第293回 『ソニック』で別府へ。ロープウェイとケーブルカーに乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回のつづき…

2004年9月23日~27日の間、『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用して、
4泊5日の行程で九州へ乗り鉄旅行に出かけました。

最終5日目は博多から日豊本線回りの特急『ソニック』に乗って大分県別府市へ。
ロープウェイやケーブルカーを乗りに行きました。
今回の日程 2004年9月27日(月) 【前半】

博多627(鹿児島→日豊本線・3001M L特急『ソニック1号』)831別府(徒歩)別府駅西口850(亀の井バス)910別府ロープウェイ(徒歩)高原920(別府ロープウェイ)930鶴見山頂940(ロープウェイ)950高原(徒歩)別府ロープウェイ1005(亀の井バス)1019明豊キャンパス前(徒歩)ラクテンチ下1040(別府ラクテンチケーブル線)1043ラクテンチ上1108(ケーブルカー)1111ラクテン下1118(タクシー)1124別府駅西口(徒歩)別府

【後半へ続く】
この日は朝5時頃に起床し、朝食後にホテルをチェックアウト。そして博多駅へと向かい、『周遊きっぷ』を自動改札機に投入して入場しました。そして日豊本線経由の大分行き『ソニック1号』に乗車しました。車両は883系ではなく885系の6連でしたが、『白いソニック』仕様ではなく長崎方面の『かもめ』仕様で、少しがっかりしました…。私は何とか窓側席に座れましたが、自由席車はビジネス客が多く、発車までに大半の座席が埋まりました。

列車は定刻に博多を発車し、小倉までは鹿児島本線を走行します。博多~小倉はJR西日本の山陽新幹線とライバル関係にありますが、所要時間では新幹線に軍配が上がってしまいます。JR九州としては都市間輸送の需要が高い博多~小倉が競争に晒されているのは辛いところでしょうが…。逆に競争のおかげで割安なきっぷが誕生し、客(特に地元客)の立場としては安く移動できるのはありがたいですが…。
列車は小倉でスイッチバックをして日豊本線へと入ります。皆が慣れた感じで座席を回転させていましたが、他の地域ではそうスムーズにはいきません(例・『スーパーいなば』の上郡駅)。座席を回転し終わって少しすると列車は発車し、日豊本線を快走しました。福岡県から大分県へと入り、宇佐からは山岳区間となり国東半島の付け根を横断しました。そして日出辺りから別府湾を見ながら走りましたが、天気が曇りなのは残念でした。そして列車は別府に到着。私は下車しましたが、平日の午前中とあってか下車客はさほど多くありませんでした。



イメージ 1

別府駅にて。885系の特急『ソニック』は青色の編成ではなく『かもめ』用の黄色の編成です。
イメージ 2

別府駅にて。温泉街らしく、後ろには旅館などが見えます。

別府駅下車後は西口へ。亀の井バスに乗って別府ロープウェイの高原駅を目指しました。乗客は少なかったです。バスは温泉街を登って行き、後半は山道になりました。晴れていれば温泉街の景色が美しかったのでしょうが、あいにくこの日は曇りで、眺望はイマイチでした…。そして別府駅から20分で高原駅前の別府ロープウェイ停留所に到着し、私は降車しました。そしてすぐに高原駅へと向かいましたが、駅舎の壁面には近鉄の路線図が掲示されていました。別府ロープウェイが近鉄系列であることをこの時初めて知りました。

駅舎へ入ると、土産物売場が目立ちました。観光用のロープウェイ駅ではよくある光景です。窓口でチケットを購入して改札口へ。早速ロープウェイに乗りましたが、山頂方を見るとガスがかかっていました…。客は私1名だけで、発車間際に乗務員(女性)が乗車し、2人きりで(別に深い意味はありませんがw)高原駅を発車しました。案の定、発車直後に雲の中へと入ってしまい、全く眺望がきかなくなってしまいました。中間地点では辛うじて対向のロープウェイ搬器が見えましたが、終始何も見えない状況に私も半ば諦めてしまいました…。そして高原駅から10分の乗車で鶴見山頂駅に到着しました。
山頂駅では外に出て少し散策しましたが、結局遠くは見えずじまいで、駅でも案内されていた「霧氷」が見られる冬にリベンジするぞと誓いましたが、いまだに実現できていません…。



イメージ 3

高原駅にて。残念ながら天気は悪かったです…。

外へ出ても面白くなかったのですぐに駅へと戻り、上りの折り返し便で下りました。帰りも客は私だけでした。道中、私は乗務員(女性)に「晴れていたら別府の町が綺麗に見えるのですか?」と話しかけましたが、乗務員は例のエリカ様的な態度で一言、「はい…。」と。さらに私が「せっかく来たのに天気が悪くて残念でした…。また来ようと思います。」と話すと、乗務員(女性)は機嫌が悪かったのか何も反応せず…。人間ですから機嫌の良し悪しはあるでしょうが、この乗務員(女性)のあまりの態度の悪さに失望してしまいました。もちろん、他の乗務員はいい人ばかりだと思いますが…。

景色は見れないし、乗務員の態度は悪いし…と、全く面白くない状態で高原駅へ下山し、窓口で苦情を言おうと思いましたが、もしかしたら乗務員(女性)は体調が悪かった可能性もわずかながらあり、別に暴言を吐いたわけではなかったので、ここは少し冷静になって見送りました。
その後は亀の井バスに乗って別府市街へ戻りましたが、車両と運転士が行きの時と同じ人でした。私は次にラクテンチケーブルカーに乗りたくて停車中、運転士に「どこで降車したらよいでしょうか」と聞くと、運転士は「明豊キャンパス前で降りて南へ歩けばいい」と快く答えてくれました。先程は冷たくあしらわれたので、運転士さんが神様のように見えました(少し言いすぎですが…)。そして明豊キャンパス前停留所にて降車し、言われた通りに一直線に延びるアップダウンもある道路をひたすら徒歩で南下しました。そして歩くこと約15分、汗だくになって遊園地の別府ワンダーラクテンチ(現・ラクテンチ。旧・ケーブルラクテンチ)のメインゲートに到着し、裏山にはケーブルカーの路線が見えました。
ちなみに、このメインゲートがラクテンチ下駅(正式名称は雲泉寺駅)です。



イメージ 4

ラクテンチ下駅にて。いかにも遊園地といった雰囲気です。

私は窓口で入場とケーブル往復乗車のみが可能な(入場+のりもの2回券)1,000円券を買いましたが、朝に別府駅で割引券をもらったので900円になりました。そしてすぐに入場し、ケーブルカーに乗りました。車両は赤色でしたが、今は近鉄の生駒ケーブルみたいにキャラクター風のデザインに変わっています。乗客は4~5人で、平日なので少ないのは仕方ありませんね…。ケーブルはすぐに発車し、急勾配を上りました。途中で対向車両と行き違い、わずか3分でラクテンチ上駅(正式名称は乙原駅)に着きました。たった253m(営業キロは0.3km)の路線なので、お互いの駅がはっきりと見えていました。



イメージ 5

ケーブルカーの道中です。傾斜、勾配が凄いです。

ラクテンチ上駅に到着後は、ワンダーラクテンチの園内を回りました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
別府ロープウェイ 高原~鶴見山頂 1,816m
岡本製作所:別府ラクテンチケーブル線ラクテンチ下~ラクテンチ上253.5m踏破達成!
(参考:Wikipedia)