ご報告がとても遅くなりましたが、先日、東京出張のついでに足を伸ばして福島県いわき市まで行ってまいりました。
今回の訪問は震災以来3度目でした。
今回はいわき市の仮設住宅で不自由をされている重度知的障害者の方々の施設、東洋学園成人部と児童部に義援金をお届けに行くことが目的でした。
今回お渡しした義援金は、Rish NYのアクセサリーキャンペーンから上がった収益に、いつもお買い上げくださる青木ありさんと松本亜子さんからお預かりしたご寄付を合わせた55万円です。
みなさまの尊い真心を代表して確かにお渡ししてきました。
その模様は、福島県の新聞、福島民友にも掲載いただきました。
今回もいつものように田中由里子さんに特別のご尽力をいただき、駅までお迎えに来てくださったばかりか、普段、ご自身もボランティアをされている関係でご存知の東洋学園の先生方にあらかじめアポイントをとってくださり、とてもスムーズに学園を訪問させていただくことが可能になりました。
由里子さん、いつも本当にありがとうございます!
由里子さんには小学生のお嬢さんがいらっしゃいます。
そのため震災以来、いわき市で暮らすかそれとも別の場所に避難するか大変に悩まれた結果、いわきでふんばり、さらに大変な思いをされている方々をサポートする道を選ばれました。
一方、お嬢さんへの放射線被害には並々ならないご苦労と配慮をされ、口に入れるものには頑とこだわり続け、放射線量をマメに測定して納得できるものだけを食卓にあげて過ごしてらっしゃいました。
その甲斐あってお嬢さんはずっと危険なレベルははるかに下回る平常と変わらない線量で健康そのもの。本当にうれしいニュースです。
今回由里子さんには、3人の女性をご紹介いただきました。
いずれも原発10キロ圏内で実家に戻れない方、津波で家をなくされた方がたです。
が、彼女たちの酸いも辛いも乗り越えていらした突き抜けた明るさや強靭さ、やさしさには本当に感銘を受けました。
東洋学園でお目にかかった先生方も含め、本当に頭が下がる方々ばかりです。
追ってご紹介させていただきたく思います。
今日もこの場をお借りして、震災以来、被災地の方々、特に福島県の原発被害で苦しんでらっしゃる方々のサポートに心を寄せ行動を続けてらっしゃるみなさまに心から感謝いたします。
日本にお住いのみなさんは、普段はあの辛かった思いは忘れ、楽しいことをどんどんさがして、ポジティブに暮らされることがとても大切かと思います。
ただいつも目を背けるのではなく、まだかの地でご苦労されている方々に心を寄せ、思いをはせ、祈る。
そんな思いはきっと通じるはずです。
そして少しずつでもできることを続ける。
わたし自身もそんなふうに生きていけたらなと思います。
いわき市もそろそろ梅雨入りだそうです。
みなさまがお住いのところはいかがでしょうか。
どうぞ今日もお元気でお過ごしください。
あれから3年、新たな決意
Rish NYの福島救済