稲城駅【東京都】(京王相模原線。2017年訪問)

今回の【駅】コーナーは、
東京都の多摩地域南部に位置する稲城市の中央部に位置し、多摩丘陵に開発された比較的新しい住宅地の中にある京王相模原線の駅、
稲城駅(いなぎえき。Inagi Station)です。

駅名	所在地
稲城駅 (KO 38)	東京都稲城市

乗車可能路線

京王電鉄：相模原線

隣の駅

←橋本方	調布方→
若葉台駅 (神奈川県)	京王よみうりランド駅

訪問・撮影時

2017年11月

稲城駅の南口です。
稲城駅は調布方が掘割になっている駅で、線路・ホーム上に橋上駅舎を有していますが、地形の関係で南口側は橋上駅舎と同じレベルの高さに駅前広場が整備されています。
また、橋上駅舎への入口の奥に見える建物は、北口側にある商業施設の駅ビル・京王リトナード稲城です。

南口駅前の様子です。ロータリーやバスターミナルが整備されています。
南口側は比較的最近になって開発された区域で、中高層住宅が多く建ち並んでいます。

こちらは北口です。駅前広場はありません。
北口側の駅前はホームの掘割(切り通し)よりさらに低い位置にあり、かつては橋上駅舎と長い階段でしか結ばれていなかったそうですが、2006年にはこの斜面に京王リトナード稲城が完成し、建物内にエスカレーターやエレベーターが設置され、結果としてバリアフリー化が達成されました。

北口駅前の様子です。
こちらも比較的新しい住宅地で、中高層住宅が多く建ち並んでいますが、駅前に1日最大700円(2日目以降は45分毎に100円加算)のコインパーキングがある事から、地価はさほど高くないと思われます。

改札口の様子です。
ICカード『PASMO』対応の自動改札機が並んでいて、有人改札兼窓口もあります。右側には自動券売機があります。
改札左側には売店「A LoT」がありますが、少なくとも休日は休業するのでご注意下さい。

駅名標です。デザインは京王の標準タイプで、駅ナンバリングも併記されています (KO 38)。
下部には「駒沢女子大学　最寄駅」と書かれた看板が追加で設置されています。

稲城駅は相対式ホーム2面2線の一部掘割駅で、10両対応です。カーブしているのが特徴です。
ホーム上屋は調布方8両分のみ設置されています。中央部分の上空に橋上駅舎が設置されています。
左側が1番線(橋本方面)、右側が2番線(調布・新宿方面)です。
写真は橋本方を望む。

調布方を望む。
この先、右へカーブして多摩丘陵を東へ進み、京王よみうりランド駅へと至ります。
向かって左側車窓からはかなり遠方までの景色を望めます。天気が良ければ新宿の高層ビル群も見えます。

橋本方を望む。すぐ先で貨物線の武蔵野線(武蔵野南線)をアンダークロスします。
この先、昔ながらの農村風景や山間部の風景の中も走り、車両基地のある若葉台駅へと至ります。

あとがき

私が稲城駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。市名を名乗る駅で、駅前は商業施設もあり整備されているものの、人通りが少なく寂しい感じもしました。ちなみにJTB時刻表では稲城市の代表駅が南武線の稲城長沼駅となっていますが、乗降人員は稲城駅の方が多く、駅前はこちらの稲城駅の方が発展しています。また、稲城市役所への最寄駅も当駅です。
新宿からですと京王線または京王新線の区間急行、快速の橋本方面行きに乗車して当駅下車です。当駅を通過する特急、準特急にご乗車の際は京王稲田堤以東の駅で前述の区間急行または快速にお乗り換え下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川または東京で下車し、山手線外回り(品川乗換)または中央線快速(東京乗換)で新宿まで行き、京王に乗り換えて上記のルートで橋本入りできます。または新横浜駅下車で横浜線に乗り換えて橋本駅まで行き、京王相模原線の区間急行または快速に乗り換えれば到達できます。じゅうぶん日帰り訪問できます。

食料・飲料について、改札前に売店(営業日、営業時間は要確認)があり駅前にコンビニ、駅ビルにスーパー(京王ストア)もありますが、以外にも飲食店はありません。気軽に入れる最寄りの店舗でも北へ約400mの場所にあるガストになります。事前に用意しておきましょう。

大阪からの到達難易度もそう高くありません。京王相模原線を乗り鉄の際はぜひ稲城駅でも途中下車されてみて下さい！

(参考：Google地図、Wikipedia)