指導者の決まり文句その4

「低めに投げろ」


私からすると、これまた矛盾していますビックリマーク


どこの指導者もゴロを打たせだがります。

そして「高めは振るな!」って、これでもかって
いうくらい言います。

ゆえに、子供たちは高めより、へそから下の低め
を狙います。

というか、指導者からもそういう指示が出がちです。



なのに、ピッチャーの子には

「低く投げろ!」

っていうのは、つまり相手打者の狙い球を投げろと
言っていることになります。

それでよいのかなーと思ってしまうのは私だけ
でしょうかはてなマーク


それに小学生の場合、既に中学生並みに身体が
大きい子は別として、だいたいの子はまだまだ
力がありません。

ゆえに、往々にして高めは食い込まれてフライに
なるケースが多く見られます。

むしろ、小学生では低めを上手く打つ子の方が
目に付きます。



胸から顔の高さって本当につられやすいんです。

ましてや追い込まれるとなおさら。

「高め振るな!」

言えば言うほど子供たちは手を出してしまいます。



特に高めのスローボールなんかは、殆ど手を出します。

それで打ち取った(あるいは打ち取られた)という
シーンを数多く見てきました。



それほど有効なのに、キャッチャーが身体をすぼめて
ミットを小さく構えさせ、低めを投げさせようとする
指導者がいます。

そして、高めのつり球やスローボールの練習など、
実戦を想定した投球練習をやっているところって
あまり多くはないのではないでしょうか?

とにかく、何とかの一つ憶えみたいに、とにかく
低めを要求します。



うちの息子はピッチャーなのですが、低めをあまりに
も要求されるために、意識が強すぎてよくワンバウンド
を投げてしまいます。

何度となくワイルドピッチのシーンを見てきました。
(親としては見ているのも苦しいですが(;^_^A)

その度に監督から怒鳴られ、投げるのが恐くなる
一歩手前までいったことがありましたしょぼん



息子に限らず小学生ではパスパスボールやワイルド
ピッチはよく見られる光景です。

ただ、それは指導者があまりにも意識させすぎるのも
一因のように思います。

特にピッチャーというものは繊細な部分があるので、
ピッチングのさなかに集中を奪うようなことは謹ん
でもらいたいものですがガーン



逆に今度は

「高め投げろ!」

って言っても、かなりの高投になる場合があります。

意識づけが強すぎると子供たちの場合、それが極端
な形で表れます。


「丁度よく」

っていうことは難しいんですよしょぼん


まあ、指導者にとってはこの「丁度よく」は、即ち自分
にとっての

「都合よく」

なんでしょうけどねガーン



子供たちは純粋ですべーっだ!

疑問に感じていても、指導者の言うことは絶対に
守ろうとします。

そうビックリマーク子供たちにとっては指導者とは

絶対的存在

なのです。



絶対的立場だからこそ、謙虚になるべきなんです。

絶対的立場だからこそ、学ばなければならないのです。



それを勘違いしてる指導者は職権を乱用します。

たいして偉くもないのにしょぼん

自分はその程度の人間だって言っているようなもの。



怒鳴っている指導者に一言。

「もう自分を辱めるのは止めにしませんかはてなマーク

怒鳴っても状況は変わらないんですから、どうせだったら
子供たちと一緒に野球楽しみましょうよビックリマーク

道は自ずと拓けると思いますよべーっだ!



