心友-11-
帰る時間も教えてなかったのに……
それに何でここにいるのを知ってるの?
頑張ろうと思っていた気持ちが
一気に吹き飛ぶ程に恐怖を感じた。
もはや幸也の姿を目にしただけで、
気持ちよりも先に体が震え恐怖を感じていた……
「ル~ナさん!おかえり~」
そう言うと幸也は車に乗り込んだ。
「も~ 逃げたと思っちゃったよぉ。
あんまり舐めた真似してると知らないよ?」
………この後の記憶がない。
あまりの恐怖に……
何を言われ何をされたのか……
ただ1つ言える事
逃げられない。
心友-9-
「辛い時は頼ってもいいんだよ。
頑張ってそれでもどうしようもない時
は……
逃げてもいいじゃん」
もう1度だけ
もう1度だけ……頑張ってみよう
大好きな場所で
大好きな人に囲まれて
生きていたい……
だからもう1度だけ頑張ってみよう。
「リエ?……
あたしもう1回だけ頑張ってみるよ」
「ルナ……」
「分かった。あたしが入ると
ルナに迷惑かけるんだよね?」
「リエ…… ごめんな」
「大丈夫!あたしはルナちゃんの
味方だから! 信じてるから」
「ありがとう……」
「また……逢いに行くから」
こうして戻ってきた。
リエの車を降り、
自分の車に乗り換える
「またね!!」
リエは車が見えなくなる迄
手を振り続けていた。
坂を下る
そして
そこに待っていたモノ……