トラウマ‐10‐
手を差し延べても
払いのけられ……
自分は卒業したらこの場所を離れる。
リエはどうなる
一緒に思い出を作りたいと言って
ここに残ったリエは……
この場所で
再スタートをきらなければいけないんだ。
リエは怖がりで寂しがりやで泣き虫なのに
私が強がるから何も言えなくて……
いつも泣いてくれたリエは
私以上に辛かっただろう……
周りを心配させまいと
自分の気持ちに嘘をつく事は
時に相手を傷つけてしまう。
必ずしも自分の思いと
相手の思いとは
『=』(イコール)ではないんだ。
トラウマ‐9‐
とてつもなく弱かった。
苦しみや悲しみや弱い自分を
1人で背負い込み『大丈夫』と言い続けた。
怖いよ……
(あたしで良かったんだ)
辛いよ……
(あたしで良かったんだ)
助けて……
(あたしは大丈夫だから)
こんな心の葛藤が苦しくて。
感情を無にし孤独を選んだ理由が
分かり始めていた……
自分の優先順位は
誰よりも底辺だったんだ。
生きる希望を阻むモノ
それは
自分自身だった。
トラウマ‐8‐
1人の時間が必要なのに
1人でいるのが怖くなった 。
写真が嫌いなのに
もっと写真が嫌いになった。
外を堂々と歩けなくなって
好きな服が着れなくなって
眠れなくて
人混みが怖くて
男の人が怖くて……
好きなモノが怖くなって
嫌いなモノが更に嫌いになって
自分が自分じゃなくなって……
何もする事がなくて、
何も考える事がなくて、
退屈でつまらないと思っていた時間……
今ならそれが
どれだけ幸せな事なのか……
分かるのに。
あぁ…
消えて無くなりたい…