嵯峨野観光鉄道・嵯峨野観光線(京都府・2002年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、京都府京都市の嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅から、保津川沿いに山陰本線の旧線を走り亀岡市のトロッコ亀岡駅(馬堀駅の近く)まで至る、保津峡に沿った風光明媚な区間を走る観光路線、
嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線を簡単に紹介します。

  

尚、今回は写真が非常に少なく、また10年も前の2002年の写真が多いですが、
ご了承下さい。
また機会があれば乗りに行って、写真も更新したいと思っています。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線  トロッコ嵯峨~トロッコ亀岡  7.3km  (※1)    
(※1)全線単線・非電化。      
  
  
踏破達成時   2002年3月  
撮影時   2002年3月ほか  

  

  

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トロッコ嵯峨駅はJR山陰本線【嵯峨野線】・嵯峨嵐山駅の西側に独立して設けられています。

   
   

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トロッコ嵯峨駅にて。単式ホーム1面1線です。
トロッコ列車の車両は機関車+客車で、ディーゼル機関車(DE10)はトロッコ嵯峨寄りのみに連結されています。従って、下りは推進運転の形となり、トロッコ亀岡方の先頭車両には運転台があります。
また、客車は貨車を改造したもので、振動が大きいです。

  

住宅街にあるトロッコ嵯峨を発車すると、天龍寺の北側にあたる区間は山陰本線【嵯峨野線】の下り線を上下列車とも走行します。やがて嵯峨野線と分かれるとトロッコ嵐山に着きます。

  

トロッコ嵐山を発車後はすぐにトンネルへと入ります。そしてトンネルを抜けると車窓左手には保津川(桂川)の渓流を望めるようになります。しばらく保津川沿いを走り、やがて西から北へ針路を変えると保津川を渡る嵯峨野線をアンダーパスします。そして再び西へ針路を変えながら保津川を渡るとトンネルを抜けてトロッコ保津峡に到着します。

  
  

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山陰本線【嵯峨野線】の保津峡駅にて。保津川の右側を旧線(嵯峨野観光線)の線路が通っています。
見えにくいですが、つり橋の辺りにはトロッコ保津峡駅があります。

  

 

トロッコ保津峡駅にて。旧線の保津峡駅の設備を流用しています。

奥に嵯峨野線の保津峡駅があります。

両駅間の移動は迂回が必要なため、時間がかかります。

  

トロッコ保津峡を発車すると今度は車窓右手に保津川を望みながら走ります。そして嵯峨野線の保津峡駅をくぐるようにトンネルを抜けてしばらくすると京都市から亀岡市へと変わります。その後も右手に保津峡を望み蛇行しながら走り、嵯峨野線をみたびアンダーパスしてしばらくすると山間部から亀岡盆地へと入り、左側に嵯峨野線の複線が寄り添うと終点のトロッコ亀岡に到着します。

  
  

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トロッコ亀岡駅にて。下り列車は写真の客車(SK200形)が先頭で走ります。

  
  

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トロッコ亀岡駅にて。独自の駅名標が使用されています。
また、トロッコ亀岡駅にはJRの駅が併設されておらず、最寄りの嵯峨野線・馬堀駅は西へ徒歩10分の場所にあります。

  

  

乗り鉄の注意点  

嵯峨野観光線の列車はすべて全車指定席(乗車区間にかかわらず運賃込みで一律600円)です。満席ですと乗車できませんのでご注意下さい。また、冬期(例年は年末年始~2月。要確認)や毎週水曜日(ピーク期を除く)は全便運休になるので事前に確認を。

  

列車は『嵯峨野号』の名称が付いていて、9時台~16時台に毎時1往復、計1日8往復の運転です。また、ピーク期には17時台に1往復増発されます。

  

車両は前述のように貨車改造の客車列車です。車内はボックスシートとなっています。

  

全線の所要時間は、下り(トロッコ亀岡行き)で23分、上り(トロッコ嵯峨行き)では26分です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線
トロッコ嵯峨駅   JR西日本:山陰本線【嵯峨野線】 (嵯峨嵐山駅まで徒歩5分)  
トロッコ嵯峨駅   京福電気鉄道【嵐電】:嵐山本線 (嵐電嵯峨駅まで徒歩4分)  
トロッコ嵯峨駅   阪急電鉄:嵐山線 (嵐山駅まで徒歩20分)  
トロッコ保津峡駅   JR西日本:山陰本線【嵯峨野線】 (保津峡駅まで徒歩15分)  
トロッコ亀岡駅   JR西日本:山陰本線【嵯峨野線】 (馬堀駅まで徒歩10分)  
  
(参考:Wikipedia)