クローバー(ノンフィクション小説) -81ページ目

卒業‐6‐


卒業式が終わると
両親の元へと向かった。

「凄くいい答辞だった!嬉しかったよ」

「あたり前だろ!!」


顔を見られないように
足早に立ち去った。

嬉しいくせにつくづく不器用だ……

そして仲間と写真撮影。



出来上がった写真の自分……





腫れた顔で
笑っていた。

卒業‐5‐


卒業生入場

在校生の後ろの席に
両親は座っていた。

腫れた顔を気付かれないように
伏し目がちに通りすぎる……

在校生送辞

次はわたし……
大丈夫かな

卒業生答辞
名前を呼ばれて前に出る

来賓に礼、教官に礼、
そして仲間と父兄に……礼。

リエは泣いていた
教官も泣いていた
そしてお母さんも泣いていた……

ここでの3年間が
走馬灯のように駆け巡る。

『ここで出会えた仲間に 
ありがとう    』

『お父さんお母さん…… 
ありがとう   』


『あたしは…… 
あたしの道を進んでいきたい』

『あたしは…… 
あたしでありたい』


自分の存在は無ではないと……
必死に立っていた。

卒業‐4‐


教室に向かう……

3年間を共に過ごし、
共に学んだ仲間。

入学した頃
『友達はいらない』
なんて意地張ってたけど……


孤独は傷つく事もなければ
喜びもない……


みんなに出会えて良かった。
ありがとう。