クローバー(ノンフィクション小説) -14ページ目

心友-5-



一緒に騒ぎたかったのに
体がきつくて
眠くて……

その日は久しぶりに
ぐっすり眠った。

リエは何も言わずに
そっとしておいてくれた。


次の日、
キャンプ場を後にし友達の家へ……
それ位から
幸也からの電話が鳴り始めた。


「おい!どこにおんねん!!」

「……友達の家」


「場所教えろ!今から行く」

「やめて。友達に迷惑かかるし」


「お前なぁふざけんなよ!!
    早く教えろよ!!!」


電話口から
幸也の怒鳴り声が漏れる

友達が心配して
電話を変わってくれた。

かなりの言い合い……
帰ったらただじゃ済まないだろうなと
覚悟した。





現実に引き戻される……

心友-4-



キャンプ当日
リエの車で出発。

キャンプ場に着くと
他の友達は既に到着していた。

久しぶりの再会……
嬉しかった。

何度も携帯を見る。
幸也からの連絡はない……
ホッとする。


みんな盛り上がってて
リエが笑ってて……
いつまでもこんな時間が
続けばいいのにと1人眺めていた。


リエ……
ごめんね。

もしかしたらもう
傍に居られないかもしれない。



ごめんね


ごめんね




ごめんね……

心友-3-



この頃には……もう
ここには長く居られないような
気がしていた。

随分前にリエと
キャンプに行く約束をしていて……
これがリエと過ごせる
最後の時間。

そう思った。

幸也には絶対キャンセルできない
という事で納得してもらった。




リエと
最後の思い出を作ろう……