命の価値-24-
詳しい状況をリエに説明した。
あとは黙ってポケベルを
持ち出した事も……
リエは
「ルナちゃんらしいよ」
そう言って
泣きながら笑っていた。
山から転落したにも関わらず
ドアを叩いた時に肩を痛めたのと
真珠の貝殻で手を切った程度で
怪我という怪我はなかった。
傷の手当てをしてもらい
リエと2人同じベッドで
少し眠った。
外は豪雨となり
雷がけたたましく鳴り響いていた……
命の価値-23-
出た!
後輩だ。
急いでリエに代わるよう伝えると
寝ぼけ声のリエが電話に出た。
時間がないので
とりあえず指定した場所迄
迎えに来て欲しいとだけ言い
電話を切った。
数十分後猛スピードで
リエが迎えに来てくれた。
そして私の姿を見て
先に泣いたのは
リエだった……
ずぶ濡れの服に
泥だらけの顔……
手には
血が滲んでいた。
命の価値-22-
さらにそこから
1時間公衆電話を目指して
ひたすら歩いた。
真夜中
車も人も通らない中
雨に打たれながら
一人歩き続けた……
やっとの思いで
公衆電話にたどり着く。
何かあった時に
連絡できるように
ポケットに30円入れていた。
まずは
和樹に電話する
出ない……
留守電に切り替わり10円
残り20円
私は
寮に電話をかけた。
お願い誰か出て……