「JTのテレビCM」
で、女子バレー選手が登場する、
お金のかかった大掛かりなもがある。
いかにも、
タバコの悪いイメージから脱却しようという魂胆が
見えなくもないが、
新しい、安全な食を提供しようという姿勢は伝わって来る。
しかし、
新しい、JTの未来を担う食品の新しいイメージは、
実は、それが中国からの毒入り食品だったと判明して
もろくも崩れ去ってしまった。
わたしは不覚にも、無意識に、
それらは、日本で安全かつ衛生的に
作られていると思っていたのだ。
ただ、食べていないので実害はない。
広告は、無意識に受け入れると怖い。
「こんな広告だしているが、影で何やっているのやら」
なんて考えていてちょうどよいと思う。
銀行や保険のコマーシャルもそうだ。
1980年代にアメリカに住んでいたが、
そのころから、アメリカの良識あるほとんどの人たちは、
テレビ、それも広告を疑い深く見ていた。
我々もそうなりつつある。
良い事だ。
お金のかかった大掛かりなもがある。
いかにも、
タバコの悪いイメージから脱却しようという魂胆が
見えなくもないが、
新しい、安全な食を提供しようという姿勢は伝わって来る。
しかし、
新しい、JTの未来を担う食品の新しいイメージは、
実は、それが中国からの毒入り食品だったと判明して
もろくも崩れ去ってしまった。
わたしは不覚にも、無意識に、
それらは、日本で安全かつ衛生的に
作られていると思っていたのだ。
ただ、食べていないので実害はない。
広告は、無意識に受け入れると怖い。
「こんな広告だしているが、影で何やっているのやら」
なんて考えていてちょうどよいと思う。
銀行や保険のコマーシャルもそうだ。
1980年代にアメリカに住んでいたが、
そのころから、アメリカの良識あるほとんどの人たちは、
テレビ、それも広告を疑い深く見ていた。
我々もそうなりつつある。
良い事だ。
「広告写真とエディトリアル写真」
の違いを一言で言えば、
広告写真は、アートディレクターの作品で、
エディトリアル写真は、それを撮った写真家の作品である点だ。
広告写真は直接的には、写真家が撮ったものだが、
アイデアやコンテ、それをどう撮るのかという演出は
アートディレクターがほとんどを決定する。
私の場合雑誌の仕事では、
編集者から「カラーで縦位置で撮ってね」程度の要求以外は
ほとんど白紙委任状だった。
通常は、撮影のアイデアは写真家任せと言ってよい。
写真というものの生命が、それをどう撮るのか、
という写真家のアイデアや想像力に依存していることを考えると
広告写真は、写真を撮っているという感覚がない。
少なくとも、私はそう感じていた。
広告写真はフラストレーションが溜まり
エディトリアルの写真は楽しい。
しかし、
広告写真のギャラは高く、
エディトリアルのそれは安い。
世の中はなかなか難しい。
「骨董」
平凡社の「太陽」で骨董の特集があると、
なぜか私のところに仕事がきていた。
別に、私は骨董が好きではないのだが。
「別冊太陽」で李朝の陶器の本を出す事になって、
全国を撮影して回ったことがある。
取材先は、個人の収集家、骨董屋、美術館など。
私と編集者と、編集者を装った真贋鑑定家の3人で
撮影に臨むわけだが、
真贋鑑定家が、そっと私の裾を引っ張り、
蚊の鳴くような声で、
「龍之介さん。それ、撮らなくていい。贋ものだから!」
と言うのだ。
私は、
「あっ、あっちの方が今回の特集の趣旨にふさわしいかな。ね、○さん(編集者)
、、、これは今回は遠慮させてもらいます」
なんて、立ち会いの方に弁明して、贋物を避けながら、
撮影を進めていくわけだ。
長年骨董に親しんでいる、ベテランの収集家やキュレターでさえ
見抜けない贋ものを、即座に見抜く!
これが、とっても格好良かった。
まさに、プロ!
骨董の世界に贋作はつきもの。
その見分け方や手口を、いろいろと聞いたが、
敵もさるもので、だましの手口も多種多様。
骨董を眺めたりするより、
そちらの方が面白かったものだ。
なぜか私のところに仕事がきていた。
別に、私は骨董が好きではないのだが。
「別冊太陽」で李朝の陶器の本を出す事になって、
全国を撮影して回ったことがある。
取材先は、個人の収集家、骨董屋、美術館など。
私と編集者と、編集者を装った真贋鑑定家の3人で
撮影に臨むわけだが、
真贋鑑定家が、そっと私の裾を引っ張り、
蚊の鳴くような声で、
「龍之介さん。それ、撮らなくていい。贋ものだから!」
と言うのだ。
私は、
「あっ、あっちの方が今回の特集の趣旨にふさわしいかな。ね、○さん(編集者)
、、、これは今回は遠慮させてもらいます」
なんて、立ち会いの方に弁明して、贋物を避けながら、
撮影を進めていくわけだ。
長年骨董に親しんでいる、ベテランの収集家やキュレターでさえ
見抜けない贋ものを、即座に見抜く!
これが、とっても格好良かった。
まさに、プロ!
骨董の世界に贋作はつきもの。
その見分け方や手口を、いろいろと聞いたが、
敵もさるもので、だましの手口も多種多様。
骨董を眺めたりするより、
そちらの方が面白かったものだ。