賢島駅【三重県】(近鉄志摩線。2010年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、志摩半島の奥まで延びる近鉄志摩線の終着駅である

賢島駅 (かしこじまえき。Kashikojima Station) です。

 

尚、賢島では2016年にG7の伊勢志摩サミットが開催されます。主に期間中には賢島駅が封鎖される方向だそうです。
近鉄にとっては乗客を最遠の駅まで運べずに複雑な気分かもしれませんが、グループとしてはビジネスチャンスですね。

 

また、観光特急『しまかぜ』の写真はありません。ご了承下さい。
⇒2016年2月に賢島駅から京都駅まで『しまかぜ』に乗車しました!
 
 

 

駅名

賢島駅 (M 93)   

 

所在地 

三重県志摩市 (旧:志摩郡阿児町)  

 

乗車可能路線

近畿日本鉄道:志摩線   

 

隣の駅

鳥羽方……志摩神明駅  

 

訪問・撮影時

2010年12月、2020年12月

 

 

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賢島駅は駅名の通り賢島という島にあります。陸と賢島の間は橋で結ばれています。
写真は北口側で、バスターミナルやタクシー乗り場があります。
また、ホームやコンコースと同一平面で、段差なしで北口側へは出られます。
 
 
北口駅前です。東を望む。
駅前には何もありませんが、近くに伊勢志摩サミットが開催された志摩観光ホテルがあります。
周辺は別荘地で、リゾート施設が多いです。
尚、水族館「志摩マリンランド」は2021年3月で閉館となりました。私は子供の頃に行ったことがあります。


 

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こちらは南口側です。地形の関係で高架駅のように見えます。
かつては普通列車が低い位置にあるホームから発着していたそうです。
写真左端には旧駅舎が少しだけ写っています。


 

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南口駅前の様子です。南を望む。
すぐ南側には賢島港があり、英虞湾(あごわん)巡りの観光船『賢島エスパーニャクルーズ』が出ています。
また、西側にはかつて、数百メートル先にあった真珠港駅まで貨物線が延びていましたが、廃止されました。
賢島~真珠港の廃線跡探訪の記事はこちら


 

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改札口です(改札内より撮影)。改札外にはコンビニがあります。
有人駅です。自動改札機は設置されておらず、代わりに『 PiTaPa 』の簡易改札機が設置されています。
 
 
 

現在は改札が自動化されていますが(ICカード併用)、不慣れな長距離客も多いため、改札ラッチが残されています。

2階には「伊勢志摩サミット記念館」があります。

 
 

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改札内へ入りました。
見づらいですが、駅名標です。近年数を減らしているタイプですが、今はどうなっているのでしょうか?
 
 
現在は近鉄の新タイプへと置き換えられています。
駅ナンバリングは「M 93」で、近鉄で一番大きな数字が付与されています。
これは一番遠い京都駅から数えて92駅目である事を意味しています。


 

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賢島駅は頭端式ホーム4面5線の構造です。
番線によっては両側にホームがあります。
普通列車より特急列車の方が多く発着します。


 

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鳥羽方を望む。木々に囲まれた中を進んでいきます。複線化されています。


 

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終端方を望む。車止めがあり、その先に改札口があります。

 

 
あとがき

私が賢島駅を訪れたのは、1999年、2006年、2010年の3度ですが、2006年は自動車で訪問しています。
リゾート地の玄関口といった雰囲気でしたが、乗降客が少なくて寂しい印象でした。
『しまかぜ』の運行開始をきっかけに、サミット開催効果で伊勢志摩の復権を期待したいですね。

 

東京からは遠いですが、大阪からは近鉄電車1本で行けます。東京からも新幹線を使えば何とか日帰りで訪問可能です。
東京からでも最短で乗換1回で行けますw 

 

食料・飲料について、駅舎内にコンビニはありますが、以前あったはすの飲食店はなくなっているようです。
食事はコンビニで買うか、事前に用意するか、近隣で食べるか、となります。
但し、近鉄特急で車内販売をしている列車は少ないのでお帰りの際は賢島駅で準備された方が良いでしょう。

 

伊勢志摩をご旅行の際はぜひ賢島まで足を延ばしてみて下さい!

 

(参考:Wikipedia)