![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ae/df/j/o0550041214425226069.jpg?caw=800)
今回は、有明海や雲仙岳を見ながら長崎県の島原半島北部~東部を走る島原鉄道の非電化私鉄路線、
島原鉄道線を紹介します。
島原鉄道線を紹介します。
尚、2008年には末端部の島原外港~加津佐が廃止となり、現在営業しているのは『北目線』と呼ばれていた諫早~南島原と、『南目線』と呼ばれていた南島原~加津佐のうち、南島原~島原外港の区間です。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/4f/24/p/o0640048014425226083.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
島原鉄道:島原鉄道線 | 諫早~島原外港 | 43.2km | 全線単線・非電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2007年4月 |
撮影時 | 2012年12月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/98/b0/j/o0550041214425226103.jpg?caw=800)
尚、諫早駅は2022年秋頃に西九州新幹線との接続駅になる予定です。
諫早を発車すると左へカーブして長崎本線と分かれ、左側に広がる市街地をかすめながら丘陵地帯を走ります。トンネルもあります。丘陵を抜けて市街地を走ると本諫早に到着します。
本諫早を発車してしばらくすると市街地から郊外へと変わり、右手に山並みを見ながら幸(さいわい)、小野本町、干拓の里と東へ進むごとに田園の割合が増えてきます。干拓の里を発車後は左側一面が諫早湾を干拓した田園風景となり、国道57号線と並走しながら森山、釜ノ鼻と進みます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ec/3f/j/o0550041214425226120.jpg?caw=800)
周囲一帯は干拓地の田園風景が広がっていて、北側車窓には多良岳を望めます。
その後は内陸へ迂回するように進路を変えて、諫早東高校前を過ぎると有明川を渡って長崎県・諫早市から雲仙市へと変わると右側に住宅地が見えてきて、戦前は島原半島西岸・小浜温泉へ向けて雲仙鉄道が分岐していた愛野に到着します。
愛野を発車すると左側は干拓地の田園地帯、右側は丘陵や住宅地を見つつ、国道251号線と並走しながら阿母崎、吾妻と進みます。途中、左側には諫早湾干拓堤防道路(潮受堤防)が見えます。
吾妻を発車後は潮受堤防の外側へ出て、車窓左側には諫早湾(有明海)が見えてきます。また、車窓右側のなだらかな丘陵は雲仙岳の山麓部分に相当します。そして海岸沿いへ出ると古部に着きます。
吾妻を発車後は潮受堤防の外側へ出て、車窓左側には諫早湾(有明海)が見えてきます。また、車窓右側のなだらかな丘陵は雲仙岳の山麓部分に相当します。そして海岸沿いへ出ると古部に着きます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/72/58/j/o0550041214425226140.jpg?caw=800)
古部を発車後も時には海岸を走りながら、大正、西郷と東へ進み、右手に鶴亀城跡、左手に漁村が見えてくると神代町に着きます。その後は田畑の中をしばらく走り、再び住宅地へと入ると多比良町に到着します。当駅の南方にはサッカーの強豪校として有名な長崎県立国見高校があります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/8b/59/j/o0550041214425226171.jpg?caw=800)
多比良町を発車すると島原市へと変わり、有明海にほど近い田園や住宅地の中を南東へ進み、島鉄湯江を過ぎてしばらく走ると再び車窓左手に島原湾が見えてきて、右へカーブして針路を南南東へ変えると大三東(おおみさき)に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/21/bc/j/o0550041214425226187.jpg?caw=800)
大三東を発車後は島原湾沿いに続く住宅地に沿って松尾町、三会(みえ)と進み、右手に雲仙岳を見ながら市街地へと入ると、島原鉄道線内で最大の利用者数を誇る島原に到着します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0a/2b/j/o0550041214425226198.jpg?caw=800)
駅舎は駅の西側にある島原城の大手門をモチーフにした駅舎です。
島原を発車すると市街地を南下し、駅名の通り島原鉄道の本社が駅前にある島鉄本社前を過ぎると左手に小さな山を見た後に右手に港を見て水路を渡り、車両基地が併設されている南島原に着きます(長崎県最東端の駅)。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/12/81/j/o0550041214425226204.jpg?caw=800)
南島原を発車後は別の水路を渡り、国道251号線をアンダーパスして起伏に富んだ住宅地を走ると終点の島原外港に到着します。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/08/19/j/o0550041214425226228.jpg?caw=800)
かつてはさらに先、加津佐駅までレールが延びていましたが、2008年に惜しくも廃止となりました。現在も終端部にはレールがありますが、少し進んだところに車止めがあります。
以前は古風な駅舎がありましたが、2010年に運転士の煙草の不始末により駅舎が全焼してしまい、その後は駅舎を再建せずに新しい待合室が造られました。
また、船舶へ乗り継がれる場合、島原港まで徒歩約5分です。島原港からは熊本へ向かうフェリーと、大牟田(三池港)へ向かう島鉄高速船が出ています。
島鉄高速船と三池港~大牟田駅の路線バス、そして西鉄天神大牟田線の特急を利用すると約2時間20分で島原と福岡を移動でき、福岡と島原半島を結ぶ最速交通手段となっています。この3者の乗車券が1枚となった連絡乗車券が島原側と福岡側(西鉄主要駅)にて発売されています。
島鉄高速船と三池港~大牟田駅の路線バス、そして西鉄天神大牟田線の特急を利用すると約2時間20分で島原と福岡を移動でき、福岡と島原半島を結ぶ最速交通手段となっています。この3者の乗車券が1枚となった連絡乗車券が島原側と福岡側(西鉄主要駅)にて発売されています。
島原鉄道線では普通列車をはじめ、急行列車も運転されています。急行は主にデータイムに運転されていますが、本数自体は少なく、普通列車との緩急接続はありません。
運転区間は、急行は諫早~島原外港の全線通し、普通も全線通しがメインですが、早朝と夜間は諫早~南島原の、また終日にわたり諫早~本諫早の、それぞれ区間列車が運転されています。
運転間隔は、諫早~本諫早で概ね毎時2本、本諫早~島原外港では概ね毎時1本です。
運転区間は、急行は諫早~島原外港の全線通し、普通も全線通しがメインですが、早朝と夜間は諫早~南島原の、また終日にわたり諫早~本諫早の、それぞれ区間列車が運転されています。
運転間隔は、諫早~本諫早で概ね毎時2本、本諫早~島原外港では概ね毎時1本です。
使用車両は気動車のみで、JR九州キハ125形と似たキハ2500形、およびキハ2550形です。かつては旧国鉄のキハ20形などが活躍していました。
諫早~島原外港の所要時間は、急行で約1時間、普通列車ですと1時間15分前後です。
乗換駅 | 乗換路線 |
諫早駅 | JR九州:長崎本線(市布経由の新線、長与経由の旧線【長与線】)、大村線 |
諫早駅 | 雲仙ロープウェイ (仁田峠駅までバス100分とタクシー20分) |
島原駅 | 雲仙ロープウェイ (仁田峠駅までバス45分とタクシー20分) |
島原外港駅 | 島原鉄道:島原鉄道線【南目線】(加津佐方面。2008年廃止) |
(参考:Wikipedia)