鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ -45ページ目

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

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 アメリカ、オハイオ州立大学の機械工学者マノジュ・スリニバサン(Manoj Srinivasan)氏は、「人は目的地に向かうとき、無意識に歩行と走行を組み合わせている」という仮説を検証した。「エネルギー消費を最小限に抑える方法で移動しているのではないかと考えた」と同氏は話す。

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、「人は移動しながら、目的地までの距離に対する自分の感覚に基づいて、歩行と走行をうまく調節している。あらかじめ決めておくのではない」という結論を導き出した。


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「歩行と走行の組み合わせは、中程度の時間がある場合に適している。すぐに到着する必要はないが、時間が無限にあるわけでもない。この時間帯を“トワイライトゾーン”と名付けた」と同氏は説明する。


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歩行と走行の併用は市民ランナーによく見られる手法だ。ときどき走るのを止めて少し歩き、またジョギングのペースを再開すれば、42.195キロの苦痛はいくらか軽減されるだろう。「全体的なエネルギーを節約し、休みを取ることもできる」とスリニバサン氏は語る。

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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130219-00000000-natiogeo-sctch





 歩行と走行の併用=私達が<ジョグ&ウォーク>として奨励しているものですな。


 eA式マラソン“新常識”トレーニング では、P71で解説しています。


 走り続けないとトレーニングの効果はない~と思っている人もいますが、そんなことはまったくありません。休みっぱなしでもいけませんが、適度に休む・適度に歩く~のは、むしろ効率の良い持久系運動の方法であり、それによってさらなるスタミナアップも期待出来ます。


 土曜練習会 でも、5~6Km置きに給水休憩を取りますが、その数分間に体温と心拍を落とし、脚筋を一時的にストレスから解放することで、より大きな余裕を持って練習距離を走り通すことが出来るのです。

 その休憩によるプラス効果はあっても、大きなマイナスが生じるわけではありません。



 

 スリニバサン氏が触れている「市民ランナーによく見られる手法(脚法?)」というのは、日本ではあまりお馴染みではありませんが、アメリカでは、初心者のマラソン完走チャレンジとして本当によく見られるものです。ホノルルでもけっこうやっていますね。


 ただ、日本人は、走り通す~ことに意義を求める傾向にあり、それが無理でも、行けるところまで行く~どうにもこうにもならなくなったらやむを得ず歩く…というスタンスを取ります。その点で、はじめから<走ったり・歩いたり>作戦を取るアメリカ人とは考え方がだいぶ違いますね。


 まあ、レースはともかく、初心者のトレーニングには、もっともっとこのジョグ&ウォークを多用していった方がいいんじゃないかな~と常々考えています。



 いよいよ東京マラソン~ 超初心者の方は、最初からジョグ&ウォーク作戦に変更するのも一手かも。


 世界的にどのくらい人気があるのか分かりませんが、180カ国で実施しているというし、なによりも歴史と伝統があるはず。。。


 いつの日か、陸上競技やマラソンがオリンピックから外されることだってあり得るのか!?



 競技スポーツというのは、勝ち残りのシステムになっていますが、オリンピック種目の多くは、その頂点にオリンピックのメダル獲得があるわけです。サッカーとかは違いますけど。


 メジャーリーグは、アメリカNo.1決定戦を「ワールドシリーズ」と称し、WBCにはあまり関心を持ちません。頂点の位置付けが違うわけですね。


 日本の大学駅伝も、なぜか全日本よりも、関東NO.1を決める箱根の方が権威があり、更にはオリンピック種目でもある5000mや10000mで学生チャンピオンになることよりも、箱根駅伝で活躍することの方が尊ばれる傾向があります。


 駅伝はもちろんオリンピック種目ではなく、その頂点に「世界」を見据える目は必要ありません。そこんところにマラソンやトラックの中長距離種目で低迷する日本のジレンマがあります。




 もし、マラソンや長距離走がオリンピック種目でなければ、駅伝選手として完結することも全然アリなわけで、てか、いまや、多くの選手がそんな感じになりつつある~そんな構造になっているところに日本の陸上やマラソンの危機があるわけでもありますね。そこんところは、400mリレーでメダルを獲得した短距離とかとはぜんぜん状況が違ってます。



 他の競技の実情は分かりませんが、オリンピック種目から外されるというのは、その構造的に大変な打撃を受けることになるはずです。

 

 1980年のモスクワ五輪を日本がボイコットした時、瀬古利彦さんを指導する故中村清先生は「オリンピックだけがマラソンではない」と言われました。


 そこらへんの誰かが言うのではなく、何年もオリンピックの金メダルだけを夢見てきた方のお言葉だっただけに、大変な重みを感じたものです。



 ちなみに瀬古さんは、当時、事実上の世界一決定戦といわれた福岡国際マラソンで勝ち、それから1ヶ月も経たないうちに箱根駅伝の花の2区で軽く区間賞を取ってしまうような選手でした。見据えていたものが違いすぎました。。。