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野球素人のお父さんでもできる!息子がどんどん変わる、チーム一のバッターへ「萩原流 ジャストミー.../萩原誠 谷口功一 車谷英紀

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元阪神タイガースの萩原誠さん監修のDVDです。

これを実践していけば、身体が小さかろうが、力が
なかろうが、遠くに飛ばせるバッティングができる
ようになると思います。

萩原さんが非常に分かりやすく解説してくれて
いますので、オススメですニコニコ

バッティング技術だけでなく、後半のインタビュー
も大変参考になります。

少年野球指導者に向けてメッセージなども話の中に
でてきますので、指導者の方は是非見て欲しいですねにひひ



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少年野球指導者の決まり文句その3

「追い込まれたらストライクゾーンを広くしろ」


見逃し三振を嫌う指導者は、よくこう言いがちです。

つまり、言い換えると

「ツーストライク後は、きわどいコースは手を出していけ」

となります。


一方では、ボール球に手を出すことも嫌うので

「膝から上、胸から下の高さ以外振るな」


手を出すと、

「どこに目つけてるんだ、今のは高(低く)すぎる!」

と罵声を浴びせます。



ものすごい高い要求だし、しかも矛盾していると
思いませんか!?

そして、私からすると、とても野球を経験してきた
人が言う言葉とは思えないです。

だって、そうじゃありませんかはてなマーク


そうしたくなくても

「思わず手が出てしまった・・・ガーン

野球を経験した人なら誰しもあること。

だから、「思わず・・・」っていう気持ち
痛いほど分かるはず。

簡単そうでうまくいかない。

それが野球なはず。

だから面白いんじゃないですかはてなマーク

それに見るのとやるのとでは大違いですよ。



ましてや小学生です。

そこまでの選球眼を要求しても、絶対ムリ!!

でも、落第級の子供など一人もいるはずは
ありません。

落第級なのは、指導力のなさを棚に上げて、
謙虚に学ぼうとしない、子供を伸ばせない
バカな指導者の方なのですからガーン



また、

「追い込まれたらきわどいところも振っていけ」

ってことは、ボール球でも手を出していけと言って
いるようなもの。

振れと言ったり振るなと言ったり・・・。

矛盾しています。

そういうブレまくる言動が、子供たちを混乱させ
下手にしていくのです。



だから、何も余計なことは言う必要はないのです。

大人は子供たちにきっかけさえ与えて、あとは
黙って見守っていればよいのです。



「でも我慢できない」

という声も聞こえてきそうですが、

そういう指導者はしゃしゃり出過ぎなんですショック!

指導者はあくまでも脇役なんですから。

出る幕は限られているはずですよ(^^



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2011SSKノックバット リーグチャンプFUNGO 朴

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ノックバットです。

これと全く同じものを数ヶ月前に息子の練習用に
買いました。

850gの木製と、通常の少年用金属バット、そして
このノックバットの三種類を交互に使って、バトミントン
のシャトルをほぼ毎日のように打っています。

スイングスピードが以前より速くなったような気がしますにひひ

また、バトミントンは少しの風でも速度や軌道が変化
するので、動体視力も向上すると聞いたことがあります。

息子も、この練習で結果が出ているので、今では
真剣に打ち込んでいますにひひ



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「ゴロ打て!」の次によく聞くのが「フライ打つな!」です。

