今回は、佐賀県内を通る唐津線を簡単に紹介します。尚、写真がほとんどございませんが、何卒ご容赦願います。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
唐津線 | 久保田~西唐津 | 42.5km | 全線単線。久保田~唐津は非電化、唐津~西唐津は直流1,500V電化 |
踏破達成時 | 2001年1月 |
撮影時 | 2007年4月ほか |
唐津線は全ての列車が長崎本線の佐賀駅まで乗り入れます。
佐賀駅から長崎方へ2駅目(バルーン佐賀駅を含めず)の久保田駅が唐津線の起点駅です。
久保田を発車するとすぐに右へ90度カーブし、筑紫平野を北北西へ進みます。しばらく走ると左へカーブし、小城に着きます。小城~東多久で小さい峠を越え、東多久を過ぎると長崎自動車道をアンダークロスします。中多久は多久市役所の最寄り駅で、多久市の中心部をかすめながら走り、多久市の代表駅であり、折り返し列車も設定されている多久駅に到着します。
多久駅は土地区画整理事業により2008年に駅付近の路線が付け替えられました。
多久を発車すると山岳区間に入ります。トンネルをくぐると唐津市に入ります。
古い駅舎と給水塔が残る厳木(きゅうらぎ)、岩屋、相知(おうち)と、厳木川に沿って走ります。相知を発車して松浦川を渡り、鬼塚駅付近まで松浦川の左岸を走りますが、松浦川を渡るとすぐに左側(西側)から筑肥線の線路が近づいてきます。短いトンネルを抜けるとすぐに筑肥線が唐津線をオーバークロスし、唐津線の東側をピッタリ並走します。
筑肥線の列車より撮影。
見た目は複線ですが、西側(左側)は唐津線、東側(右側)は筑肥線と、単線並列になっています。そのせいで?本牟田部駅は唐津線の側にしかホームがなく、筑肥線列車は、そんなの関係ねぇ!状態で本牟田部駅を横目に通過して行きます。単線並列は次の山本駅まで続きます。唐津線佐賀方面と筑肥線伊万里方面の乗換は山本駅で行います。
筑肥線列車は山本から唐津・西唐津まで唐津線に乗り入れます。唐津付近の線路付け替え前は、筑肥線は山本駅のすぐ北で右カーブして松浦川を渡り、東唐津駅(旧)方面へ向かっていました。画像は筑肥線の東唐津~山本間の廃線跡です。
一方、唐津線は山本からは完全な単線に戻り、唐津市街を目指し北上します。途中の鬼塚駅は松浦川のほとりにあり、ホームから川の流れを眺められます。鬼塚発車後すぐ松浦川と別れ、高架線となり唐津市街をしばらく進むと、右側から筑肥線の高架が近づいてきます。合流地点付近には筑肥線には和多田駅がありますが、こちらの唐津線には駅はありません。和多田駅の西側で筑肥線の電化路線と合流しますが、またも単線並列で高架線を進み、唐津駅に到着します。
唐津駅は唐津市の中心駅で、島式ホーム2面4線の高架駅です。
もとは唐津線単独の駅でしたが、前述の線路付け替えにより筑肥線の電車も乗り入れて来るようになりました。
もとは唐津線単独の駅でしたが、前述の線路付け替えにより筑肥線の電車も乗り入れて来るようになりました。
最後の1区間、唐津~西唐津は筑肥線の電車も走る電化路線となり、唐津線のディーゼルカーは再び架線下を走ります。唐津市街を高架線で駆け抜けて、地平に下りた所が終点の西唐津駅です。
西唐津駅は単式ホーム1面1線で、側線がたくさん有る割には小規模です。
西唐津駅の駅名標です。
かつて、呼子方面へ路線を延伸する計画がありましたが未成線に終わりました。
かつて、呼子方面へ路線を延伸する計画がありましたが未成線に終わりました。
西唐津駅の駅舎です。有人駅です。
西唐津駅の歩道橋から終端方を望む。
車両基地(唐津鉄道事業部唐津運輸センター)を眺められます。
車両基地(唐津鉄道事業部唐津運輸センター)を眺められます。
唐津線は概ね1時間~1時間半に1本の割合で佐賀~唐津間の列車が運転されていて、その大半が終点の西唐津までの運転です。
また、佐賀~多久、多久~唐津には区間列車が運転されています。さらに山本~唐津・西唐津間には筑肥線(伊万里方面)の列車が、唐津~西唐津間には筑肥線(博多方面)の電車も乗り入れてきて、特に唐津~西唐津間では本数も多く利便性が高いです。
また、佐賀~多久、多久~唐津には区間列車が運転されています。さらに山本~唐津・西唐津間には筑肥線(伊万里方面)の列車が、唐津~西唐津間には筑肥線(博多方面)の電車も乗り入れてきて、特に唐津~西唐津間では本数も多く利便性が高いです。
ちなみに佐賀~西唐津の所要時間は概ね70分~90分です。
路線名 | 乗換駅 |
(佐賀駅) | JR九州:長崎本線 (特急列車) |
久保田駅 | JR九州:長崎本線 |
山本駅 | JR九州:筑肥線 (伊万里方面) |
唐津駅 | JR九州:筑肥線 (姪浜、博多方面) |
(参考:Wikipedia)