クローバー(ノンフィクション小説) -144ページ目

命の価値-21-


そこは
お気に入りの場所だった。

目の前に広くて大きな海を
眺めながらレポートが書ける。


不幸中の幸いか……

知っている場所だった事で
希望が持てた。

ただ1つ気掛かりだったのは
黙って持ち出したリエのポケベル


もしかしたら途中で車の外に
投げ出されてるかもしれない……



ごめんリエ。

命の価値-20-


段々と暗がりに
目が慣れ始める……

ん?

ここ
どこかで見た事ある……



辿り着いた場所

そこは
いつもレポートを書きに来ていた
真珠の養殖場だった。

命の価値-19-


とりあえず助かった。

でもここからが
大変だった……


車はぼろぼろ
真っ暗闇に雨が降りしきる

振り返り
山を見上げる。


遠くにかすかな光


あそこまで
歩いて行かなきゃ……