クローバー(ノンフィクション小説) -99ページ目

死ぬはずだった夜‐27‐


今まで何度も
痴漢や変質者には遭ってきた。

危険な目にも遭った。


だけど何か違う……

これまでにない恐怖を感じた。

みんな大丈夫かな……


こんな状況でも
仲間の心配をしていた。

とりあえず寮の外は静かだ。

きっとみんなは大丈夫。


やっぱわたしには
すんげぇ疫病神が憑いてんなぁ……

滅多に寮なんかいないのに
爺ちゃん、みんな……



もしかしたら
これがわたしの
最期かもしんないよ。

死ぬはずだった夜‐26‐


何も気付かなかった。

それほど疲れていたんだろう……

男がいつ侵入し、
どうやってベッドまで運んだのか全く記憶がない。


男も驚いただろう……

変質者が侵入してきたにも関わらず
爆睡している女はベッドに移動させても
起きないのだから。


やっと状況が飲み込めた。



自分は……




とんでもなく
危険だという事。

死ぬはずだった夜‐25‐


暗がりに目が慣れてくると

横にいる男は……
覆面をし、ジャージを着ていた。


男は何も言葉を発しない。




なんでここにいるの?

9時に寮は施錠されたはずだった……



まさか……