死ぬはずだった夜‐27‐
痴漢や変質者には遭ってきた。
危険な目にも遭った。
だけど何か違う……
これまでにない恐怖を感じた。
みんな大丈夫かな……
こんな状況でも
仲間の心配をしていた。
とりあえず寮の外は静かだ。
きっとみんなは大丈夫。
やっぱわたしには
すんげぇ疫病神が憑いてんなぁ……
滅多に寮なんかいないのに
爺ちゃん、みんな……
もしかしたら
これがわたしの
最期かもしんないよ。
死ぬはずだった夜‐26‐
それほど疲れていたんだろう……
男がいつ侵入し、
どうやってベッドまで運んだのか全く記憶がない。
男も驚いただろう……
変質者が侵入してきたにも関わらず
爆睡している女はベッドに移動させても
起きないのだから。
やっと状況が飲み込めた。
今
自分は……
とんでもなく
危険だという事。