クローバー(ノンフィクション小説) -10ページ目

心友-17-



この瞬間
ここにいる事を諦めた。

もう……疲れた。

そもそも心ちゃんは関係ない。


元はと言えば……
自分が引き起こした事。

誰のせいでもない……
自分のせいだ。


それなのに……


自分の極限の姿に
人間の醜さを感じた。

心友-16-




兄ちゃん……


何で


何でだよ。



うちら家族なんだろ?



あたしは妹なんだろ?




自分が
守ろうとしてきたモノって……


何なんだよ………




リエや心ちゃんや家族と
一緒に、ずーっと一緒に……


居たかったのに。

心友-15-





「ごめん……しばらくは無理だ」


「絶対助けてくれるって言ったじゃん!
    兄ちゃん!!」



「…………」


「約束したじゃん!ねぇ助けてよ!!
    助けろよ!!心ちゃんの嘘つき!!!」




「できねぇなら初めから言うなよ!
    約束なんかすんなよ!!!」



約束って何だよ……


何かあったら助ける?


その言葉を


信じてたのに……



できないなら
初めから言うなよ。




心ちゃんが来てくれていたら助かったかもしれないと……


思えば思う程に


心ちゃんを責める事しか
できなかった。







できない約束は絶対にしない

……そう誓った日。