能率練習のキーポイントとして、
ひとつの練習ターゲットを小さくすることをとてもオススメしています。
その理由は
ワーキングメモリーをうまく使う
深く練習でき実力もアップする
などがあります。
そして、このターゲットを練習する時は
暗譜
がオススメです。
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覚えちゃってお得に練習〜〜
え!暗譜なんて〜〜〜
と恐れる必要はありません。
覚えるのは最小で2つの音です。
最長でも4小節程度までです。
練習ターゲットを絞っているのですから
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実器練習でも、エア楽器でもこの手法をオススメ!
■暗譜でやることのオススメポイント
脳のワーキングメモリーを有効に使える
目からの情報は、ワーキングメモリー容量をかなり使います。
でも練習で本当に行いたいのは楽譜をじっと見ることではなく、
・自分自身を教える
・自分自身にできる様にしてあげる
ということ。
なので暗譜でやる方が、観察力とその精度がより良い状態になります。
体や心のより良い観察
目からの情報がない状態なので、
より繊細に体と心を観察できます。
・腕の角度
・運指から運指の導線
・息を吐く量/向き/圧力
・楽器の角度
・苦手箇所の心の動き
・不安=妄想からの復帰
などなど、実にたくさん観察できます。
そうすると練習が「できる/できない」のジャッジではなく
変化=上達にすることができます。
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本番を想定した練習になる。
本番でよい興奮と緊張と共に「望みの演奏」を実施するには
とくにかく
知っていること
です。
・音の変化(楽譜)
・息継ぎ
・音楽の流れ
・楽器持ち替えタイミング
など「どこで何が起きるか」を知っていれば、
一旦始まった音楽の流れの中で次々に「行為=演奏」を繰り出していけます。
そして一旦始まった演奏は後戻りはしません。
先に進むだけ。
そんな中で
「あれ?#つくんだっけ?」
「あれ?この運指なんだっけ?」
とは演奏を実施できませんよね。
練習ターゲットで暗譜を取り入れると
その部分をひと纏まりの単位にできるので、
1音1音確認するより、メモリー容量が節約されています。
本番中は、いちいち確認はしていられないものね〜。
例えるなら、
「お」と「は」と「よ」と「う(しかも発音は“お”」
と5文字で覚えるより
「おはよう」
と1つにまとめた方がすんなり出てくる感じ・
そうすれば、スピード感ある演奏の最中でも
演奏のための行為や行動がどんどん繰り出せます。
繰り出すことに集中できる!
そうしたら、お得よね〜〜〜〜。
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とにかくどうやったら簡単になるかしか考えてない!(`・ω・´)キリッ
■自分自身にできる様にしてあげる為に
練習って、歯を食いしばって何かをひねり出す作業ではありません。
今の自分の可能な範囲から大きく外れたことをやろうとすると
怪我やメンタル・プロブレムなど、心身にダメージを受けることも大いにあります。
練習の観点は
・自分自身を教える
・自分自身にできる様にしてあげる
ということ。
その中で、練習ターゲットを小さくして暗譜で行うことは
とても有効だと考えます。
お試しください!
その他練習のお役立ち時期はこちら!
Stay healthy, calm, and smiley
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