ゴロ打ちを推奨する指導者は、当然フライを嫌います。

前回ブログで書いたように、1度の作業(捕球)だけで、
アウト一つ取ることができるからというのが主な理由
になるのですが。



んー、気持ちは分かりますけどしょぼん

やはり、それでは子供たちを下手にしていると思うん
ですね。

やはり、フライ打つなと言われると、純粋な子供たちは
上から叩くようなスイング軌道になるので、ボールを
「点」でしか捉えられなくなります。



今年の6月の大会でのこと。

試合には負けてしまったんですが、息子が最終回に
大きな弧を描く、ドでかい柵越えのホームランを
打った時のこと。

試合後、息子がポツリ。

「お父さん、なんで内野フライは怒られるのに、ホームランのフライは許されるんだろうね?」


「ははは、そうだな・・・(^o^;)」

私は答えられませんでしたガーン

結局、全て結果論なんですね。

そりゃホームランだったら誰も文句のつけようが
ないですから(;^_^A



ちなみに私は息子に、フライ上げちゃいけないなんて
言ったことは1度もないです。

なぜなら、矛盾があることを説明できないからです。

必ず無理なこと言うと、どこかで矛盾が生じてくるもの。

次回、その矛盾について少し触れてみたいと思います(^^



【シュガーの今日のひと品】

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)/ドロシー・ロー ノルト

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今日は野球関連グッズではないんですが、

「子供を育てる」

という観点からすれば、読む価値ありの一品です。


子供の特徴を理解し接っしていくことで、子供は育って
いくのでのあって、無意味な叱咤は絶対逆効果です。


「言葉を選ぶこと」

これをわきまえていないバカな自己中指導者をみるたびに、
興ざめしてしまいますガーン

誰ための野球なのか!?

答えは言うまでもありません。


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少年野球の指導者が必ずといってよいほど言う言葉

「ゴロ打て!」

特に軟式野球の監督の方に多いのではないでしょうか?
(特に市場調査したわけでもありませんが)

ちなみにうちのチームの監督もしかりでです。



あんまり言うので、監督に聞いたことがあります。

「なぜゴロなんですか!?」



そうしたら監督は、こう言いました。

「フライアウトするには捕球の1動作だけでよいが、
ゴロアウトは捕球+送球の2動作が必要だから」



確かに一理あります。

処理機会が多ければ、それだけ守備側にとっては
不利ですね。

ましてや、軟式の場合だと叩きつければ、内野の
頭を越す、ラッキー安打の可能性も高いですから。

私も子供の頃からそう言われてきたように思います。



ちなみに、このブログを読んで頂いている指導者の
方々は、やはり「ゴロ打ち信者」でしょうか?

私は少し違います。

但し、作戦的にはありだと思っています。



例えば、最終回裏、こちらの攻撃で、1死走者3塁、
1点ビハインドスコアの場面。

私ならば、打者の子にはスクイズではなく、

「打って転がせ!」

って指示します。


その子の力量にもよりますが、バントよりは打って
いった方が、小学生の場合は点が入る確率が高い
です(あくまでもうちのチームのデータですが)。

技量のある子であれば、エンドランで三塁走者を
投球と同時にスタートさせます。


ただでさえ緊張する場面では、スクイズより圧倒的
に練習量の多い方、つまり

「バットを振る」

方を指示します。

それで、失敗したらこちらの責任ですから、子供
たちには思いっ切りスリリングな野球をやらせます。

だって、それでないと面白くありませんから。

(但し、監督不在で私が監督代行の時に限りますがにひひ



「絶対1点欲しい!」

という場面だけ、「ゴロ打ち作戦」はありだと思います。

しかし、普段からゴロ打てっていうような指示・指導
はいかがなものでしょうかはてなマーク



これはあくまでも私の見解ですが、そんな指導してたら
絶対に子供たちは打てなくなります。

ゴロ打てって言われると、純粋な子供たちは上からボール
を叩くようになります。

捕手寄りの肩の上から、バットを振り出すとでも言い
ましょうか。

つまり、ボールに対してかなり角度がついた形でバット
を振り下ろすことになるので、仮にミートしたとしても
ボールに対して力を加える時間が短く、打球は飛びません。

俗に言うボールを「点で捉える」結果になってしまって
いるとういうことです。



むしろ捕手寄りの肩より若干下側からバットを振り出し、
バットが身体の回転軸と同じ回転角度を維持できていれば
ボールを「線で捉える」ことができます。

ということは、ボールに力を加える時間が長くなるので、
打球も飛ぶようになると思います。



当然、小学生にはこんな話をしても伝わりませんので、

「外野の頭を越すくらい遠くに飛ばす気持ちで打とう!」

と言っています。

そうすると、こ難しいことを言わなくても、子供たちは
自然に「線で捉える」ようなバッティングになりますニコニコ



それに、ゴロ打ちばかりしても、小学生レベルだと出塁
できる確率は高いですが、中・高とレベルが上がるにつれ
ミスも少なくなりますので、出塁の確率は下がります。

結局打てない打者になってしまうのがオチなのです。



そして、やはりバッティングの醍醐味って、

「遠くに飛ばす」

ことじゃないでしょうかはてなマーク



小学生の頃から、勝つことに有利なことだけを重視して
しまっては、野球がつまらないものになってしまいます。

そうしているのは大人です。

野球の本質である「楽しさ」を、いつの間にか忘れて
しまった大人です。

子供たちを巻き込まないで欲しいものですガーン



【シュガーの今日のひと品】


What is Coaching?―今、コーチに求められるもの/立花 龍司

¥998
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これは10年以上前の本ですが、これいいですよニコニコ

