名鉄揖斐線の黒野~本揖斐(岐阜県・2001年廃止) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

【踏破後、廃線…】の第8回は、前回と同様に2000年8月に乗りつぶしをして、2001年10月に廃止となった、
名古屋鉄道揖斐線の末端区間(黒野~本揖斐)です。
廃止後、名阪近鉄バスによる代替バスが運転されていますが、本数は非常に少ないです。
尚、今回は廃止後の写真も一部掲載してまいります。


 

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間  営業キロ  備考 
名古屋鉄道:揖斐線(末端区間)  黒野~本揖斐  5.6km  全線単線・直流600V電化。2001年廃止  
(揖斐線は忠節~本揖斐の18.3km。忠節~黒野は2005年廃止。)      

  

  

踏破達成時・撮影時   2000年8月  

  

  

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黒野駅にて。

 

岐阜県大野町にあった黒野駅は揖斐線から谷汲線が分岐する拠点駅でした。駅構内には車庫が併設されていました。
2001年に揖斐線の本揖斐方面と谷汲線が廃止された後は、終着駅になりましたが残念ながら2005年に揖斐線が全廃され黒野駅も廃駅となってしまいました。


 

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2011年撮影。

 

現在の黒野駅の様子です。施設は残存していますが、かなり傷みが目立ってきました。

 

黒野駅を発車すると谷汲線が右へ分かれ、三水川を渡り田園地帯を西へ進みます。集落に入ると中之元駅に着きました。


 

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2011年撮影。今でもホーム跡が残存しています。

 

中之元駅を発車後は再び田園風景の中を走ります。
大野町から揖斐川町へ変わると程なくして集落に入り、清水(きよみず)駅に着きました。


 

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清水駅にて。ホームは撤去されました。

 

清水駅を発車して右へカーブするとみたび田園風景に。しかし、右側からは山が迫ってきます。
そして並行する国道沿いに店舗が目立つようになると終着駅の本揖斐に到着しました。


 

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2000年当時の本揖斐駅ホームにて南側を撮影。
このような写真ですみません…。
本揖斐駅は大きな屋根に覆われていた島式ホーム1面2線の駅でしたが、
末期は南側の1線のみの使用で、反対側は駐輪場として使用されていました。
また、ホームの南側は駐車場になっていました。


 

イメージ 7
2011年、本揖斐駅跡にて終端方を撮影。

 

2011年1月現在、本揖斐駅の施設は取り壊されて、名阪近鉄バスの本揖斐バス停が西側より移動してきました。
また、駅南側の駐車場部分は道路になっています。

  

  
あとがき  

私が名鉄揖斐線を初乗りしたのは2000年8月。谷汲線と同様に結局この時が最初で最後の乗車となってしまいました。
乗客は思ったより少なかったですが、列車本数は1時間に1本は確保されていました。
揖斐線の末端区間は谷汲線と比べて注目度は低かったですが、もっと写真を撮っておけば良かった…orz

 

現在、黒野駅跡と本揖斐駅跡を結ぶ名阪近鉄バスの路線がありますが、本数が少ないので、訪れる際は事前に名阪近鉄バスのサイトなどで確認を。

 

また、廃線跡探訪のレポートはいずれUPできたらと思います。

  

  
のりかえ  

乗換駅 乗換路線
黒野駅 名古屋鉄道:揖斐線【2005年廃止】(忠節・岐阜方面)谷汲線【2001年廃止】   
本揖斐駅 養老鉄道:養老線【揖斐線】(揖斐駅まで路線バスで5分~10分)
  
(参考文献:『私鉄廃線25年』寺田裕一著。JTBキャンブックス/Wikipedia)