心友-8-
「分かんない。
でも……どこでもいいじゃん」
「仕事はどうするん?」
「仕事は……
あたしの代わりなんていくらでもいるし」
「家族は?」
「後で言えばいい。
きっと分かってくれる」
「荷物は?」
「荷物はいらない!
別に大事な物とかもないし」
「あたしはいいの。
ルナちゃんの代わりはいないから!
ルナちゃんはルナちゃんしかいないもん」
「もう……
ルナちゃんの辛い姿見たくないんだ……」
リエ……
泣き虫で怖がりで
いつもわたしにくっついてた
いつも傍で
笑ってくれた
いつもわたしの代わりに
泣いてくれた……
わたしがリエに
いつも支えられていたんだ。
心友-7-
胸に突き刺さった。
「……ん? 大丈夫だよ」
「ルナ…… あたしルナには
感謝してるんだぁ。
あたしルナのお陰で凄く楽しかったし、
凄く強くなれた」
「いつもあたしの味方でいてくれて……
いつも強くて…… いつも優しくて……」
「一杯ルナちゃんに助けてもらった。
だから今度はあたしが返す番だよ」
「ルナちゃん。今からあたしと逃げよ!!」
大粒の涙を零しながら……
リエは笑って言った。
そうするしか方法がない位
もう……どうしようもない事を
リエも悟っていた。