トレーニングコーチの先駆者的な、あの立花龍司さんが
書かれた本ですが、指導者の方は是非一読願いたいです。



米国でのトレーニングコーチとしての経験に基づいた
日米の指導スタイルの違いや、指導者としての必要な
スキルや役割などが解説されていますにひひ



「俺はそんなの分かっている」

「今さらそんなの勉強しても仕方がないし面倒だ」

なんて思っている指導者の方はかなり重症ですよビックリマーク



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前回「イップス」のことについて書きました。



暴露すると、実は私もその経験者なのです。

だから、野球は高校で辞めました。

だから、大学では野球はやりませんでした。

野球が途中から楽しくなくなったからです。



もう20年以上前のことなので、当時は
「イップス」などという言葉も一般的
ではなかったので、本当に苦しみました。

社会人になって、草野球はやりましたが、
肩を痛め、さらに「イップス」の度合いが
増し、結局辞めてしまいました。



私の場合、高校の途中から、そういう症状が
出てきたのですが、原因は未だ不明です。

何かは分かりませんが、あるきっかけが元で、
極度に自分にプレッシャーがかかるような
精神状態に陥っってしまったのでしょう。



私のことはどうでもよいとして、結局何が言いたい
かというと、

「子供たちをイップスにさせてはならない」

ということです。

指導者の軽率な言動が、子供たちのイップスを
引き起こす引き金になりはしないかと、怒鳴る
指導者を見るたびに懸念しています。


もし生涯残る心の傷を与えてしまったら、その子
はずーっと苦しむことになります。

そして、野球が楽しくなくなって辞めてしまうこと
にもなりかねません。

そんなことがあっては絶対になりませんプンプン



だから、指導者は注意を払うべきなのです。

だから、指導者は常に勉強しなければならないのです。



私は厳しく指摘することを必ずしも否定はしません。

問題は、指摘するポイントです。



無意味に怒鳴る指導者はプレーそのもを指摘します。

しかも結果論で。


「・・・するな!」

「・・・しろ!」

「何でできないんだ!」


あまりにもミスをを指摘されると、身体が緊張して
プレーに思い切りがなくなります。

そして、普段できることができなくなります。

当然ミスも多くなるという悪循環です。

そして、自信がなくなり、野球が嫌になります。

小学生レベルではプレーそのもを指摘するのは
絶対NGだと思っていますビックリマーク

(但し、いつもは出来るのに、堕落心からくる凡ミスの場合は別です)



私はプレーそのものは絶対に指摘しません。

社会性に反するような行為や相手を傷つける
行為、危険な行為については厳しく指摘します。

なぜなら小学生がスポーツをする「目的」を理解
しているからです。



イップスで苦しんだ経験があるからこそ、私は
強く言いたいのです。

「子供たちを無意味に追い詰めず、一緒に野球を楽しみましょう」ニコニコ

と。



【シュガーの今日のひと品】

野球選手のメンタルトレーニング/高妻 容一

¥1,890
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今メンタルトレーニングの本ってたくさん出版されて
いますが、これは結構分かりやすく書かれた本だと
思います。

