ランニング・デビルマン -155ページ目

ランニング・デビルマン

走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

西浜小エイドではアクアラインマラソンの時にご一緒した夫婦ランナーさんに再会。地下足袋を痛く気に入って貰えたらしくデビルご満悦…。

ここも最小限の休憩で再スタートを切るとすぐに河口湖デーモンとの闘いに入った。最早歩くのと変わらない速度でしか走ることの出来ないデビルではあったが、最後の力を振り絞る。
湖畔の周回を終えると信号待ちやらで思うように進めなくなるのがわかっているからこそ、ここが踏ん張りどころなのだ。

やがて…

ついに100キロの距離に到達した…


経過時間は12時間20分。前回完走時よりも20分近く遅れているではないか!前回は12時間ジャストで100キロ通過していることを考えると、本当にギリギリになりそうだ!


(ヤバイな…)

焦り出してはいたが、脚は思うようには動いてくれない。前方を歩く人といくら走っても差が縮まらない時は悪夢を見ているようだった…。それでもここまで来たら意地でも時間内完走しなくちゃならないという一心だけで脚を動かす。


やがて、河口湖大橋に繋がるメインストリートへ出るために右折する。


いきなり車の通りが激しくなり、時折デビルマ~ンという声援もチラホラ聞こえてくるようになる。恐らく周りのランナー全員が制限時間を気にしながら走っていることだろう。

それにしても制限時間辺りにこれほどの数のランナーがかつていたのであろうか?それだけ今年の富士五湖は過酷だったということだろうか?


そんなことを考えながら、信号待ちの時間を利用して、デビルウィングの電飾再点灯!遂にステラシアターの坂に差し掛かる前に独りエレクトリカルパレードなデビルマン降臨!!

坂の前のエイドにピットインすると、何故か大きくて青いあの人が娘も青くなって佇んでいた…。


《続く》


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本栖湖エイドを出発してすぐに、この日3回目となる

『勝手エイド』

にて、3杯目となる泡の出る飲み物とおでんを頂く。富士五湖でビールとおでんなんて最高の組み合わせだ…。

「いやあ、このエイド最高!」

お礼を言い、目指すは野鳥の森エイド。


この区間は本栖湖を目指す後続ランナーとすれ違いゾーン。懸命に頑張るみんなを手を叩き鼓舞するデビル。これも富士五湖の風物詩となってきた感があるが、初めてウルトラ走った時は俺もこんな感じだったんだろうなとすれ違う人を見てしみじみ思う。

この時間帯は関門突破ギリギリだ。

「ファイト!もう少しだぞ!」

己のテンションもアゲアゲでこのまま西湖に続く上り坂も一気に駆け上がる。本栖湖で抜かれた分を取り戻すように力走すると、再び我がTBRCエイドのある野鳥の森まで辿り着いた…。


「す、すいませんがビールはないですか?」
「ビールは無いよ~。来年用意しておくね(はぁと)」

厳しくなってきている制限時間に挑むように己に叱咤激励をするように、そして諦めかけて心折れそうな周りのランナーに聞こえるようにデビルは声を発する。

「残りはハーフマラソン一本分。時間は十分に逝けるだろ!」



再び走り出すが、上がったテンションは下がるもの。西湖周回道路で遂に凶悪なデーモンに掴まった…。



(ふふふ、デビルマン…。小江戸大江戸デーモンにやられた足首周辺の痛みはまだ癒えていないんだよな…。俺はラシュワンみたいにフェアじゃないからそこは狙い撃ちだ!)


ぐっ…。

どんなに痛くても力王ファイターの名にかけて、歩きはしない。例え歩くのと変わらぬ速度でも走り続ける以外にゴールに辿り着く術はないのだ。
見渡す先を延々と続く道を行くランナー達。ここは先をみれば心折れる地点だとわかっているからこそ自分に言い聞かせる。

(俺のゴールは見えないところにあるからこそ、そこに辿り着く価値があるのだ…。見えるところは近いから見えるんだ!)


ひたすら我慢の時を過ごし、西湖デーモンを何とか撃破すると、再び西浜小学校のビッグエイドに到達した。前回完走時よりも明らかに遅れての到達であった…。

《続く》



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昨夜一晩を共に過ごしたTBRC112キロ軍団ともこの辺りで絡み合う。


本栖湖にはいるとデビルは一気にペースダウン。寂し過ぎて死んでしまいそうになるくらいに本栖湖は静かだ…。

(本栖湖デーモンを倒す!!)

