山陽本線(その8・下関~門司) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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下関駅にて。415系電車(ステンレス車)です。

 

足掛け5年にわたり山陽本線編をダラダラと続けてきましたが、ようやく今回で最終回! 
本州から関門トンネルをくぐって関門海峡を渡り、そして九州へ上陸するJR九州の管轄区間、
下関~門司を紹介します。


 

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・営業キロ   備考  
山陽本線  神戸~門司(534.4km)  支線は含めず  
  
  
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
JR九州:山陽本線  下関~門司  68.9km   全区間複線(単線並列)、(※1)直流1,500V電化。  
(※1)門司駅構内のみ交流20,000V(60Hz)電化。ゆえに電車・電気機関車は交直流車両のみ自走可能。     

  

  

踏破達成時   1999年8月  
撮影時   2011年12月ほか  

  

  

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下関駅は島式ホーム3面6線の高架駅で、かつては寝台列車などの長距離列車が多数発着していたためホームが長いです。
この先、本州の新山口方面へはJR西日本の電車へ、長門市方面へは山陰本線の気動車に乗換となります。
下関を跨ぐ直通列車が廃止された現在、写真のように同一ホームで山陽本線本州内電車と九州直通電車を乗り継げるように極力配慮されています。

 

ちなみに山陽本線の終点は下関ではなく九州の門司ですが、戦時中に関門トンネル区間が開業するまでは下関が終着駅でした。


 

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下関を発車すると、右手にJR西日本の下関総合車両所運用検修センターを、


 

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そして左手にJR貨物の貨物駅を見ながら高架線を走ります。


 

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貨物駅から下関漁港へ通じる貨物線(休止中?)をオーバーパスすると小門海峡を渡り、南風泊市場(はえどまり市場)で有名な彦島へと入ります。


 

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そして海沿いから山の斜面まで続く住宅地を見ながら左カーブで進むと、関門トンネル(関門鉄道トンネル)へと入ります。
ちなみに並走する山陽新幹線は、山陽本線より東側の海域を新関門トンネルで潜っています。

 

トンネル内は連続下り勾配で進み、途中から関門海峡の海底を進みます。海底で山口県下関市から福岡県北九州市門司区へと変わり、今度は右へカーブしながら連続上り勾配で進みます。


 

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やがてトンネルを出るとさらに上り勾配で進み、


 

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そして鹿児島本線の上下線の間へと出て広い構内を見ながら市街地を走り、デッドセクションを通過すると終点の門司に到着します。


 

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門司駅は島式ホーム3面6線で、かろうじて九州の玄関としての規模を維持しています。かつては4面8線だったそうですが…。
山陽本線はここで終わりですが、ほとんどの列車は北九州市の中心駅である次駅の小倉駅までの運転となります(一部は鹿児島本線博多方面、日豊本線へ直通します)

  

  
乗り鉄の注意点   

今回の区間はかつて特急や急行が頻繁に走っていましたが、今では普通列車のみの運転です。

 

運転区間は、下関~小倉の系統を中心に、下関~門司の線内列車、また朝と夕方以降を中心に小倉以遠の鹿児島本線や日豊本線へ直通する列車が一部あります。
尚、かつては一部の列車が本州側の山陽本線新山口方面や山陰本線へ直通していましたが、2005年に普通列車の直通列車が全廃されました。現在は下関駅にて原則として同一ホームでの対面乗り継ぎを実施することにより利便性の低下を防いでいます。

 

今回の区間ですが、朝夕は毎時4本の運転で、その他の時間帯は概ね毎時3本の運転で、深夜は減便されます。

 

使用車両は415系(鋼製車とステンレス車の両方)です。かつてはJR西日本の気動車も乗り入れていましたが、下関駅での系統分断によって姿を消しました。

 

下関~門司の所要時間は、概ね7分(最速6分台)です。

  

  
のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
下関駅   JR西日本:山陽本線(新山口方面)、(山陰本線列車)  
下関駅   火の山ロープウェイ (壇の浦駅までサンデン交通バスで約15分)  
門司駅   JR九州:鹿児島本線(門司港方面、小倉・博多方面)  
  
(参考:Wikipedia)