プレーって本当に気持ちに左右されます。

監督・コーチがかける言葉次第で、子供たちは劇的
に変わるものです。

指導者もメンタルトレーニングを学ぶ必要は絶対
あると思います。


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今日から10月。

また、月が変わると気持ちも新たになります(^^

今日も張り切って書きたいと思いますかお



過去4回にわたって

「指導者のイライラの原因」

を私なりに分析してきました。


そんな折、このアメブロを通してお知り合い
になった方がいます。

神奈川県の川崎市で

「ハート催眠心理研究所」

「ハートスポーツメンタル研究所」

をやっておられる、所長の田中元気先生です。

鬱やパニック障害など、精神障害ケアが
ご専門で、野球選手の「イップス」を改善
された実績をお持ちになっている先生です。



ところで、みなさん「イップス」ってご存知ですかはてなマーク

精神的なことが原因で、ボールがまともに相手に
投げられない障害です。



記憶に新しいのが昨夏選手権準Vの東海大相模
の一二三慎太投手です。

彼が春から夏にかけて投球フォームを上から横に
変えた原因が、「イップス」だったとマスコミが
報じています。

何でも、練習試合中に相手打者に与えた頭部死球
がきっかけだったとか。



彼の場合はフォーム変更で成功した訳ですが、
多くの野球選手はこのイップスが原因で辞めて
いく人も多いと聞きます。

プロの選手ですらです。



田中先生は私のブログの読者にもなっていただ
いているんですが、先生のブログで大変参考
になる記事がありました。

詳しくはこちらです。

http://ameblo.jp/mt5125/entry-11032584724.html


記事の最後に出てくる「感謝の気持ち」

意味もなく怒鳴る指導者の方はお忘れでは!?


【シュガーの今日のひと品】

イチロー頭脳―目標を達成するための思考法/児玉 光雄

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イチローの思考法について、折々の本人の
コメントを元に解説されています。

「中・高生から読める」と書いてあったので、
小学生はどうかなと思いながら、子供たちに
コピーして配布しました。

が、やっぱり小学生には難しかったようで、

「全然意味分かんないショック!

って、不評だったので、すぐ止めました苦笑い

中学生になったら配布しますにひひ



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今回は「指導者のイライラを考える」のその4


「野球以外の場でのストレス???」


です。



イライラ指導者を見るたびに思うのが、


「あの人、夫婦生活上手くいってんのかな・・・?」


「上司や部下にいびられているんじゃないか・・・?」


「仕事で失敗したとか・・・?」



余計なお世話でしょうが、そう考えずにはいられない
くらい、

「なんでそんなに怒る必要があるんだろう?」むかっ

っていうくらい、冷静さを失っている指導者がいます。



いかにも普段溜まっているストレスを発散している感
がありありですドンッ

でもそういう人に限って、他の大人や目上の人と
話す時の態度は柔和です(^^



気持ちは分かりますよ。

以前は私もそうでしたから。

一週間分の溜まったストレスが週末、一気に子供たち
を前に爆発するんです爆弾

「ここがオレが生きる場だ!」

なんて感じでね。

そして、決まって後で後悔する方でしたしょぼん



「ストレス社会」という代名詞がつく程の今の世の中。

ストレスを感じていないという人の方が珍しいかも
知れません。

でもそのストレスを、立場の弱い子供たちに対して
発散するのは、絶対やってはいけないこと。



そういう人たちに指摘すると、決まって

「子供たちのためにやっていること」

という言い訳が必ず返ってきます。

そういう人に限って、子供たちのことより自分の
ことしか考えていません。



本当に子供たちのことを考えているというならば、
今子供たちが野球をする「意義」について、今一度
考えていただきたい。

今自分が子供たちに行なっていることは、その答えに
正しく進む道筋を与えるきっかけとなっているのか
どうか、冷静になって考えていただきたい。



チームは指導者の所有物ではありません。

子供たちは指導者の操り人形ではありません。

野球においては指導者が主役ではありません。



「目的」と「目標」

その違いに気づいた指導者は変われるはずですニコニコ



【シュガーの今日のひと品】


少年野球レベルアップ練習メニュ-

¥1,575
楽天


いろいろな練習のアイディア詰まった一冊です。

この本を監修した方は、東京の修徳学園中の監督
さんでチームを全中に何度も導いた名将です。

ちなみに今年の春夏甲子園に出場した横浜高校
主将の近藤捕手などもここの出身ですね。

他の野球雑誌でもよく見かける方で、私もこの方の
野球指導方法はよく参考にさせていただいています(^^

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今回は「指導者のイライラの原因を考える」の「その3」です。


