クローバー(ノンフィクション小説) -100ページ目

死ぬはずだった夜‐24‐



驚いたのは……


ここにいるはずのない

いや、
ここにいてはいけない者が
そこにいたから。




わたしが見た者……



それは
女子寮にいるはずのない








男だった。

死ぬはずだった夜‐23‐


首の辺りがやけに苦しくて
目が覚めた。

目をゆっくり開けると
部屋の電気はつけたままだったはずなのに……

真っ暗だった。


1人の時は部屋を真っ暗にして寝る事は
まずない。

机で論文を書いていたのに
ベッドの上にいた。

なんで?

夢遊病か??


いや、そんな事は今迄1度もない

そして息ができない程
首が苦しい……

誰かの腕が
自分の首に手を回している……

友達?

ベッドの上に寝ている隣で
ピタッと寄り添い座っている。

真っ暗でシーンと静まり返った部屋の中で
微かに聞こえる。

自分のものではない呼吸……


そっと目だけを横に向けた

そして
それを見て驚いた。






……な ん で い る の ?

死ぬはずだった夜‐22‐


AM0時

さすがに睡魔が襲う
そう思って時計を見た時間だ。

次に目覚める迄の記憶は
ここまで。

部屋の電気はついたまま
机で論文を書いていた。

部屋でタバコを吸っていたので
部屋のドアはいつもなら鍵をかけるのだが、
休日は教官も見に来る事はない為鍵はかけていなかった。


いつの間にか
眠ってしまっていた……


そして
何故途中で目覚めてしまったのか









それは
苦しかったから。