より西を望む。
周辺には空港関連の施設や消防署、下水道ポンプ場があります。空港エリアには民家が一切ありません。
通りの反対側にはA2出入口があります。
 
 

こちらは都道311号の西側にあるA2出入口です。都道311号の反対側(西側)にはA1出入口が見えます。
こちら側に出入口があるのは、かつての旧羽田空港駅が海老取川(写真背後)の対岸に当たる西側にあったため、旧駅利用客への便宜を図るためかと思われます。
尚、この付近には都道311号線を渡る横断歩道、歩道橋が存在せず、渡るには250mほど南へ迂回しなければならないため、A2出入口と改札を結ぶ地下通路とA1出入口を利用する事で近道ができます。
 
 

A2出入口のすぐ西側には海老取川を渡る人道橋「天空橋」があります。駅名はこの橋の名称から取られました。
海老取川の対岸に旧羽田空港駅があり、駅跡は駐車場になっています。旧駅周辺は古くからの住宅街になっています。
 
 

地下にある改札口の様子です。
駅員が配置されていない時間帯があるようで、その時間帯は窓口は閉鎖されています。改札内にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路分設置されていて、左端が有人改札(無人の時はインターホンで対応?)です。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
改札階と各ホーム階との間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
また、改札口の先(改札内)には東京モノレール線との乗換改札である「モノレール連絡口」があります。この連絡口は終日利用可能で、東京モノレール線のモノレール浜松町方面ホームと階段、スロープを介してつながっています(羽田空港方面へは改札内の階段利用の上でホームの移動が可能ですが、エレベーターはありません)。自動改札機と窓口があります。
 
 

こちら側は1番線(羽田空港方面)ホームに面してもう1ヶ所「モノレール連絡口」がありますが、営業時間は7:00~11:00と朝方のみです。この連絡口は東京モノレール線の羽田空港方面ホームとつながっています(エレベーターはありません)。おちらにも自動改札機と窓口があります。ICカードチャージ機も設置されています。
 
 

天空橋駅の駅名標です(2020年3月撮影)。

電照式ではありませんが、電照式のタイプもあります。
京急の新デザインのタイプですが、地下駅における視認性を重視してか、他の駅とは違い、旧タイプと同じく白地となっています。
また、駅ナンバリングが併記されています (KK 15)。

 

 

こちらは2019年撮影。

新タイプのデザインです。
次駅表示が旧駅名の「羽田空港国際線ターミナル」になっています。
 
 

天空橋駅は相対式ホーム2面2線の地下構造で、8両対応です。
右側ホーム(北側)が1番線(下り羽田空港方面)、左側ホーム(南側)が2番線(京急蒲田方面・品川方面)です。
有効長は8両分で、ホームにはベンチが設置されています。
改札口は京急蒲田寄り(写真奥)の上層階にあり、改札階との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
また、前述の通り1番線の羽田空港寄り(手前側)には7:00~11:00しか営業しない「モノレール連絡口」があります。その他の時間は改札階にある終日営業の「モノレール連絡口」を利用する必要があります。
写真は京急蒲田方を望む。
 
京急蒲田方はこの先、海老取川をくぐって陸地へと入り、旧羽田空港駅の直下を通って住宅街の中を西へ進み、やがて右へカーブして地上に出ると穴守稲荷駅へと至ります。
 
一方、羽田空港方はこの先、空港用地南端部の地下を東京モノレール線(高架を走行)と並行する形で地下区間を東へ進み、羽田空港国際線ターミナル駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が京急の天空橋駅で下車(乗車)したのは2010年、2018年、2019年の計3度です。いずれの訪問時も東京モノレールとの乗換のために下車(乗車)しています。そして2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅の利用客は少なく、駅前も更地が大半を占めていて殺風景な感じでしたが、現在は再開発工事が行われていて、将来は駅と駅前の様相が一変し、多くの利用客で賑わう事になるでしょうね。
 
新宿からですと山手線内回りで品川駅まで行き、隣接する京急駅から横浜方面・羽田空港方面の快特・特急に乗車して京急蒲田駅で下車(エアポート快特には乗らないで下さい)。京急蒲田駅ではエアポート急行(空港線内各駅停車)に乗り換えて当駅下車です。また、朝と夕方以降は品川駅からエアポート急行が出ているので乗換なしで天空橋駅に到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。以降は上記のルートで到達可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。飛行機でのアクセスは考慮していません。
 
食料・飲料について、現状はコンビニ、商店、飲食店のいずれも存在しません。最寄りのコンビニは駅の北西側約450mの場所で、近くありません。必ず事前に用意しておいて下さい。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。京急空港線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は天空橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:京浜急行電鉄のHP、「INVEST ONLINE」、地理院地図、Google地図、Wikipedia)