会津鉄道会津線(福島県会津若松市~南会津町。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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会津田島駅にて。AT-650形気動車です。

  

今回は、福島県会津地方南部を南北に縦断し、野岩鉄道と東武鉄道を合わせて東京~会津の広域ルートを形成している転換第三セクター鉄道路線、
会津鉄道会津線を紹介します。

  

尚、会津若松~会津田島は後方展望の写真が中心になります。ご了承下さい。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
会津鉄道:会津線  西若松~会津高原尾瀬口  57.4km   全線単線。(※1)電化・非電化混在  
(※1)会津田島~会津高原尾瀬口(15.4km)は直流1,500V電化。   
(※)軌間1,067mm。   

  
  

踏破達成時   2003年8月  
撮影時   2009年8月  

  

  

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会津線の起点駅は西会津駅ですが、会津線の全列車が只見線に直通し、会津若松駅まで乗り入れています。
また、一部を除く土休日の『AIZUマウントエクスプレス号』は1往復のみ磐越西線の喜多方まで乗り入れています。

  

会津若松を発車すると只見線を走り、七日町(なぬかまち)を経て西若松に到着します。市街地を走行します。

   
   

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(後方展望)西若松駅は単式・島式ホーム各1面の計2面3線ですが、会津線は上下列車とも右側の3番線より発着します。

  

西若松を発車すると只見線が右へカーブして分かれ、会津線は住宅地や田園風景の中を南下して南若松に着きます。南若松を発車後は広大な田園風景を見ながら南へ一直線に走り、門田に着きます。南若松~門田には毎年8月23日と24日には、沿線で開催される一ノ堰盆踊りまつりへの観客輸送のために臨時駅の一ノ堰六地蔵尊駅が開設されていますが、2014年に開設されたかどうかは不明です。

  
  

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(後方展望)門田を発車後は左側から山並みが迫ってきますが、なおも田園地帯を走り続け、あまや駅に着きます。

  

あまや駅を発車後は右側からも阿賀川(新潟県では阿賀野川)越しに山地が迫ってきます。そして左手に住宅地が見えてくると芦ノ牧温泉に到着します。

  

芦ノ牧温泉を発車すると右側に阿賀川が接近し、国道118号をアンダーパスすると山間部へと入っていきます。短いトンネルを抜けて芦ノ牧温泉郷の東側を走ると舟子トンネルを潜り、舟子峠を越えます。トンネルを出ると山間部を南下し、大川ダム公園に着きます。大川ダム公園を発車後は向山トンネルを抜けて、大川ダムのダム湖である若郷湖の東側を走るようになると芦ノ牧温泉南に着きます。芦ノ牧温泉南を発車後はトンネルで若郷湖東側を南下し、福島県・会津若松市から下郷町へと変わります。

  
  

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トンネルを出ると阿賀川を渡って左岸側(西側)を走るようになると湯野上温泉駅に着きます。

  
  

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(後方展望)湯野上温泉駅にて。日本で唯一となる茅葺き屋根駅舎を有しています。温泉街は駅の南側に広がっています。

  

湯野上温泉駅を発車後は右手に湯野上温泉郷を見ながら南へ走り、阿賀川を渡ると林や山あいの農村風景の中を南下します。そしてもう一度阿賀川を渡ると森の中を走り、塔のへつり駅に着きます。
塔のへつり駅を発車後はカーブしながら山間部の裾野に広がる住宅地を進み、沿線に田畑が広がると弥五島に着きます。

  
  

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(後方展望)弥五島駅にて。長閑な農村風景の中に駅があります。

  

弥五島を発車後も農村部を走りますが、右へカーブして国道121号を渡ると山間部へと進み、阿賀川の渓谷に沿って走り、左へカーブするトンネルを潜ります。トンネルを出ると田園地帯を走り、やがて市街地へ入ると会津下郷に到着します。

  
  

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(後方展望)会津下郷を発車すると国道121号をオーバーパスしてから阿賀川を渡ります。

  

