三角線(2007年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、熊本県の宇土半島を走るローカル線、三角線(みすみせん)を紹介します。
三角線は、熊本と天草・島原の連絡を目的に明治時代に建設された大変古い路線です。
しかし、三角港から天草方面への船便はあるものの、島原への三角島原フェリーは2006年に廃止されました。
尚、2011年より、熊本~三角間はあまくさみすみ線の愛称が付けられています。


 

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
JR九州:三角線  宇土~三角  25.6km   全線単線・非電化  
  
 
踏破達成時・撮影時   2007年5月  

  

  

2016年撮影。

三角線の起点は宇土駅ですが、列車はすべて鹿児島本線の熊本駅発着です。
  
熊本から複線電化の鹿児島本線を力走した三角線列車は、宇土から名実共に三角線を走行します。鹿児島本線から右へ分かれ、この先赤瀬の手前まで完全並行する国道57号線と共に田園地帯をを西へ進みます。


 

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2008年4月、国道57号を走る快速バス「あまくさ号」車内より撮影。

 

住吉を過ぎると宇土半島の北岸を進み、北側には島原湾が望めます。

 

 

2016年、住吉~肥後長浜にて。

島原湾の対岸、長崎県の島原半島には雲仙岳がそびえています。
 

 

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確か網田駅だったと思います。古い駅舎もまだまだ現役です(現在は…?)。

 

赤瀬で有明海、国道57号線と別れ、三角線はトンネルを抜け、半島南側の宇城市三角町に入った所が石打ダム駅です。


 

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谷間を下り、宇土半島南岸の波多浦を過ぎると、今度は八代海側のモタレノ瀬戸沿いを走行します。そして市街地に入り、終点の三角に到着します。


 

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三角駅は単式ホーム1面1線で、側線があります。ローカル線の終着駅は、このような配線が多いです。


 

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ホーム終端方を望む。機関車の付け替えが可能な配線ですが、使われてなさそうです。
かつてはさらに先へ貨物線が延びていました。


 

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ホームから改札口、駅名標を見ます。駅名標には「明治32年開業」と書かれています。


 

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駅舎は古いです。後に造られた展望台が駅舎手前にあり、邪魔をしています。
この展望台は現在閉鎖されています。


 

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駅の正面には三角港があります。現在は本渡、御所浦方面への船便があります。

  

  
乗り鉄の注意点(2009年現在)  

三角線の列車は普通列車のみで、大体1~2時間に1本の割合です。
全列車が熊本~三角の運転で、宇土~熊本は鹿児島本線に乗り入れます。
熊本~三角の所要時間は約50分で、三角線内の宇土~三角の所要時間は35分~40分です。
また土・休日には『天草グルメ快速〔おこしき〕』が熊本~三角を1往復運転されます。しかしその代わりにほぼ同時刻の普通列車が1往復削減されるので注意が必要です。
使用車両は単行運転が可能で、転換クロスシートを備えるキハ31形が主力ですが、キハ40系列も使用されます(現在は分かりませんが)。
また、『天草グルメ快速〔おこしき〕』は主にキハ200系が使用されます。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線
(熊本駅)   JR九州:九州新幹線鹿児島本線(博多方面)豊肥本線  
(熊本駅)   熊本市電(熊本駅前駅):幹線田崎線 (ともにA系統のみ運転)  
宇土駅   JR九州:鹿児島本線(八代方面)  
  
(参考:Wikipedia)