心友-8- | クローバー(ノンフィクション小説)

心友-8-



「……逃げるってどこに!?」

「分かんない。
    でも……どこでもいいじゃん」


「仕事はどうするん?」

「仕事は……
   あたしの代わりなんていくらでもいるし」


「家族は?」

「後で言えばいい。
    きっと分かってくれる」


「荷物は?」

「荷物はいらない!
    別に大事な物とかもないし」


「あたしはいいの。
    ルナちゃんの代わりはいないから!
    ルナちゃんはルナちゃんしかいないもん」


「もう……
    ルナちゃんの辛い姿見たくないんだ……」


リエ……
泣き虫で怖がりで
いつもわたしにくっついてた

いつも傍で
笑ってくれた


いつもわたしの代わりに
泣いてくれた……



わたしがリエに
いつも支えられていたんだ。