![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/89/65/j/o0550041214425129637.jpg?caw=800)
土讃線編の第2回は、四国山脈を抜けて太平洋側へ至る区間、
阿波池田~高知を紹介します。
阿波池田~高知を紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/39/ce/p/o0640048014425129650.png?caw=800)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR四国:土讃線 | 多度津~阿波池田~高知~窪川(198.7km) |
今回紹介の区間
区間 | 営業キロ | 備考 |
阿波池田~高知 | 82.7km | 全区間単線。非電化。 |
踏破達成時 | 2003年7月 |
撮影時 | 2003年、2010年 |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/ee/a3/j/o0550041214425129672.jpg?caw=800)
また、徳島線も乗り換えです。
尚、写真のキハ54形やキハ32形はトイレが付いていないので、事前に済ませておくのが無難です。
阿波池田を発車して市街地を走るとすぐにトンネルに入り、それを抜けると右側の吉野川の峡谷に沿って走ります。吉野川は日本三大暴れ川のひとつで、「四国三郎」の異名を持ちます。三縄を過ぎると吉野川を渡り、今度は左側に吉野川の峡谷を望みながら祖谷口、阿波川口と進みます。その後長いトンネルを抜けると吉野川の峡谷・小歩危(こぼけ)に沿って走ります。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/3e/50/j/o0550041214425129688.jpg?caw=800)
土讃線は吉野川の美しい渓谷沿いに走りますが、土砂災害も多く、数々の区間がトンネルを多用した新線に切り替えられています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/ae/bd/j/o0550041214425129711.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/c4/d6/j/o0550041214425129726.jpg?caw=800)
大歩危を発車後は短いトンネルを抜けた後に大歩危トンネル(4,180m)に入ります。大歩危トンネルを抜けてしばらくすると徳島県から高知県大豊町に入り、今度も川沿いを迂回した連続トンネル区間に入ります。トンネル区間が一度途切れると土佐岩原ですが、その後は再びトンネル区間を走り、集落が見えてくると豊永に着きます。豊永を発車後はトンネルが減少し、右手に吉野川の渓谷を望めます。大田口を過ぎると和田トンネルを抜け、土佐穴内からは吉野川の支流である穴内川の渓谷に沿って走り、その穴内川を2度渡ると大豊町の中心地である大杉に到着します。
大杉を発車後は新線区間に入り、長大トンネル区間が続きます。大杉トンネルなどを抜けると穴内川を渡り、今度は大豊トンネルを抜けて、穴内川の橋上にある土佐北川に着きます。その後も穴内川に沿って渓谷をさかのぼり、角茂谷を過ぎて穴内川を渡ると香美市に入ります。そしてもう一度穴内川を渡ると繁藤に着きます。
大杉を発車後は新線区間に入り、長大トンネル区間が続きます。大杉トンネルなどを抜けると穴内川を渡り、今度は大豊トンネルを抜けて、穴内川の橋上にある土佐北川に着きます。その後も穴内川に沿って渓谷をさかのぼり、角茂谷を過ぎて穴内川を渡ると香美市に入ります。そしてもう一度穴内川を渡ると繁藤に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/df/da/j/o0550041214425129741.jpg?caw=800)
繁藤を発車すると穴内川を渡りますが、穴内川を渡るのはこれが最後となります。その後はトンネルが連続する区間で、下り勾配も連続します。途中にはスイッチバック駅の新改駅があります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/82/cc/j/o0550041214425129758.jpg?caw=800)
新改発車後も引き続きトンネルが連続し、勾配を下って行きます。やがて連続トンネル区間が終了し、平地に出ると住宅地に入り土佐山田に到着します。
土佐山田を発車すると引き続き住宅地を走りますが、山田西町を過ぎると国道195号線と並走しながら田園風景の中を走ります。南国市へ入って土佐長岡を過ぎ、しばらく走ると住宅地に入ります。そして左側から土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が合流して後免(ごめん)に到着します。
後免を発車すると再び田園風景の中を西へ走ります。この付近はとさでん交通後免線(旧・土佐電鉄後免線)が南数100mの所を並走しています。高知市に入ると土佐大津で、国分川を渡り布師田を過ぎると左手には車両基地が見渡せます。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/a6/1f/j/o0550041214425129770.jpg?caw=800)
土佐一宮付近からは徐々に住宅が増えてきて、薊野(あぞうの)を過ぎて久万川を渡ると市街地の高架区間に入ります。そして大きく右へカーブすると、高知県の県庁所在地・高知市の代表駅である高知駅に到着します。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/06/6c/j/o0550041214425129780.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/c4/7b/j/o0550041214425129785.jpg?caw=800)
駅前にはとさでん交通(旧・土佐電気鉄道)の高知駅前電停があり、雨に濡れずに移動できます。
今回の区間では特急『南風』と『しまんと(1往復を除いて『南風』に併結)』が概ね毎時1本運転されています(阿波池田、大歩危、大杉、土佐山田、後免、高知に停車しますが、一部の列車は大杉を通過)。
一方の普通列車は朝の下り1本を除いて各駅停車で(他に上り2本が新改を通過)、土佐山田を境に本数が激変します。
閑散区間の阿波池田~土佐山田では概ね2~3時間に1本の運転で、朝の下りと夜の上りは増発されます。
また、土佐山田~後免は概ね毎時1本の運転で、朝夕は増発されます。さらに後免~高知では「ごめん・なはり線」との直通列車も運転されていて本数も多く、毎時2本は確保されています。
閑散区間の阿波池田~土佐山田では概ね2~3時間に1本の運転で、朝の下りと夜の上りは増発されます。
また、土佐山田~後免は概ね毎時1本の運転で、朝夕は増発されます。さらに後免~高知では「ごめん・なはり線」との直通列車も運転されていて本数も多く、毎時2本は確保されています。
運転区間について、高知方では一部が伊野・須崎・窪川まで直通し、阿波池田方は下り3本が多度津方から直通してきます(2本は大歩危止まりですが、1本は琴平発須崎行きのロングラン列車です)。
普通列車の車両は気動車のみで、単行のキハ32形とキハ54形が主体で、1000形も2011年から全線で運転開始しました。また、後免~高知では土佐くろしお鉄道の9640形も乗り入れてきます。
所要時間は、特急列車で1時間10分台、普通列車ですと概ね2時間30分~3時間で、差が大きいです。
乗換駅 | 乗換路線 |
阿波池田駅 | JR四国:土讃線(多度津・高松方面)、(徳島線列車) |
後免駅 | 土佐くろしお鉄道:阿佐線【ごめん・なはり線】 |
高知駅 | JR四国:土讃線(窪川方面)。とさでん交通(高知駅前電停):桟橋線 |
(参考:Wikipedia)