函館本線(その2・長万部~小樽) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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小樽駅にて。

 

函館本線編の第2回目は、通称『山線』と呼ばれる区間、長万部~小樽を簡単に紹介します。

 

尚、写真が非常に少ないことをお詫び申し上げます。


 

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(Yahoo!地図を使用)

 

路線名  区間・営業キロ  備考 
JR北海道:函館本線  函館~旭川(423.1km)  駒ケ岳駅回り。支線は含めず 
 

今回紹介の区間

区間  営業キロ  備考 
長万部~小樽  140.2km  全区間単線・非電化。 
 
踏破達成時  2003年4月
撮影時  2003年4月、2009年1月

  

  

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長万部駅にて。島式ホーム2面4線を擁する主要駅で、将来は北海道新幹線の駅も併設される予定です。
しかし、函館方面~室蘭本線(通称:海線)のルートが本線格の状態で、小樽方面へのルート(通称:山線)は実質的にローカル線の様相を呈しています。

 

 
長万部を発車するとすぐに左へカーブして室蘭本線と分かれます。こちらが単線なのに対し、室蘭本線は複線。こちらが支線のような感じです…。北海道らしい農村地帯を走り、両側から山並みが迫ってきます。二股を過ぎるといよいよ山間部に入り、蕨岱で分水嶺を越えて日本海方面へ進みます。山間部を進み、やがて市街地に入ると黒松内に着きます。
 
 

黒松内を発車すると大きく右へカーブし、その後も左へ右へ蛇行します。山間の農村部を進み、熱郛を過ぎると本格的な山越え区間に入ります。周囲が少し開けてくると目名、もうひと山越えて水田が見えてくると蘭越、尻別川の谷間を走り昆布駅、そして川と同様に蛇行しながら走り、リゾート地で有名なニセコに着きます。
 
 
ニセコを発車後は、左手にニセコアンヌプリを、右手には羊蹄山を見ながら蛇行して走り、比羅夫を過ぎて市街地に入ると、かつては胆振線が分岐していた倶知安に到着します。

 

 

倶知安を発車すると山間部に入り、かつては岩内線が分岐していた小沢、山越えをして余市川の谷間を銀山、然別、仁木と進み、やがて市街地に入り余市に着きます。
 
 

余市発車後は住宅地を東へ進み、蘭島を過ぎると山間部を走り、塩谷を過ぎてしばらくすると住宅地に入り国道5号線と並走します。途中、日本海も眺められます。やがて国道5号線がトンネルで函館本線をアンダーパスすると市街地に入り、観光都市・小樽市の玄関口である小樽駅に到着します。

 

当駅より先、終点の旭川までは電化区間になります。


 

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小樽駅にて。島式ホーム2面4線の構造で、ほとんどの列車は当駅止まりです。
長万部方面への列車は駅舎に面した4番線への発着が多く、できる限り札幌方面への快速電車と同一ホームで接続できるように配慮されています。
また、4番線は小樽にゆかりの深い石原裕次郎さんにちなんで「裕次郎ホーム」の愛称が付けられていて、石原裕次郎さんの等身大のパネルなどがあります。


 

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小樽駅の駅舎です。上野駅がモチーフだそうで、格式ある昔ながらの駅舎です。
特急列車は設定されていないものの、小樽観光の拠点駅として多くの観光客で賑わっています。
また、ICカードの「Kitaka」は当駅以東の札幌方面のみ利用可能で、長万部方面はエリア外なので要注意です。

 

(つづく)

  

  
乗り鉄の注意点  

この区間ではかつて運転されていた優等列車はすでになく、普通列車のみの運転となっています。

 

倶知安~小樽間では終日にわたり概ね1~2時間に1本の列車が確保されていて、然別・余市~小樽では区間列車も運転されています。
一方、長万部~倶知安は本数が少なく2~3時間間隔で運転されています(蘭越~倶知安間に区間列車あり)。長万部方ではすべて長万部止まりですが、小樽方では下り3本、上り2本が札幌方面へ直通しています。

 

使用車両はすべて気動車で、キハ40形を主体にキハ150形、札幌直通列車には731系電車と併結可能なキハ201系が使用されています。

 

長万部~小樽の所要時間は概ね3時間前後で、列車によってばらつきがありますので事前に時刻表での確認が必要です。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線
長万部駅  JR北海道:函館本線(函館方面)室蘭本線  
小樽駅  JR北海道:函館本線(札幌方面)  
小樽駅  小樽天狗山ロープウエイ (山麓駅まで路線バスで19分)  
(参考:Wikipedia)