
今回の【駅】コーナーは、
東京都立川市北部にある西武拝島線の駅で、駅近くに畑が広がっている事からローカルムードも感じられる駅、
武蔵砂川駅(むさしすながわえき。Musashi-Sunagawa Station)です。
駅名
武蔵砂川駅【副駅名:国営昭和記念公園砂川口】 (SS 34)
所在地
東京都立川市
乗車可能路線
西武鉄道:拝島線
隣の駅
小平方……玉川上水駅
拝島方……西武立川駅
訪問・撮影時
2018年9月

武蔵砂川駅は築堤高架にある駅で、高架下ではなく北側に平屋建ての駅舎が存在します。
駅の南側とは駅舎東寄り(写真左)にある「上砂地下道(自動車通行不可)」で結ばれています。

駅前(北側)の様子です。
私の訪問当時(2018年9月)は工事中でしたが、2019年3月にロータリーが完成しています。
写真奥(駅北東側)には住宅が見られますが、駅の近くには畑が多く残っています。
尚、かつては駅の北側約700mの場所に日産の工場があり、テストコースも併設されていましたが、2000年代初期に閉鎖されました。その後、跡地の一部に現在の「イオンモールむさし村山」がオープンしています。

こちらは駅前(南側)の様子です。
かつて畑だった区域の一部は駐車場や駐輪場になりましたが、まだまだ畑も残っています。住宅はさほど多くありません。
また、副駅名にもなっている国営昭和記念公園の砂川口は南南東へ約1.5km、徒歩約25分と少々遠いです。

改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、右側にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
右手前にはICカードチャージ可能な自動券売機があり、改札内にはICカードチャージ可能な自動精算機が設置されています。
トイレ、車いす対応トイレは改札内にあります。改札階と各ホームへは階段、エレベーターで結ばれています。
尚、当駅構内には売店、コンビニはありませんが、北口駅前にセブンイレブンがあります。

ホーム側壁に掛けられている駅名標です。電照式で、時刻表や路線図と一体になったタイプです。
西武標準のデザインで、駅ナンバリングも表示されています (SS 34)。
また、副駅名の「国営昭和記念公園砂川口」が括弧書きで表記されています。

武蔵砂川駅は10両対応の相対式ホーム2面2線の構造で、築堤高架に設置されています。
左が1番線で上り小平・西武新宿方面、右が2番線で下り拝島方面です。ホーム上屋は中央部3両分ほどにしか設置されていません。
その上屋の部分に改札階への階段、エレベーター、そして飲料自動販売機、冷水器、ベンチが設置されています。
写真は小平方・西武新宿方を望む。

小平方・西武新宿方を望む。武蔵砂川駅~玉川上水駅の1区間は単線です。
この先地平区間になり、住宅地の中を東へ進むと多摩都市モノレール線との乗換駅である玉川上水駅へと至ります。

拝島方を望む。武蔵砂川駅~西武立川駅の1区間は複線です。
この先、築堤高架区間で畑の混在した住宅地の中を西へ進み、やがて地平区間になるとほどなくして西武立川駅へと至ります。
あとがき
私が武蔵砂川駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は住宅も見られるもののローカル然としていて、駅の南北とも畑と駐車場が多く見られました。
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の急行・拝島行きに乗り当駅下車。または本川越方面の急行に乗り、小平駅で拝島行きの各駅停車に乗り換えて当駅下車です。尚、西武新宿駅まで時間を要する場合は新宿駅から山手線外回りをご利用の上、高田馬場駅で乗り換えてもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。山手線内回りで高田馬場駅まで行き、以降は上記のルートで到達可能です。ややタイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅前と駅東側にコンビニがあり、駅東側にスーパー「マルエツ」がありますが、気軽に入れる飲食店はありません。尚、飲食店が多数入居しているショッピングモール「イオンモールむさし村山」は北へ2.6kmと、徒歩では厳しい距離です…。心配な場合は事前に用意しておいた方が無難でしょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武拝島線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は武蔵砂川駅でも途中下車されてみて下さい!
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)