その後は広大な田園風景の中を走ると、ふるさと公園駅に着きます。駅の北西には大川ふるさと公園があります。ふるさと公園駅を発車後は田畑の中や丘陵地の掘割区間も走り、養鱒公園に着きます。養鱒公園を発車後は加藤谷川を渡り、南会津町へと変わります。その後は田畑の中を西南西へ進むと会津長野に着きます。会津長野を発車後は右手に住宅地を、左手に山並みを見ながら田畑の中を走り、田島高校前に着きます。田島高校前を発車後は水無川を渡り、畑や住宅地を見ながら走ります。そして国道121号と踏切で交差すると市街地へと入り、会津田島に到着します。

  
  

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会津田島駅にて。運転上の拠点駅で、駅構内には車庫が併設されています。
非電化区間と電化区間の境界駅で、会津高原尾瀬口方は直流電化区間となり、気動車のほかに6050系電車が走行します。
また、駅周辺は南会津町の中心地で、市街地になっています。

  

会津田島を発車すると引き続き左手に市街地を見ながら走り、左へカーブして国道289号を渡ると阿賀川と山並みに挟まれた狭い場所を南南西へ進みます。その後は田園風景の中を走り、中荒井に着きます。中荒井を発車後も主に田畑の中を南南西へ走り、住宅地へ入ると会津荒海に着きます。
会津荒海を発車後は穴沢川を渡り、国道121号をアンダーパスすると会津山村道場駅に着きます。

  
  

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会津荒海~会津山村道場にて。山あいの田園風景の中を走ります。

  

会津山村道場駅を発車後は左側から山並みが迫り、右側を流れる阿賀川(大川)に沿ってカーブしながら走り、やがて右側に広がる住宅地を見て南へ進むと七ヶ岳登山口に着きます。七ヶ岳は駅の西側にそびえる山です。七ヶ岳登山口を発車後は段々と阿賀川の谷が狭くなってきます。国道121号をオーバーパスすると山王川を渡り、今度は国道352号、そして荒海川と並走するようになります。やや谷が広くなり、やがて右側に住宅地が見えてくると終点の会津高原尾瀬口に到着します。

   
   

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会津高原尾瀬口駅は島式ホーム1面2線の構造で、駅舎と反対側には側線もあります。
ホームと駅舎の間は構内踏切で結ばれています。
気動車列車は鬼怒川温泉や東武日光へ直通する『AIZUマウントエクスプレス号』を除いて当駅止まりですが、電車列車は原則として野岩鉄道へ直通します。

  
  

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会津高原尾瀬口駅(旧・会津滝ノ原駅→会津高原駅)の駅舎には「会津高原駅プラザ憩の家」が併設されています。
また、駅名の通り尾瀬方面への玄関口で、尾瀬、たかつえ高原方面へ向かう路線バスが発着しています(時刻は要確認)。

  

  

乗り鉄の注意点   

会津線では特急や急行の運転はありませんが、快速『AIZUマウントエクスプレス号』(東武日光・鬼怒川温泉~会津若松・喜多方)が3往復運転されています。

  

普通列車は上り1本を除いて会津田島で系統分断されていて、会津若松~会津田島は1~3時間に1本、会津田島~会津高原尾瀬口は1~2時間に1本の運転です。
また、気動車列車は会津線全区間で運用されますが、電車列車は当然ながら電化区間の会津田島~会津高原尾瀬口のみの運用で、全列車が野岩鉄道・東武鬼怒川線方面へ直通します。

  

使用車両ですが、非電化区間は気動車各形式(『AIZUマウントエクスプレス号』はAT-700形・AT-750形)、電化区間は気動車の他に自社所有の6050系200番台および東武・野岩鉄道所有の6050系が乗り入れてきます。

  

会津若松からの普通列車での所要時間は、会津田島まで1時間10分前後、会津高原尾瀬口までは1時間半~2時間です。
会津田島での乗換時間の長短により、所要時間に差が出てきます。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
(会津若松駅)   JR東日本:磐越西線(郡山方面喜多方・新津・新潟方面)  
西若松駅   JR東日本:只見線  
会津高原尾瀬口駅   野岩鉄道:会津鬼怒川線 (東武鬼怒川線方面)  
  
(参考:Wikipedia)