「野球に何らかのコンプレックス抱いている方」

即ち、コンプレックス=マイナス感情ということです。



例えば、幼い頃に指導者や親から同じようなことをされ、
精神的苦痛を受けてきたなどということはないで考え
られないでしょうか?

また、あまり上手じゃなく、指導者との相性の悪さも
手伝って、日の目を見ずに野球人生を終えたなどという
場合もあるかも知れません。

よく、人は同じことを繰り返すとを聞きます。



野球(面白そうだから始めた)

大人の誹謗中傷、無理な要求

辛い、苦しい

面白くない←←←
↓        ↑
やる気がでない
↓        ↑ 悲惨なループドクロ→→→→耐え切れず野球をやめるしょぼん
無理にやる
↓        ↑ 
上手くならない→



野球をやめないまでも、こんな悲劇のフローを経験
してきた人は、大人になってから同じことを子供に
も要求しがちです。

正しいかどうかはともかく、自分の常識や価値観を
大切にしてしまいます。

私もそうです(^^




確かに数十年前は

「苦しいことをすれば試合に勝てる」

と思われていた時代でした。

「水分補給はNG」

と言われた時代でした。。

私もその中で野球を経験してきました。



でも今は違います。

それらの常識が覆っています。

野球も同じ。

昔の野球と今の野球は明らかに別物です。



ましてや今や情報化時代。

今の子供はネットが使えますから、我々が子供
の時と比べものにならないほどの知識量を持って
います。

つまり、昔の子供より今の子供の方が遥かに賢い。

だから、子供に教える際には、「なぜか」もセット
で教えないと説得力がないのです。

一つ一つに理論や根拠が求められる時代なのです。




先に、自分の経験が大きく影響し、それを繰り返す
ものだと書きましたが、やはり例外な人はいます。

それは、何が正しいのかに途中で気づき、今までの
常識や価値観を修正しようとしている人。

つまり

「謙虚に学んでいる人」

です。



怒鳴る人ほど謙虚に学ぶ姿勢が欠落しています。

なぜなら、学んでいないから引き出しが少ない。

だから、一方的に怒鳴るしか術がないのです。



一方、学んでいる人は、たくさんの引き出しを
持っています。

だから、効果的な言葉を選んで、子供たちに
かけることができます。

それこそが「指導」だと思います。

「死導」であっては困るんです。



「謙虚に学ぶ」

今の時代だからこそ大切なことだと思います。

ましてや、これからの時代を担う子供たちを
育成する責任を負っているわけだからなおさら
のこと。

学ぶ姿勢もなく、易きに逃げる、前時代的な指導者
が1日でも早く淘汰される世の中になることを望ん
でいます。



【シュガーの今日のひと品】


考える野球/遠藤 友彦

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タイトル通りです。

指導者の方々に一読して欲しい一品です。


「俺は考えているよ!」

って言う方いらっしゃるかもしれません。


でも、そういうことを言う人に限って、実は
考えていないのです。

考えている「つもり」なのです。

なぜなら、私が前述した「謙虚さ」が欠落
しているから。

学んでいない言い訳に過ぎないんです。



学びましょう!

