和白駅にて。キハ47形(九州色)です。
現在は蓄電池電車のBEC819系「DENCHA」が使用されています。
今回は、福岡県福岡市の西戸崎駅から香椎駅を経由して宇美町の宇美駅へと至る路線、
香椎線(かしいせん)を簡単に紹介します。
「海の中道」を走る区間が含まれる西戸崎~香椎は、海の中道線という愛称が付けられています。
香椎線(かしいせん)を簡単に紹介します。
「海の中道」を走る区間が含まれる西戸崎~香椎は、海の中道線という愛称が付けられています。
尚、写真が古くて少ないですが、ご了承下さい。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR九州:香椎線 | 西戸崎~宇美 | 25.4km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2007年5月 |
撮影時 | 2006年、2007年 |
起点の西戸崎駅は、九州本土と金印が発見された志賀島とを繋ぐ陸繋砂州(りくけいさす)である海の中道にあります。
水戸岡鋭治氏がデザインしたガラス張りの駅舎が印象的です。
水戸岡鋭治氏がデザインしたガラス張りの駅舎が印象的です。
西戸崎駅は単式ホーム2面2線の構造です。0kmポストも見られます。
西戸崎(さいとざき)を発車すると、右側の博多湾と左側にある海の中道海浜公園との間を走ります。そしてマリンワールド海の中道を見ながら内陸へ入ると海ノ中道駅に着きます。
西戸崎~海ノ中道にて。博多湾を望みながら走ります。
海ノ中道駅を発車後は移転前の旧・海ノ中道駅を利用した中道信号場を通過し、陸繋砂州(りくけいさす)である海の中道らしい光景を見ながら走ります。その後は車窓右手に福岡ソフトバンクホークスの二軍本拠地である・雁の巣球場などが立地する福岡市雁の巣レクリエーションセンターを見ながら住宅地へ入ると雁ノ巣(がんのす)に到着します。
雁ノ巣を発車後も住宅地を走り、車窓右手に団地のある奈多を過ぎると景色は一変、今度は車窓右手に広がる広大な畑を見ながら走ります。そして左側から接近する西鉄貝塚線をアンダーパスして住宅地にある和白に着きます。
和白を発車してしばらくすると西鉄線が右へと離れ、こちらは築堤を上がり国道495号線と鹿児島本線をオーバーパスします。その後も住宅地を走り、鹿児島本線の九産大前駅(香椎線には駅がありません)を過ぎた辺りで鹿児島本線に寄り添い、三線区間の形でしばらく並走すると香椎に到着します。
和白を発車してしばらくすると西鉄線が右へと離れ、こちらは築堤を上がり国道495号線と鹿児島本線をオーバーパスします。その後も住宅地を走り、鹿児島本線の九産大前駅(香椎線には駅がありません)を過ぎた辺りで鹿児島本線に寄り添い、三線区間の形でしばらく並走すると香椎に到着します。
香椎駅にて。鹿児島本線との乗換駅です。香椎線の列車は3番、4番、5番のりばを使用します。
また、当駅止まりの列車も朝晩を中心に設定されています。
また、当駅止まりの列車も朝晩を中心に設定されています。
香椎を発車するとすぐに左へカーブして鹿児島本線と分かれます。丘陵地にある住宅街を走り、香椎宮の最寄り駅である香椎神宮駅を過ぎると掘割区間になり、舞松原に着きます。この付近一帯は新興住宅地になっています。
舞松原を発車すると住宅地の間に田園が見られるようになり、山陽新幹線の真下にある土井を過ぎると福岡市東区から粕屋町(かすやまち)へと入り、田園風景へと変わって多々良川を渡ります。その後は福岡都市高速4号粕屋線をアンダーパスし、風景が住宅地へ変わると伊賀に着きます。伊賀を発車後は築堤を上がり、篠栗線をオーバーパスする箇所に位置する長者原(ちょうじゃばる)に到着します。当駅は香椎線と篠栗線との乗換駅で、この駅のおかげで香椎線の長者原以南の利便性が向上しました。
舞松原を発車すると住宅地の間に田園が見られるようになり、山陽新幹線の真下にある土井を過ぎると福岡市東区から粕屋町(かすやまち)へと入り、田園風景へと変わって多々良川を渡ります。その後は福岡都市高速4号粕屋線をアンダーパスし、風景が住宅地へ変わると伊賀に着きます。伊賀を発車後は築堤を上がり、篠栗線をオーバーパスする箇所に位置する長者原(ちょうじゃばる)に到着します。当駅は香椎線と篠栗線との乗換駅で、この駅のおかげで香椎線の長者原以南の利便性が向上しました。
長者原を発車すると工場に挟まれた区間や駕与丁池のほとりを走り、酒殿(さかど)駅に着きます。駅周辺は田畑が広がっていますが、近年は駅の南西にあるイオンモール福岡をはじめ、戸建住宅などの建設も進んでいます。
酒殿を発車するとすぐに古代の陶質土器である須恵器で有名な須恵町へと入り、住宅と農地の混在した風景の中を走ります。九州自動車道をアンダーパスすると須恵駅、そして須恵川を渡り田園地帯を走ると須恵町役場に近い須恵中央に着きます。
須恵中央を発車後は住宅地を南下し、大福池が西側にある新原(しんばる)を過ぎると宇美町へと入り、掘割区間を通って宇美川を渡るとほどなくして宇美に到着します。
須恵中央を発車後は住宅地を南下し、大福池が西側にある新原(しんばる)を過ぎると宇美町へと入り、掘割区間を通って宇美川を渡るとほどなくして宇美に到着します。
宇美駅にて。単式ホーム1面1線で、側線が1線あります。
また、のりばと反対側にはホーム跡のようなものが残っていました(2007年現在)。
また、のりばと反対側にはホーム跡のようなものが残っていました(2007年現在)。
宇美駅より終端方を望む。かつては勝田線がこれより先、筑前勝田駅まで延びていました。
宇美駅にて。駅舎は神社風の造りです。
かつては駅前を勝田線の線路が横切っていました。
かつては駅前を勝田線の線路が横切っていました。
香椎線では優等列車の運転はなく、すべて各駅に停車する普通列車です。
大半の列車が全線を通し運転しますが、データイムのは一部列車と宇美発の上り最終列車が雁ノ巣~宇美の運転です。また、朝・晩にはかしいで系統分割される列車が多数あります。
全線にわたり概ね毎時3本の運転ですが、データイムの西戸崎~雁ノ巣は毎時2本の運転です。
大半の列車が全線を通し運転しますが、データイムのは一部列車と宇美発の上り最終列車が雁ノ巣~宇美の運転です。また、朝・晩にはかしいで系統分割される列車が多数あります。
全線にわたり概ね毎時3本の運転ですが、データイムの西戸崎~雁ノ巣は毎時2本の運転です。
使用車両はキハ40形とキハ47形のみの運用です。九州色の車両が活躍していますが、2008年から順次「アクアライナー色」への塗り替えが進行しています。
所要時間は、西戸崎(約25分)香椎(約15分)長者原(約18分)宇美 です。
乗換駅 | 乗換路線 |
和白駅 | 西日本鉄道:貝塚線 |
香椎駅 | JR九州:鹿児島本線 |
長者原駅 | JR九州:篠栗線【福北ゆたか線】 |
(参考:Wikipedia)