クローバー(ノンフィクション小説) -12ページ目

心友-11-

『これまでの話し』子供の頃から親に従順だったどちらかと言えば一人で遊ぶ事が多かった。ある日大好きな母親に好きな男がいる事を知り絶望感と裏切られた憎しみを抱えたまま心を閉ざした。…リンククローバー(ノンフィクション小説) 

 




な ん で ……


帰る時間も教えてなかったのに……
それに何でここにいるのを知ってるの?


頑張ろうと思っていた気持ちが
一気に吹き飛ぶ程に恐怖を感じた。

もはや幸也の姿を目にしただけで、
気持ちよりも先に体が震え恐怖を感じていた……



「ル~ナさん!おかえり~」



そう言うと幸也は車に乗り込んだ。


「も~ 逃げたと思っちゃったよぉ。
    あんまり舐めた真似してると知らないよ?」



………この後の記憶がない。


あまりの恐怖に……
何を言われ何をされたのか……





ただ1つ言える事







逃げられない。

心友-10-




坂をゆっくり下り
右折……



ライトが一面を照らす。



すると
目の前に……




両手を広げ、
真っすぐ前を見据え立つ
幸也がいた。

心友-9-



「リエ……」

「辛い時は頼ってもいいんだよ。
    頑張ってそれでもどうしようもない時
    は……
    逃げてもいいじゃん」


もう1度だけ

もう1度だけ……頑張ってみよう



大好きな場所で

大好きな人に囲まれて

生きていたい……
だからもう1度だけ頑張ってみよう。


「リエ?……
    あたしもう1回だけ頑張ってみるよ」


「ルナ……」
「分かった。あたしが入ると
    ルナに迷惑かけるんだよね?」


「リエ…… ごめんな」

「大丈夫!あたしはルナちゃんの
    味方だから!  信じてるから」


「ありがとう……」

「また……逢いに行くから」



こうして戻ってきた。

リエの車を降り、
自分の車に乗り換える


「またね!!」


リエは車が見えなくなる迄
手を振り続けていた。


坂を下る
そして
そこに待っていたモノ……