学ぶことは楽しいですよ音譜

自分も子供たちも幸せになりますニコニコ


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「指導者のイライラの原因を考える」の「その2」です。

前回は「勝ち」にこだわりすぎるという話をしましたね。

「勝つこと」が目標でなく、目的になってしまうとイライラは
増幅してしまうのですプンプン




その他イライラする原因として考えられるのが以下のこと。

「自分は現役時代そこそこ上手かった方(実績ある方)」



「自分も出来たんだから子供たちだって出来るはず」

「そのなことは容易いなことだ」

と、出来た人ほどそう考えがちです。



でも、相手は小学生ですよ。

「心技体」全てにおいて、未熟な小学生です。

精度の高い野球など出来る訳がない。




「フライ打つな!」

そうしたくなくても、ちょっとしたタイミングのズレで
そうなんちゃうんですよ!



「高めのボール球は振るな!」

思わず手が出ちゃうんですって!



「見送り三振はダメだと言ってるだろうが!」

手が出ないときってあるじゃないですか!?




私からすれば、野球経験のない人が言ってることに
しか聞こえません。

なぜなら、野球には全て付き物だから。

思い通りにならないことや、思わずそうしてしまう
ことっていうのは、野球を経験してきた人なら理解
できるはず。



「あなたはプレーヤーとして、それほど完璧な野球を
やってこられたんですか?」

って、聞いてみたくなります。



「認めること」なんです。

良さも、悪さも全部ひっくるめて、その子の特徴だと
認めてあげることが必要なんです。

そうすれば、子供たちは我々大人ときちんと向き合う
ようになるんです。

一方的に上から目線でどやしつけている以上は、子供
たちとの距離は縮まることはありません。



子供たちとの信頼関係は大切です。

チームワークというものは、選手間だけのものでは
ありません。

監督・コーチ・父兄など、そこに関係する人たち
全てがよい関係を保てないとチームとして成り立た
ないのです。

チームワークが悪いチームは、各々がバラバラです
から、そういうチームは当然結果も出ない。



大人だろうが、子供だろうが、やるのは人間。

どんなに技術が優れた子供たちを集めても、心が充実
してないと結果なんか残せるはずありません。

その子供たちの心を充実させる環境を整えるのが、
指導者であり、父兄たちなどの大人たちの役目だと
思っています。



子供の視点で考えてあげましょう。

そうすれば、何かが変わってくるはず。

私はそう思います(^^



【シュガーの今日のひと品】

ESCO:エスコ:[10~200MPH] スピードガン EA714A-2

¥18,081
楽天



私も最近まで持っていました。

以前は時々子供たちの球速を計測して、
記録をつけたことなどありました。



競争や記録会になると子供たちは目の色
を変えます(^^


やはり、子供たち能力は数字的に表現できれば、
子供たちの成長度合いも客観的に分かるので、
よいと思います。



ちなみスピードガンは、新品だと高いので、
ヤフオクなどを利用したほうがよいでしょう。

7~8,000円くらいで購入できますから。




今回からブログタイトルを変更しましたo(^-^)o

理由は、

1.一人でも多くの方に読んで頂きたい

2.いろいろとみなさんからのご意見・ご感想を
  伺い、勉強したい

3.少年野球指導論に特化した内容であることを
  予めご理解頂きたい


上記1と2については、ややもすると独善的で、
独りよがりになりがち部分を改め、真摯に勉強
していきたいと思っているところからきています。

3については、これは中学・高校生への指導にも
当てはまるものではないということをご理解頂き
たいということです。

やはり、指導にもそのレベルによって段階がある
ということを踏まえた上での記事内容になります。



それでは今日のタイトル

「指導者のイライラの原因について考える」

についてです。

野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール野球ボール


子供の特性を理解していない指導者は、子供たちに精度
の高い野球を要求しがちです。


「ゴロ打て!」

「フライ打つな!」

「そんなフライも取れないのか!」

「高め振るなっていっただろうが!」

「その球は低すぎるから、手出しちゃダメなんだよ!」

「何考えてんだ!そこ振れっていってないだろ!」

・・・・・

もう否定形の嵐ですガーン

聞いている方こっちも気分が悪くなります。



それにしても、なぜそんなにもイライラするのでしょうか?

