アイアンマン初挑戦の日、天気はまさに大荒れ!
強風と大雨の中、「え、初めてでこれってアリ?」と思わず苦笑い。でも、不思議と準備万端の気持ちでスタートラインに立っていました。
アイアンマンへの道は、今年のオーストラリア・デー・トライアスロンから始まりました。このレース、実はスイム中に救助されて途中棄権(DNF)してしまったんです。そのとき、「アイアンマンの道は甘くない」と心の底から実感しました。それでも、あきらめずにコツコツとトレーニングを続け、いよいよ本番のバッセルトンへ。
スイム:荒波でもマイペースで
当日は予想以上に過酷なコンディション。スイムは荒波の中でのスタートでしたが、落ち着いて自分のペースで進むことができました。練習のおかげで焦らず対処できたのが大きかったと思います。
コースは「Australian Exit」という形式で2周回。1周目で陸に上がる際には、吐いてしまう人やリタイアする選手も多かったと後で聞きました。また、このスイムレッグ中に残念ながら命を落とされた方がいたことも、レース後に先輩トライアスリートから教えてもらいました。
そんな状況の中、スイムスタート時点で初出場の私を気遣ってくれていた先輩が、ギリギリまでそばにいてくれました。スタート前、不安そうに私を見つめる姿が印象に残っていて、「どうしたのかな?」と思っていたのですが、レース後に理由を聞いて納得。実は、かなり荒れた波を目の当たりにし、「私が無事に泳ぎ切れるだろうか」と心配してくれていたそうです。それでも、あえてレース前には不安を口にせず、見守ってくれたその心遣いに本当に感謝しています。
荒波の中でのスイムは決して簡単ではありませんでしたが、そんなサポートと練習の積み重ねが私を支えてくれたと感じています。
バイク:楽しさが痛みと風を超えるエネルギーに
強風の中を進むのは決して簡単ではありませんでしたが、ワクワク感がそのすべてを上回り、思わず笑顔がこぼれました。ペダルを回し続けることで楽しさを感じ、難しい状況でもエネルギーに変えていました。しかし、1周目の終わり頃には雨が降り始め、コンディションはさらに厳しくなりました。それでも焦らず、冷静に対応しました。
序盤から左膝に違和感を感じていましたが、痛みが悪化しないようにと祈りながら走りました。100kmを超えたあたりから膝の痛みが気になるようになり、それからは痛みを誤魔化しながら進みました。痛みが強くなるとギアを軽くして対応し、落ち着いたら元に戻して頑張ることを繰り返していました。しかし、140km地点あたりからはその誤魔化しも効かなくなり、軽いギアでしか回せなくなりました。その時、少しがっかりした気持ちが湧いてきましたが、「完走が最優先」と心を切り替えました。20km/hなら維持できる、このペースなら残り40kmを2時間で終えられる、と自分に言い聞かせて淡々と進みました。
そんな状況でも冷静に物事を見て、慌てることなく、完走という目標にしっかりと集中できた自分に驚きました。「こんな自分がいるんだな」と、新たな一面を発見できた気分でした。
景色は最高でした。
ラン:風に負けずランウォークで進む
幸いにも膝の痛みがランに影響することはなく、ランパートへ。ここではラン・ウォークを上手に組み合わせて走りました。向かい風では短めのインターバル、追い風のときは少し長めに走るスタイルでペースを調整。
最後の数キロではふくらはぎが少し張ってきたので、無理せず歩きを取り入れつつゴールを目指しました。「完走だけを目標に」と思いながらも、ゴールが近づくたびに興奮と感動が込み上げてきました!
ゴール:15時間の奇跡 ( 大げさだけど🤣)
ゴールを越えたとき、自分のタイムを知りませんでした。そこへ夫君が「15時間38秒!」と教えてくれてびっくり!まさかこんなタイムでフィニッシュできるなんて、夢にも思っていませんでした。
目標は17時間ギリギリで完走だったので、15時間台なんて完全に想定外。コーチには「15時間30分くらい狙えるかもよ」と言われていたけど、正直そのときは「いやいや、ムリでしょ!」と笑って流していました(笑)。
次の挑戦へ…?
「アイアンマンはこれ1回で十分!」と思っていたのに、今では「次もやってみたいかも…?」なんて思っている自分がいます。
アイアンマンの魔法にかかったんでしょうか?
同じような経験をした方、きっと多いですよね!
次はもっとスムーズなレースができるように、また一歩ずつ頑張りたいと思います!