昨年のDNSの借りを返すためにここまで来たんだ、どれだけ強力なデーモンが来ても負けてたまるか!というか朝のあれだけ難敵だったデーモンに比べればすっかり天候も回復した本栖湖デーモンにも負ける気はしない。足取りは重くなっていたが、何故か確信に似た自信が湧いてきた…。


(本栖湖過ぎたらペースをあげる。今は耐える時…。)


不思議なものだ。制限時間が厳しくなろうとも、諦めるということが選択肢に無いのがデビル脳の特徴だ。
後続に次々抜かれてズルズルと後退するも、立ち止まることは無いのだから確実に前へ進んでいるのだ。


やがて、本栖湖にポツンとあった私設エイドまで辿り着く。

「いやあ、ここにエイド出してくれるだけで嬉しいんだよね!」

今回は本当に私設エイドに助けて貰っている。公式エイドも数は多いがなにぶんそこはランナーズウェルネスクオリティ。以前に比べれば良くなっているものの、私設エイドとの相乗効果があるだけで何倍も富士五湖を楽しめるってもんですよね。



「デビル~、壮年ザルです!」

おお!なんだかランナーっぽい格好してるから誰かと思ったら壮年ザルことsnufkinさんにここで抜かれる。初ウルトラにしてしっかりした足取りで本栖湖を攻略している。


デビルも徐々にペースを取り戻しながら本栖湖を攻略し終えると、遂に二回目の本栖湖エイドに戻ってきた…。


(さあ行くぞ!本栖湖目掛けて闘っているウルトラの戦士達にパワーを与えるために!)


残りは青梅マラソン一本分、デビルは遂に禁断の呪文を唱えた。

いつ走るの?
今でしょ!

骨付きデビルウィングが少しはためいた気がした…。


《続く》


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野鳥の森から精進湖を目指す。
この区間ではトップランナーとのすれ違いで力を貰う。

「ナイスラン!!」

112キロのトップを行くのは連覇中のあの人。このコンディションでもキッチリ先頭を行くのはあっぱれとしか言いようが無い。

(速くて強い…)

ある意味理想の姿だ。俺は果たしてあんな凄い人に少しでも近づく事ができる日が来るのだろうか?

手を叩いてすれ違うランナーを応援するとともに己を鼓舞する。疲れているはずなのに、声を出せば不思議と力が湧いてくる。多分、声なんか出さずに手なんか叩かずに黙々と走れば消耗は抑えられるのかもしれないが、そんなつまらない事をするためにここに来たのではない。

下りで一気にまくると、精進湖周回に突入した…。

上がったテンションは下がるもの。精進湖周回では続々と後続に抜かれて行く。しかしここは短い距離だ。

(すぐに本栖湖へのすれ違いゾーンに再び入るはず)


そう思って前を見ると

『湖南ナンバー』の出身男と見覚えのあるハッタマンの中身汁の人が!

「焼肉ない?」
「焼肉もビールもないよ」

ここで知り合いに逢えると勇気100倍!

「いやあ、地下足袋いいでしょ!」
から始まり、どれだけ過酷なレースかを思わず説明。ガッチャがいいペースで進んでいること、このままだと結構制限時間厳しそうなことなどなど話して別れを告げる。いい気分転換になったデビルは再びすれ違いゾーンへ。


「ナイスラン!」


下がったテンションは再び上がるもの。本栖湖までの道のりを一気に駆け抜けるとほぼ70キロ地点のエイドまで予定よりも20分程遅れで到達した。

「ロスタイムはないぞ!」

カステラを一切れと水分を補給すると休む間もなく112キロだけが味わえる本栖湖周回へ突入していった…。休憩は無いに等しいのだ。


《続く》


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西浜小からの上り坂を抜けると、私設エイドが出ていた。小江戸・大江戸でお世話になったしろくまエイドや、いつも応援してくださるキヨ妻さんなど、公式エイドがバリエーション少ないが故に、私設エイドでの補給は本当にありがたい。

特に今回は温かい飲み物を飲めたのが助かった。

こうして、西湖を抜け、野鳥の森のうどんエイドを目指す。この頃になると雨もあがってきてコンディションが回復してきた。

(強風デーモンが襲ってきたら濡れネズミデビルは体温奪われるな…。)

幸いにも、富士五湖デーモンはそこまで厳しくは無かったようだ。いつもなら湖からの風に煽られてデビルウィングがハチャメチャになるところ、風がほとんどないので助かった…。


「デビルファイトー!!」
「この先の野鳥の森で待ってるよ!」


デビルが所属するランニングチーム『TBRC』の監督がセレブの乗る自動車『アウトランダーPHEV』で横を通り過ぎて行く。


(ああ、俺は今回はチームで参加していたな…。112キロの部に参戦しているメンバーって少なかったなあ…。)


やがて、うどんエイドのある野鳥の森へ辿り着く。ロスタイムを最小限にするためにうどんは食べるつもりが無かったが、同じ場所に出店していたTBRCエイド(別名Bar聖子)で補給をさせてもらい、記念撮影などして盛り上がる。

「いやあ~、もう寒くてさ~、普通なら中止だよ中止」

もうどんだけ自分がすごい大変なのかアピール出来てデビルご満足…。こういう時に仲間って嬉しいもんですね。


「じゃあ、ちょっくら本栖湖デーモン退治して戻ってきます!」

野鳥の森を出発し、目指すは本栖湖ビッグエイド。デビル的にはここを8時間以内に到達したかったが非常に厳しくなってきた。


(ここから精進湖までの区間で巻き返す!)

この区間では息を吹き返すのが富士五湖の鉄則なのであった。


《続く》


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