稚内駅【北海道】(宗谷本線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
北海道の最北端にある稚内市にある宗谷本線の駅で、日本最北端の駅である

稚内駅 (わっかないえき。Wakkanai Station) です。
 
 
駅名
稚内駅 (W 80)
 
所在地
北海道稚内市
 
乗車可能路線
JR北海道:宗谷本線
 
隣の駅
旭川方……南稚内駅  
 
訪問・撮影時
2017年6月
 
 

稚内駅舎は稚内駅再開発ビル「キタカラ(KITAcolor)」内にあります。
以前は地方都市によくある鉄筋コンクリート製2階建ての駅舎でしたが、2011年に現駅ビルへと改築されました。
「キタカラ」は鉄道駅の他に「道の駅」の機能もあり、建物内には売店、飲食店、コンビニ(セイコーマート)をはじめ、映画館もあります。
 
 

駅前の様子です。西を望む。駅前広場にはバスターミナルがあり、周辺は市街地となっています。
写真奥の丘陵上は稚内市開基百年記念塔・北方記念館などがある稚内公園で、
かつては市街地と稚内公園を結ぶ稚内公園ロープウェイが営業していました(2006年廃止)。
 
また、駅の北側へは稚内桟橋方面への構内側線が延びていましたが、廃止されています(廃線跡記事はこちら)。
駅舎のすぐ北には「日本最北端の線路」のモニュメントがあります。
 
 

改札口の様子です。有人駅で『みどりの窓口』がありますが、早朝と夜間は無人となります。
また、改札は自動化されておらず、ICカードのエリア外です。他に自動券売機があります。
改札右側、ガラス張りの反対側には、線路の車止めがあります。
 
 

吊下式の駅名標です。JR北海道の新デザインですが、現在、このタイプは減少しつつあるようです。
駅ナンバリングが併記されています(W 80)。
 
 

稚内駅は単式(頭端式)ホーム1面1線の棒線駅で、北の終着駅としては寂しい印象です。
かつては左側に2番線があり、島式ホーム1面2線でしたが…。
また、駅の東側へは専用線が延びていましたが、廃止されて久しいです。
 
 

旭川方を望む。次の南稚内駅までは1閉塞で、1列車しか入線できません。
その南稚内駅までは市街地を走り、高架区間も存在します。
 
 

終端方を望む。
かつては前述の稚内桟橋方面への線路が延びており、当駅は頭端構造ではありませんでしたが(旧駅舎は西側にありました)、再開発により終端部に駅舎が移転して線路はここで途切れました。かつての終端部(稚内桟橋方面への線路が廃止後)は現駅舎の向こう側に終端部がありましたが、現在は元終端部の位置に「日本最北端の線路」のモニュメントがあります。
 
 
あとがき
私が稚内駅で下車したのは2003年、2004年、2005年、そして2017年の計4度です。駅のリニューアル後に訪問したのは2017年の1度きりです。2003年~2005年はいずれも稚内公園ロープウェイに乗車するために稚内を訪問し、最寄駅ゆえに必然的に下車しました。そして2017年宗谷本線の車窓風景撮影のため、終着駅ゆえに下車しました。以前は昭和の、国鉄の雰囲気が色濃く残っていた駅でしたが、リニューアルされて綺麗な駅へと変貌していた反面、ホーム1面1線へと規模が縮小されて寂しさも感じました。
 
東京からですと東北新幹線・北海道新幹線で終点の新函館北斗駅まで行き、函館本線特急『スーパー北斗』に乗り継いで札幌駅まで行きます。札幌駅から函館本線特急『カムイ』または『ライラック』に乗り旭川駅まで行き、さらに宗谷本線特急『サロベツ』に乗り換えて終点下車です(札幌で宿泊の場合は朝方に札幌を発車する特急『宗谷』稚内行きが使えます)。現状は鉄路のみでの日帰り訪問は不可能ですが、朝早い列車に乗ればその日のうちに稚内駅まで到達可能です。復路も早朝の『サロベツ2号』に乗ればその日のうちに東京まで戻れます。最低1泊2日、余裕があれば2泊以上をお勧めします。
 
一方、大阪からですと東海道新幹線で東京駅まで行き、以後は上記のルートで到達できますが、大阪からでも鉄路のみでの日帰り訪問はムリです。何とか1日で稚内へ到達できますが、稚内到着が23:47となります。復路も大阪着は最速で23時過ぎと、1泊2日では夏場しか明るい状態の稚内を味わえません。こちらも2泊3日以上をお勧めします。
(飛行機でのアクセスは考慮していません)
 
食料・飲料について、駅ビル内と駅近くにコンビニ(セイコーマート)があります。駅ビル内に飲食店がありますが、閉店が早いので注意が必要です。また、駅周辺に気軽に入れる飲食店はありません。まぁコンビニがあるので資金があれば事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度は高いですが、ぜひ日本最北端の駅である稚内駅へ行かれてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)