会津高原尾瀬口駅にて。野岩鉄道でも東武鉄道の6050系が使用されています。
今回は、栃木県日光市の新藤原駅と福島県南会津町とを結ぶ国鉄系の第三セクター路線ですが、
東武鬼怒川線の延長路線といった感が強い
野岩鉄道会津鬼怒川線(愛称:『ほっとスパ・ライン』。コンビニのホットスパーではない)を紹介します。
尚、野岩鉄道の読みは「やがんてつどう」です。
また、会津鬼怒川線には「温泉」が付いた駅名が多いです。
東武鬼怒川線の延長路線といった感が強い
野岩鉄道会津鬼怒川線(愛称:『ほっとスパ・ライン』。コンビニのホットスパーではない)を紹介します。
尚、野岩鉄道の読みは「やがんてつどう」です。
また、会津鬼怒川線には「温泉」が付いた駅名が多いです。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
野岩鉄道:会津鬼怒川線 | 新藤原~会津高原尾瀬口 | 30.7km | 全線単線・直流1,500V電化 |
踏破達成時 | 2003年8月 |
撮影時 | 2009年8月 |
新藤原駅にて会津高原尾瀬口方を望む。
架線柱の影にはトンネルのポータルがあります。野岩鉄道はトンネル区間の割合が高いです。
新藤原駅は島式ホーム2面3線で、うち1線は東武線の折り返し用です。
架線柱の影にはトンネルのポータルがあります。野岩鉄道はトンネル区間の割合が高いです。
新藤原駅は島式ホーム2面3線で、うち1線は東武線の折り返し用です。
新藤原駅を発車するとすぐに短いトンネル、そして比較的長いトンネルに入ります。線路の西側には鬼怒川が流れています。そしてホームの半分がトンネルにかかっている龍王峡駅を過ぎると今度は全長2,668mの小網トンネルに入り、それを抜けると川治温泉駅に到着します。
川治温泉駅にて。島式ホーム1面2線の高架駅です。
列車の行き違いが行われています。
列車の行き違いが行われています。
川治温泉駅を発車後は鬼怒川を二度渡り、川治温泉街に近い川治湯元駅に到着します。
川治湯元駅を発車後は全長4,250mの葛老山トンネルをくぐり、出口の手前にはトンネル駅として有名な湯西川温泉駅があります。
湯西川温泉駅にて。トンネルの内部にホームがあります。
湯西川温泉駅を発車後はすぐにトンネルを出て、鬼怒川の支流・男鹿川のダム湖である五十里湖を渡ります。
その後は長短のトンネルが連続し、男鹿川を渡ってしばらくすると集落が現れ、中三依温泉駅に着きます。
湯西川温泉~中三依温泉にて。
この付近からは男鹿川に沿って谷間を走ります。
この付近からは男鹿川に沿って谷間を走ります。
中三依温泉駅にて。
行き違いしている車両は名鉄~会津鉄道で活躍したキハ8500系です(現在は廃車)。
行き違いしている車両は名鉄~会津鉄道で活躍したキハ8500系です(現在は廃車)。
中三依温泉駅を発車すると男鹿川や国道121号線と並行しながら谷間を北上し、上三依塩原温泉口駅を過ぎるとさらに山深くなります。この付近はトンネルが少なく、野岩鉄道らしからぬ(?)光景です。そして男鹿川と離れると男鹿高原駅に着きます。
男鹿高原駅を発車後は全長3,441mの山王トンネルに入り、トンネル内で栃木県日光市から福島県南会津町に変わります。トンネルを抜けると狭い谷間を走りますが、やがて谷が広くなるとほどなくして終点の会津高原尾瀬口駅に到着します。
男鹿高原駅を発車後は全長3,441mの山王トンネルに入り、トンネル内で栃木県日光市から福島県南会津町に変わります。トンネルを抜けると狭い谷間を走りますが、やがて谷が広くなるとほどなくして終点の会津高原尾瀬口駅に到着します。
会津高原尾瀬口駅にて。島式ホーム1面2線の構造で、会社境界駅ですが中間駅の様相です。
大半の列車が会津鉄道に直通します。但し、6050系電車は会津田島までしか行きません(会津田島以遠は非電化区間なので)。
大半の列車が会津鉄道に直通します。但し、6050系電車は会津田島までしか行きません(会津田島以遠は非電化区間なので)。
野岩鉄道ではほとんどが普通列車ですが、男鹿高原駅のみを通過する快速『AIZUマウントエクスプレス』が2往復、快速『AIZU尾瀬エクスプレス』が1往復運転されています(ともに鬼怒川温泉~会津若松の運転。『AIZUマウント…』のみ喜多方へ延長運転の場合あり)。
普通列車も野岩鉄道線内で完結する列車は1本もなく、必ず東武鉄道(下今市、新栃木、浅草まで)または会津鉄道(会津田島まで)と直通運転します。
普通列車も野岩鉄道線内で完結する列車は1本もなく、必ず東武鉄道(下今市、新栃木、浅草まで)または会津鉄道(会津田島まで)と直通運転します。
運転本数は概ね1時間に1~2本で、ローカル線としては本数が多い方です。
車両は2扉ボックスシートを備える東武鉄道の6050系電車が主体です。野岩鉄道も3編成保有しています。
また、快速列車は会津鉄道の気動車が使用されています。
また、快速列車は会津鉄道の気動車が使用されています。
新藤原~会津高原尾瀬口の普通列車での所要時間は40分前後で、線形が良いため表定速度は高いです。
参考までに、浅草から快速系統利用で新藤原まで2時間半~3時間程度かかります。
参考までに、浅草から快速系統利用で新藤原まで2時間半~3時間程度かかります。
野岩鉄道線ではPASMOのエリア外です。PASMOを使用して東武鉄道からまたがっての利用はできませんので、あらかじめ乗車券を購入する必要があります。
(参考:Wikipedia)