これはあくまでもシュガー的分析の範囲ですがパー


1.人一倍「勝ちたい」という気持ちが強い方

2.自分は現役時代そこそこ上手かった方(実績ある方)

3.逆に野球が下手で何らかのコンプレックス
  を抱いている方

4.家庭生活が上手くいっていない方(私生活のストレス)

5.仕事が上手くいっていない方(職場のストレス)



1について

「勝ちたい」と思うのは大人だけでなく、当の子供たちは
尚更のこと。

やるからには誰しもが「勝ちたい」、「負けたくない」と
思うのは当たり前。

エンジョイベースボールを提唱する私だって

「楽しけりゃ負けてもいい」

なんて絶対に思いません。

当たり前です。

指導者がそんな態度とったら、問題です。

なぜなら試合で勝つために練習しているのだから。

でも、この「ため」っていうのがくせ者なんですよね。



「勝たなければ意味がない」

こう言い切る大人がいます。

こういう人は勝つことが「目的」になってしまっている人。

でも勝つことは、あくまでも「目標」だと考える人はそうは
考えないはず。

例えば目的は、子供たちがケガもなく、全力で戦うこと。

あるいは、一つ一つ経験を積み重ねていくことで「心技体」
を育んでいくこととしたらどうでしょうか?



そりゃ、負けたら悔しいですむっ

勝つという目標が達成されなかったわけですから。

それに大人から見れば、小学生の野球はもどかしさでいっぱいショック!

大人だって人間だから、イライラするのもある程度は
やむを得ないこと。

私もそうですから。

でも「ある程度」ですよパー



でもイライラが頂点に達して、見境なく、また大人げなく
爆発するカッコ悪い指導者がいますドンッ

そして、子供たちにばかり反省を求めて、自分は責任
逃れです。

「私は指導力がない最低の指導者です」

って、声高に自分を宣伝しているようなもの。



試合中なども、相手チームの方からそんな声が聞こえて
くることはしょっちゅうガーン

私の心中は、そのことが気になって野球に集中できなく
なり、且つ子供たちが不憫でならなくなります。

その時点で、子供たちは相手チームと戦っているのでは
なく、自軍の監督、コーチと戦っていることになります。

そういうチーム子達たちは当然表情はこわばり、空元気
を出すのがやっとガーン



「元気がない!」

「声出せ!」

「集中しろ!」

・・・・・・。

子供たちの元気と集中力を奪っている張本人が自分だ
ということが気がつかずに・・・ガーン

私は苦笑で、顔が元に戻らなくなります(-_-;)



「そういうあなたはどうなんだ!?」

という声が聞こえてきそうです。

私は随分我慢できるようになりました(#^.^#)

以前は、大声張り上げる方でしたが。



私は子供たちと一緒に童心に帰って野球を楽しんでいます(-^〇^-)b

ナイスプレーだろうが、ミスプレーだろうが、
グータッチしてます。



「声出せ!」って言わなくたって、自然に出ています。

「元気出せ!」って言わなくたって、自然に出ています。

「集中しろ!」って言わなくたって、自然にしています。



指導者は

「頑張りすぎず、言いすぎず、見守り、そして一緒に楽しむ」

に徹していればよいと思います。


審判が試合開始を宣告するときの言葉があるではないですか。


「Play Ball!!(さあ、ボール遊ぼう)」って。


子供たちの力を引き出すポイントってそこにあるんじゃ
ないでしょうか?



かなり長文になりましたが、今回はこのへんで(*⌒∇⌒*)



【シュガーの今日のひと品】


最新 一番よくわかる少年野球ルールブック/Winning Ball

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最近はやってませんが、以前はよく子供たち集めてルールの
勉強会してました野球*

そのとき、教材にした本です。

私的には、一番分かりやすく解説されている本だと思って
います。



でも大人はやっぱりこれです。

公認野球規則―Official Baseball Rules〈2011〉/著者不明

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私は毎年度買ってます(^^♪