す今日は3月11日。
東日本大震災から10年が経ったのですね。
被災された方々が乗り越えていらしたものの大きさを思うと、今も少し呼吸が苦しくなります。
被災地の方々のご経験を、海外に住んでいるわたしたちに想像はできても、同じように実感することは到底できないでしょう。
大切なひとを亡くされた方、
家族がバラバラになってしまった方、
やむなく長年住んだ場所を引き払い
知らない場所に引っ越した方
多くの方が想像も絶する恐怖や悲しみを経験されました。
福島県のいわき市では、津波で幼稚園が流されてしまいました。
幸い、先生方の迅速な判断で全員が無事に避難されました。
それでも親御さんたちは子供たちに会うまではどんなにご心配だったことでしょう。
いわき市は津波ばかりか、放射線被害も甚大でした。
半径6キロ以内に施設があり、やむなく全員で施設を出なくてはいけなかった重度の知的障害を負った方々は、施設で働く方々の並々ならぬご努力で、全員が無事にいわき市の仮設施設に引っ越されました。
このような情報を知ることができたのは、ひとえにブログを読んで教えてくださる方のおかげでした。
地震や津波ばかりか放射線被害もあり、海外組も世界各地で立ち上がり、寄付を募り、行動を起こしました。
ニューヨークでもたくさんの日本人が一緒になり、街や学校で寄付を募りました。
被災地に飛んでボランティア活動をされた方もいらっしゃいました。
面倒くさがりのわたしが日米で会社を設立したのも、この震災に微力ながら何かお役にたちたいと思ったからでした。
個人的にできることには限界を感じ、日本に会社を設立し、支払う所得税や法人税から間接的に援助する仕組みを作ろうと思ったのです。
みなさんのおかげでここまでくることができました。
過去10年間、微力ながら日本で所得税と法人税を払いながら、少しでも日本の復興の役に立てたことがとても嬉しいです。
みなさんには本当に感謝でいっぱいです。
当時は、それでもまだ、いてもたってもいられなくて、ブログを通じて、みなさんから寄付を募り、そのお金を被災地までお届けにまいりました。
家族もみんな、わたしの気持ちを理解し気持ちよく被災地まで送り出してくれました。
宮城県亘理町の子供地球基金支部へは、ブログを通じていただいたみなさんからのご寄付を80万円。
福島県いわき市の津波で流された幼稚園には150万円。
放射線被害で、やむなく全員で施設を移動しなくてはいけなかった重度の知的障害を負った方々の施設へも2回、3回公私にわたりご寄付を続けました。
これができましたのは、ひとえにRish NYでお買い上げくださるみなさんのお力添えのおかげです。
その売り上げの何%かをご寄付させていただいたからです。
(日本へ帰国する航空代やホテル代も寄付から差し引いているのではと思った方がいらっしゃいましたが、それでは意味がないのでもちろん全て自腹です。みなさんからのご寄付は全額間違いなくお届けしました)
2年ほど前、一枚の嬉しいハガキを受け取りました。
福島県いわき市の津波で流されてしまった幼稚園からでした。
やっと新しい校舎が完成しましたと言うお知らせでした。
その節はありがとうございました、と言うご丁寧なお礼状でした。
何年もかかってやっと幼稚園を再建されたのですね。
そしてわたしたちのことを覚えてくださっていた。
感慨深い瞬間でした。
一方、アメリカではたった1年の間に
52万人以上がコロナ感染が理由で亡くなりました。
一時は、世界1の感染地となったニューヨークで暮らしていたわたしたち夫婦も、身近なところで何人かの方を亡くしました。
郵便局やスーパーへのお買い物に出かけるだけでものすごく勇気がいる日々が続きました。
病院が戦場と化し、一時は仮設病院として機能していた巨大なコンベンションセンター, 今は、ワクチンを接種する会場となっています。
最初は、マスクをする大切さもわからず
バスの運転手さんや
フロントラインワーカーなど
たくさんの方の命が奪われました。
亡くなった人はもう戻ってこないけれど。
生かされているわたしたちは、
時々は大変だった日々を振り返り
あんなにがんばれた、
火事場の力を発揮した、と
自画自賛でもいい
自分をいたわりながら
大切な人をいたわりながら
一緒に前に進んでいきましょう。
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