平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線【北九州銀行レトロライン】(福岡県北九州市門司区。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、九州は福岡県北九州市門司区の門司港レトロ地区に存在していた廃止貨物線を利用して、トロッコ列車が走る旅客線として『復活』した観光路線、
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線【愛称:北九州銀行レトロライン】を紹介します。


 

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
平成筑豊鉄道:(※1)門司港レトロ観光線  九州鉄道記念館~関門海峡めかり  2.1km   (※2)  
(※1)路線愛称は『北九州銀行レトロライン』。開業当初は『やまぎんレトロライン』でした。    
(※2)全線単線・非電化。軌間1,067mm。尚、第三種鉄道事業者である北九州市が施設を所有しています。   

  
  

踏破達成時・撮影時   2009年10月  

  

  

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起点の九州鉄道記念館駅は、駅名の通り九州鉄道記念館の手前にあります。
また、鹿児島本線の起点駅である門司港駅も至近距離にあります。
写真の駅舎(?)でチケットを購入してからホームへ向かいますが、列車別改札なのでいつでもホームへ入れるわけではありません。
また、繁忙期は乗車待ちの列が発生します。


 

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九州鉄道記念館駅は単式ホーム1面1線の簡素な構造です。
客車列車での運転ですが、両端に機関車が連結されているため、機回し線は存在しません。

 

九州鉄道記念館駅を発車すると国道198号と交差し、門司港レトロ地区の市街地を北東へ走ります。


 

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門司港レトロ海峡プラザの東側を走り、左前方に高層ビルの門司港レトロハイマートが見えてくると出光美術館駅に着きます。


 

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(後方展望)出光美術館駅を発車後は出光美術館の東側を通り、


 

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(後方展望)かつての貨物駅だった外浜駅跡を通過します。


 

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こちらは東側の車窓風景です。住宅街に山並みが迫っています。


 

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その後は左側に関門海峡が現れ、海沿いを走るとノーフォーク広場駅に着きます。この付近では関門海峡の対岸に下関市街を望めます。また、左前方には関門橋を見ることもできます。


 

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(後方展望)ノーフォーク広場駅にて。

 

ノーフォーク広場駅を発車後は前方に山並みが迫り、トンネルに入ります。


 

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(後方展望)そしてトンネルを出ると右へカーブして、


 

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左手に静態保存されているEF30形電気機関車とオハフ33形客車が見えてくると終点の関門海峡めかり駅に到着します。


 

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関門海峡めかり駅にて。門司港レトロ観光線では全ての駅が単式ホーム1面1線です。
また、終端方にも線路が延びていて、瀬戸町車庫が800m先にあります。


 

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関門海峡めかり駅にて。九州最北端の駅です。駅前に保存されているオハフ33形では、海峡カフェ「かんもん号」が営業しています(営業時間は要確認)。


 

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駅前からは関門海峡を見ることができ、関門橋も望めます。
対岸の下関市側には、ロープウェイで山頂まで登れる火の山がそびえています。
また、関門人道トンネルの入口も近くにあり、徒歩でも本州側へ渡ることが可能です。

  

  
乗り鉄の注意点  

門司港レトロ観光線は通年運行ではなく、例年3月下旬~11月の土休日・春休み期間の平日・GW・夏休み期間の平日のみの運行です。冬場は運休しているので要注意です。
尚、運行日以外で列車が走っている場合は団体貸切列車の可能性があります。一般客は乗車できません。

 

観光路線なので、運行時刻は九州鉄道記念館駅ベースですと、発車時刻は10時~16時40分の間で40分間隔です(関門海峡めかりの発車時刻は10:20~17:00)。全列車とも各駅に停車し、全線の所要時間は10分です。尚、8月の土曜日は九州鉄道記念館17:20発、18:00発も設定されます。

 

門司港レトロ観光線は予約しなくても乗車可能です。但し、1列車の定員が少ないため、待たなければならない場合があります。また、繁忙期には指定席も設定されます。
運賃は均一制で、片道で大人300円、小人150円です。繁忙期に指定席が設定された場合、指定席料金は100円で、ローソンで購入できます。空席があれば当日に窓口でも買えます。

 

『潮風号』は、トロッコ客車2両(トラ701、トラ702)の両端にディーゼル機関車(DB101、DB102)が連結され、プッシュプル運転の形態となります。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
九州鉄道記念館駅   JR九州:鹿児島本線 (門司港駅まで徒歩2分)  
  
(参考:Wikipedia)