(新型肺炎です)
我々は知らず知らずのうちに、
「心理学」を利用した
「印象操作」の影響を受けています。
特にマスコミの代表である
「テレビ」はその傾向が強いです。
例えば
お金持ちを紹介する番組で
「この人はお金持ちの社長です。
年商はなんと!6億円!」
とあったとしましょう。
「へえ~
年間6億円も稼ぐんだ~😀」
と思った人は、テレビ局の思うツボ
年商とは、あくまで
「会社の年間売上高」です。
社長の年収ではありません。
年商6億円程度の会社なんてザラにあります。
仮にその会社の扱う商品の
粗利益率が20%としましょう。
となると、粗利益は1億2000万円
社員が5人いたとすれば、人件費は2000万円ほど。事務所の賃貸費用や営業車や事務機器のリース料、その他経費等を考えると、残るのは8000万円としましょう。そこから税金等を支払えば残るのは4000万円ほど。(話をわかり易くするため、かなり簡略化してます)
そして、会社も成長のためには現金が必要なので、社長の取り分(役員報酬)を半分程度とすると、
本当の年収は2000万円
これでもサラリーマンより多いですし、年収以外の特典(経費)もあります。
つまり、
似て意味の異なる言葉を使うことで、受け手を意識的に誤解させ、実に30倍も大きく見せている訳です。
そして、豪邸に住んでいるけど、実はローン。高級外車に乗っているけど、実は会社名義。なんてことは、ザラだったりするかと思われます。
こちらは、言わなくても「金持ち」というイメージから視聴者が勝手に思い込む。という例です。
このように、視聴者を意図的に誤解させるテクニックは
いろんな所で、頻繁に使われています。
では、今回の新型肺炎の場合はどうか?
テレビの報道はこうですね。
およそ8割の方が、軽症で終わります。だから心配し過ぎる必要はありません。
なるほど!じゃあ大丈夫なのか?🤔
では、これは?
およそ5人に1人の割合で、重症化してしまいます。重症化すると肺炎となり息ができないほど苦しいためICU(集中治療室)で酸素吸入をしなければいけません。その中で4人に1人が危篤状態となり、
さらに半分は帰らぬ人になってしまいます。
え~っ?それは怖いな🤔
って、どっちが本当なの?🥶
実はこれ、どちらも事実ですが、
テレビで後者の話し方をしてたらどう思いますか?
今の認識と違うのでは?
どちらに
スポットライトを当てるのか?
そして、詳細を話すのか?
大まかな話に留めるのか?
たったこの2点で、
受け手の取り方が180度変わってしまいます。
これを意識的に行うのが
「印象操作」です。
では、どちらがより我々にとって
正解に近いのか?
これはその危険がどの程度身に迫っているかで決まります。
今や皆さんが本当に知りたいのは、
安全情報ではなく、
危険情報ですよね。
では、自ずとどちらかわかるかと。
つまり、こと、
この新型コロナウイルスについては、我々は実態より、かなり軽く見せられていた事になります。
また、前回お話した
「マスク不要論」も然り。
医療関係者が先々手に入らないかもしれないからといって、「マスクを買うのを控えて下さい」
では国民は言うことを聞きませんし、むしろ困窮していると見て、買い占め転売が加速してしまいます。
ならば、「マスクが感染予防に効果があるという根拠はない!」と言えば、実は否定してないのに、否定されているという思い込みを誘発する効果があります。
まあ、露骨に否定している報道もありましたが、やり過ぎです。
2009年に新型インフルエンザが流行った際に、日本(特に神戸)は圧倒的なマスク装着率で感染と死者を最小限に抑え込んだ実績があるのに、その事は報道されません。(他に季節(夏)が味方したという要因もありますが)
そして、これらには意図があります。
①国民にパニックを起こさせない。
②病院に人が殺到すれば、そこでの二次感染や医療のパンクが起きるので、武漢の二の舞は避けたい。
③マスクが医療関係者に渡らないのは困る。国民に自発的に買い控えさせたい。
④大事(おおごと)にしなければ、2003年のSARS(感染者0)ほどではなくても、少数の感染者で、このまま収まるかもしれない。そうすれば、経済や観光、オリンピックへの被害も最小限で済む。
⑤2009年の新型インフルエンザでは、「対策を過剰にやり過ぎだ!」
「イタズラに不安を煽った!」
と後になって批難を受けた。
今回、それは避けたい。
こんな意図が働いてた事が想定されます。
ここでさらに、心理学的な影響
①現状維持バイアス
→今の行動、生活、スケジュールを変えたくない→そんな事(悪いシナリオ)は起きないと思い込む。
②正常化バイアス
→異常事態など、そう滅多に起きない。と思い込む
③プロスペクト理論
(損したくない)
→大げさにやり過ぎの対処をすれば、それ故に損してしまう。だから、状況が確定するまでは動かない。
そして、視聴者の側では
①ハロー効果
学者(医師)→専門家が言っているなら、「正しいか、少なくとも間違ってないはず」という、視聴者側の思い込み
②認知的不協和
人は矛盾を抱えた時に、例えこじつけでも、整合性を合わせようとする。
日に日に感染リスクが迫っている→マスクが必要なのに手に入らない(矛盾)
→マスク不要論を耳にする
→盲目的に信じる(整合性)
③集団心理
電車内でマスクしない人が多数派→安心感を覚える→大丈夫だろうと思い込む
このように
政府には意図があり、
マスコミには狙いがあり、
視聴者にも願望がある。
このような状況下において、
印象操作は行われ易く、しかも
効果を発揮し易いです。
信じるのは勝手ですが、後で泣きを見ないよう。誰も責任をとってくれないので。
最後に
今回の件で、最もやっかいなのは
「時間差」です。
潜伏期間は、おおむね数日~2週間程度
発症しても、悪化に気づくのにさらに1週間程度。
その間に、ウイルスは増殖を繰り返し徐々に身体を蝕んでいきます。
インフルエンザ薬の場合、発症から48時間以内に飲まないと効果が低下するそうです。つまり、早いうちなら薬も効く可能性が高い。
ところが、仕組み上、
予見が遅れ気味になる上に
「予防的投薬」は認められていないため、肺炎化すると生命の危機になるまでに1~2週間しかありません。
その頃に、
抗ウイルス薬を投薬しても、既にウイルスは増殖しており、効きにくい状態にあると思われます。
つまり、
発見しにくく、治療は迅速に行う必要があり、時間との勝負です。
まったく、とても厄介な病ですし、
引き続き、要警戒です。
【新型肺炎について】
【その他】
他にもいろいろお話があります。
「テーマ別」からだと見易いです。