京急空港線(東京都大田区。2014年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
羽田空港駅国内線ターミナル駅にて。1500形電車です。

  

今回は、京急蒲田駅と羽田空港国内線ターミナル駅を結ぶ、京浜急行電鉄の羽田空港アクセス路線、
京急空港線を紹介します。
尚、全線において東京都大田区内を走行します。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
京浜急行電鉄:空港線  京急蒲田~羽田空港国内線ターミナル  6.5km   (※1)  
(※1)全線複線(京急蒲田~糀谷の0.9kmは単線並列)、直流1,500V電化。軌間1,435mm。     

  
  

踏破達成時   2002年3月  
撮影時    2014年8月ほか  

  

  

イメージ 3
京急蒲田駅は2012年に2層高架化されました。
品川方面からの下り列車および空港線→横浜方面の列車は3階ホームに発着します。
2階、3階とも島式ホーム1面3線の構造で、ホーム西側の浦賀方には切り欠きホームがあります。
空港線直通列車は2階、2階とも東側ホームの発着で、2階が1番線、3階が4番線です。


 

イメージ 4
こちらは2階ホームです。品川方面への上り列車および横浜方面→空港線の列車が発着します。


 

イメージ 5
(本線を走行中の列車内より撮影)京急蒲田を発車するとすぐに左へカーブして、国道15号(第一京浜)をオーバーパスします。かつては第一京浜と踏切で交差していて、箱根駅伝の際は電車を止めていました。また、駅伝の走者が踏切のレールに引っ掛かって転倒するケースも見られましたが、高架化により鉄道・道路交通・駅伝ともネックが解消されました。


 

イメージ 6
(上り列車内より撮影)その後は住宅街の中を南東へ走り、京急蒲田駅の3階ホームからの線路と2階ホームからの線路が合流します。そして分岐器を通過し、京急蒲田駅からの単線並列区間が複線区間へと変わると糀谷に着きます。


 

イメージ 7
糀谷を発車後は左へカーブして、地平に下ります。さらに地下区間へと変わると大鳥居に着きます。駅の地上部分にある大鳥居交差点では南北方向の産業道路と東西方向の環八通りが交差しています。

 

大鳥居を発車後は地上に戻り、住宅街の中を東南東へ走ります。


 

イメージ 8
そして首都高速1号羽田線をアンダーパスすると穴守稲荷駅に到着します。穴守稲荷神社は駅の東側にあります。

 

穴守稲荷駅を発車するとすぐに地下区間になり、右へカーブしながら海老取川を潜って羽田空港(正式名称:東京国際空港)の敷地内へと入り天空橋に着きます。

 

天空橋を発車後は空港用地内を地下区間で走り、左へカーブしてしばらく進むと羽田空港国際線ターミナル駅に着きます。


 

イメージ 9
羽田空港国際線ターミナル駅にて。国際線旅客ターミナルビルの移転開業に合わせて2010年に開業した新駅です。

  

羽田空港国際線ターミナル駅を発車後は国際線旅客ターミナルビルの地下を通り、左へカーブしながら滑走路の地下を北東へ進むと今度は国内線第1旅客ターミナルビルの地下を通って終点の羽田空港国内線ターミナル駅に到着します。


 

イメージ 10
羽田空港国内線ターミナル駅は島式ホーム1面2線の地下駅で、京急蒲田方の改札口を出ると国内線第1旅客ターミナルビルへ、終端方の改札口を出ると国内線第2旅客ターミナルビルへ行けます。搭乗する航空会社・便により出口が違うので注意が必要ですが、東京モノレールと違い、搭乗するターミナルビルがどちらであっても同一駅で乗降できることがメリットです。


 

イメージ 11
第2ターミナルビルの地上へ出て、第1ターミナルビル方を望む。滑走路は両ターミナルビルの裏側にあります。
両ターミナルビルの間の移動手段としては、地上での徒歩連絡の他に、動く歩道のある地下道、料金不要のターミナル間連絡バス、そして東京モノレール(有料)があります。さらに裏ワザ(?)としては京急羽田空港国内線ターミナル駅で入場券を買って通り抜ける手もあります。まぁ、そんなことをする人はいないでしょうが…。

  

  
乗り鉄の注意点  

空港線では品川方面~羽田空港国内線ターミナル(以下:空港)のエアポート快特、品川方面・横浜方面~空港の快特およびエアポート急行、横浜方面~空港の特急、線内運転及び本線両方向へ直通する普通列車が運転されていて、種別は多岐にわたっています。特急・エアポート急行・普通は空港線内各駅に停車し、快特は糀谷~天空橋を通過します。また、エアポート快特は京急蒲田も通過するので、空港側から横浜方面へ行かれる場合は誤乗しないよう注意が必要です。

  

昼間帯は40分サイクルでの運転で、優等列車はおよそ10分間隔でエアポート快特・快特・快特・快特の順で運転されます。各停種別もおよそ10分間隔でエアポート快特が運転されています。ラッシュ時は特急も運転されます(空港線内各駅停車)が、ラッシュ時の本数は昼間帯とさほど変わりなく、エアポート快特は運転されません。

  

使用車両は京急車をはじめ、相互直通運転をしている都営地下鉄、京成電鉄、北総鉄道(千葉ニュータウン鉄道所有車両を含む)の車両も使用されます。乗り入れ車両は全て8連ですが、京急車は4連や6連の運用もあります。

  

京急蒲田~羽田空港国内線ターミナルの所要時間は、快特で8分、各駅停車種別で11分です。
ちなみにエアポート快特での品川~羽田空港国内線ターミナルの所要時間は14分です。

  

最後に、京急蒲田駅では列車により発着ホーム階が異なるので注意が必要です。
本線直通列車の場合、本線での走行方向によりホーム階が決まります(横浜方面:上層階の3階ホーム、品川方面:下層階の2階ホーム)。品川方面→空港、空港→横浜方面の列車は3階ホーム、横浜方面→空港、空港→品川方面の列車は2階ホームより発着します。
線内運転の普通列車は、基本的に京急蒲田着が3階、京急蒲田発が2階ホームです(事前に確認が必要です)。

  

また、京急空港線ではICカード『 PASMO 』をはじめ、『 PASMO 』と相互利用可能なICカードを利用できます。
そして、新千歳空港や福岡空港など地方の空港でも京急の乗車券を購入可能です(東京モノレールの乗車券も購入可能です)。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
京急蒲田   京浜急行電鉄:本線(品川方面・横浜方面とも直通運転)  
天空橋   東京モノレール:東京モノレール羽田空港線  
羽田空港国際線ターミナル  東京モノレール:東京モノレール羽田空港線(羽田空港国際線ビル駅まで徒歩6分)  
羽田空港国内線ターミナル  東京モノレール:東京モノレール羽田空港線(羽田空港第1ビル駅まで徒歩6分)  
羽田空港国内線ターミナル  東京モノレール:東京モノレール羽田空港線(羽田空港第2ビル駅まで徒歩6分)  
  
(参考:Wikipedia)