死ぬはずだった夜‐23‐
目が覚めた。
目をゆっくり開けると
部屋の電気はつけたままだったはずなのに……
真っ暗だった。
1人の時は部屋を真っ暗にして寝る事は
まずない。
机で論文を書いていたのに
ベッドの上にいた。
なんで?
夢遊病か??
いや、そんな事は今迄1度もない
そして息ができない程
首が苦しい……
誰かの腕が
自分の首に手を回している……
友達?
ベッドの上に寝ている隣で
ピタッと寄り添い座っている。
真っ暗でシーンと静まり返った部屋の中で
微かに聞こえる。
自分のものではない呼吸……
そっと目だけを横に向けた
そして
それを見て驚いた。
……な ん で い る の ?
死ぬはずだった夜‐22‐
さすがに睡魔が襲う
そう思って時計を見た時間だ。
次に目覚める迄の記憶は
ここまで。
部屋の電気はついたまま
机で論文を書いていた。
部屋でタバコを吸っていたので
部屋のドアはいつもなら鍵をかけるのだが、
休日は教官も見に来る事はない為鍵はかけていなかった。
いつの間にか
眠ってしまっていた……
そして
何故途中で目覚めてしまったのか
それは
苦しかったから。