今回の【駅】コーナーは、
東京都立川市北部の、農地の残る昭島市との市境に近い住宅地の中にある西武拝島線の駅、
西武立川駅(せいぶたちかわえき。Seibu-Tachikawa Station)です。
西武立川駅ですが、JRの立川駅からは5kmほど離れていて、駅前風景は両者で全然違います。|
駅名
西武立川駅 (SS 35)
所在地
東京都立川市
乗車可能路線
西武鉄道：拝島線
隣の駅
小平方……武蔵砂川駅
拝島方……拝島駅
訪問・撮影時
2018年9月
西武立川駅の南口です。西武立川駅は地上駅(地平駅)で、2011年に橋上駅舎化されました。
橋上駅舎化される前は、こちらの南口側にのみ駅舎がありました。
橋上駅舎は南北自由通路を兼ねていて、橋上階との間には階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、駅前広場は狭く、駅前の道路の歩道を拡幅したような形態です。この部分にバス停留所もあります。
南口駅前の様子です。
概ね奥に延びる道路から左(東)は立川市、道路より右(西)は昭島市で、両市の境界に位置しています。
広い駅前広場があり、ロータリーの内部には大木があります。
駅前は再開発により整備され、スーパーマーケット「ヤオコー」(写真の地点より右にあります)や、集合住宅が建てられました。
南口の東西には一戸建て住宅中心の新興住宅地が形成されています。
駅の約300m南にはゴルフ場「昭和の森ゴルフコース」の敷地になっています。
こちらは北口です。
橋上駅舎化と同時に開設されました。小さいながらも駅前広場が整備されています。
こちら側にも橋上階との間には階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
北口駅前の様子です。
住宅地や駐車場が主となっています。商店は見られません。南口側より開発が遅れています。
ホーム西側(拝島方)より北口駅前を望む。北口の出入口より少し西側になります。
一面に畑が広がっています。かつては南口側にも畑が広がっていましたが、開発により減少しています。
改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右側にはカウンター形式の窓口兼有人改札があります。
改札口の右側には自動券売機があります。トイレ、車いす対応トイレは改札内にあります。
建植式の駅名標です。電照式で、時刻表や路線図と一体になったタイプです。
西武標準のデザインで、駅ナンバリングも表示されています (SS 35)。
西武立川駅は相対式ホーム2面2線の地平駅で、有効長は10両分です。
ホーム幅はやや狭いです。ホームドアは設置されていません。
右側が1番線(拝島行き)、左側が2番線(小平・西武新宿方面)です。ホーム上屋は中央部の4両半ほどにしか設置されていません。
写真奥側のやや小平方に橋上駅舎・改札口があり、階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれています。
写真は小平方を望む。
小平方を望む。西武立川～武蔵砂川間は複線です。
この先、畑が多く残る郊外風景の中を東へ走り、武蔵砂川駅へと至ります。
拝島方を望む。この先は終点の拝島駅まで単線となります。
この先、こちらも畑が見られる風景の中を西へ走り、やがて昭島市へ入ります。その後は住宅街の中を走り、八高線と青梅線に寄り添うと終点の拝島駅に到着します。
あとがき
私が西武立川駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ビルが建ち並ぶJR立川駅前とは違い、駅前に畑が多く見られるなどローカルムードも感じられました。JRの立川駅前の賑やかな街並みをイメージして当駅で下車してしまうと、驚いてしまうかもしれません…。
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の急行・拝島行きに乗り当駅下車。または本川越方面の急行に乗り、小平駅で拝島行きの各駅停車に乗り換えて当駅下車です。尚、西武新宿駅まで時間を要する場合は山手線外回りをご利用の上、高田馬場駅で乗り換えてもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。山手線内回りで高田馬場駅まで行き、以降は上記のルートで到達可能です。ややタイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、南口駅前にコンビニが複数あり、駅前にスーパー「ヤオコー」もありますが、駅周辺に気軽に入れる飲食店はありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武拝島線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は西武立川駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)