西武秩父駅と秩父鉄道秩父本線(三峰口方面)を結ぶ連絡線

西武秩父駅にて。
中央の白い電車は、飯能方面から西武秩父駅に到着し、スイッチバックして秩父鉄道の三峰口へ向かう4000系電車です。
右側は今回の記事とは関係ない、特急『ちちぶ』に使用される『ニューレッドアロー』10000系電車です。

西武鉄道の西武秩父線：西武秩父駅と秩父鉄道の秩父本線：御花畑～影森間には、
両路線を結ぶ連絡線が２本存在しています。

今回は、西武秩父駅と秩父鉄道線の三峰口方面を結ぶ連絡線を簡単に紹介します。
尚、西武鉄道・横瀬駅と秩父鉄道・御花畑駅を結ぶ連絡線の記事はこちら。

踏破達成時	2005年12月
撮影時	2005年12月、2010年3月

西武秩父駅ホームの吾野方にて連絡線方を望む。
中央から左側が西武秩父線の線路で、一番右側が秩父鉄道秩父本線の線路(奥が三峰口方)です。
また、右側から中央に合流する線路が御花畑駅と横瀬駅を結ぶ連絡線です。
その合流地点のポイントはダブルスリップになっていて、合流と同時に右奥(秩父鉄道の三峰口方)へ分岐する線路が今回紹介する影森・三峰口方面への連絡線です。

ポイント部分の拡大写真です。ポイントの様子が分かるかと思います。

西武秩父駅から影森駅まで、連絡線を走る直通列車に乗って前面展望をしてみました。
本線と２つの連絡線が合流・分岐するポイントに差し掛かります。

ポイントを通過して右側の線路を走り、さらに右側を走る秩父鉄道秩父線の線路と合流します。
左側の築堤を上がる線路は西武秩父線です。

秩父線と合流し、その後は秩父本線上を２kmほど走り、影森駅に停車します。

尚、西武秩父駅は御花畑駅と同一駅扱いで、今回の連絡線は秩父鉄道の御花畑～影森で有効な乗車券でのみ乗車可能です。
(西武秩父駅で秩父鉄道の乗車券を発売しているかどうかは忘れてしまいました…)

西武鉄道の乗車券で乗車した場合は車内や下車駅で精算する必要があり、
また秩父鉄道は『Ｓｕｉｃａ』『ＰＡＳＭＯ』に非対応なので、特に西武線から影森以遠へ乗り越した場合は発駅から着駅までの現金精算となってしまうので要注意です！

  
乗り鉄の注意点  

今回の連絡線は西武(平日：飯能、土休日：池袋)～秩父鉄道(三峰口)を結ぶ直通列車・計2往復のみが通過します。
平日は午前の飯能行きと午後の三峰口行き、土休日は午前の三峰口行きと午後の池袋行きと運転体系が全然違うので注意が必要です。
また、西武線の横瀬以東は長瀞直通の編成と三峰口直通の編成を併結して4000系４連×２の８連で運転されています。
特に下り列車では長瀞行き(後ろ４両)との乗り間違いや、乗車券にＩＣカードを使っていないか注意が必要です。

のりかえ  

乗換駅	乗換路線
西武秩父駅	西武鉄道：西武秩父線。秩父鉄道：秩父本線 (御花畑駅まで徒歩5分)
影森駅	秩父鉄道：秩父本線

  

(参考：交通新聞社『ＪＲ時刻表』、交友社『鉄道ファン』(2012年12月号)、Wikipedia)