 



 eA土曜練習会 ~今週は駒沢公園で、過去最高の112名の方のご参加をいただきました。今度から100名を超えた日は満員御礼を出します。スタッフには大入り袋が配られるという噂も。。。


 東京マラソンの2週間前は参加者が増える~という経験則があるので、今回は、ロング走は4分00秒~6分30秒/Kmまでの8グループ、それにLSDを加えた9グループの編成です。意外にも4分30秒/kmグループが盛況でしたね~。


 

 なぜ、東京マラソンの2週間前は参加者が増えるのか?


 まあ、3週間前に30Kmをやって本番に備える~というのなら分かるんですが、これまでも、その3週間前の参加者数というのは、至って普通です。なぜ2週間前?


 なんだかんだで準備が遅れ、もうここがギリギリ最後のチャンス!みたいなケースも少なくないのかもしれませんね。


 が、そういう準備が遅れ、ギリギリ~要は走り込みが決して十分ではない…という方ほど、ギリギリの30Km走はリスキーです。これはなんとか消化しても、その疲労が想定以上に大きく、本番にきちんと調子を合わせられなかったり、走り切れずに20~25Kmくらいでリタイアしちゃうと、自信まで失ってしまう~ということで。。。


 やっぱりマラソン練習会のご利用は計画的に~です。


 今日は、駒沢公園のコース自体は比較的空いていて、東京マラソン組もやっぱり多くは調整モードに入っているのかな、という感じではあります。


 一方で、大阪国際女子、別大組がコースに戻ってきたり、名古屋ウィメンズエリート組をチラホラと見かけたりと、層が入れ替わってきたようですね。


 


 まるで、マンガみたいに熱い闘いでした。


 おそらく力は五分か、ひょっとすると中本くんの方が上なのでしょうが、ああいう展開になると、中本くんは、どうしても逃げられないですね。。。そこは川内くんとは逆のタイプです。


 海外招待選手のレベルが高くなかったので、2人の一騎打ちになるのは鉄板の予想だったわけですが、ここしばらくの日本選手の先着争いはいずれも、後半~終盤にかけてみんな失速していく中で、その失速率の低い方が勝つ~みたいな、ちょっと水準の低い勝負ばかりでした。


 今回は、30Kmを過ぎても2人のペースは落ちることなく、前後半差はほぼイーブン。その上で最後までもつれたことは、どっちが勝った・負けたということ以上に、2人の走力が確実に上がっていることを如実に物語っているかと思います。


 とにもかくにも、低迷する日本マラソン界の、目を覆いたくなる課題は、<ペースが遅いのに失速すること>なわけです。


 今回は、<ソコソコのペースで、失速しなかった>ということで、世界にはまだ遠いとはいえ、大きな進歩ではありましたね。


 次はもちろん、<もっと速いペースで押し、その上で失速しないこと>~が求められてくるわけで、これは、東京組、びわ湖組に期待されるところでもありますね。



 残念なのは、3位以下。

 30Km手前までは、ちょっとおもしろそうな選手が何人か残っていたのですが、終わってみれば…。


 男女ともに、全盛期には、ビッグネームの先頭争いに、誰、あれ?みたいな新鋭が次々に割って入ってきて波乱を起こしたものです。


 ここんとこも、東京組、びわ湖組に期待したいですね。


 

 朝方、雨だったので、出足が鈍いかな?という感じもありましたし、先週が大阪国際女子~翌日が別大他、レースも多いという中、通常並みの約80名のご参加をいただきました。


 内容はいつも通りですが、今回はBバージョンに5分00秒/kmと5分30秒/kmを加え、ロング走7グループにLSDの計8グループで実施。


 で、それよりなにより、この日は異常気温で、練習会実施中18度くらいまで上がるような状況で大変でした。2周(約4.3Km)走っている間に1度上がる~みたいな中、こりゃ、久しぶりにサバイバル練習会になるか??という予感も、、、


 が、グループの選択肢が広がった分、「無理のないペースでじっくりと~」ということで多くの方が最初から下方修正出来たことと、給水の頻度を増やし、塩熱サプリ&飴も大活躍し、意外とソフトランディング的に取り組めました。


 WBGTこそ上がらず、それほど危険な状態ではなかったものの、やはり突然の大幅気温上昇は堪えますね。


 

 次回(2月9日)は、Aバージョンのトップに4分00秒/kmを設定し、更に5分15秒/kmと5分45秒/kmを加えてのロング走8グループ&LSDの9グループ編成でご参加をお待ちしています~。