燕岳Ⅳ

昨日は先日のツバクロの反省会でした!
登ったひとも登らなかった人も楽しく飲む会(のはず)です。
酒量が半端なく今回も自分が誰だか分からなくなる者続出やったけど…
特に女のひとの飲み方が汚く…
私は女の先輩には礼儀正しいつもりなんやけど、
「なんだこのダメ女!」って公言するほどぐちゃぐちゃな飲み方します。
でも最近は私も慣れてきていて、
少しのことでは動じなくなりました。
酔っぱらいはときどき、
「あのときは楽しかったねー!」
「ずっと思ってたけどゆきちゃん大好きー!」
「今度はあそこにいこー!」
とか言ったりします。
そういうのを私は下戸なので全て覚えているけど
酔ってるほうは翌日には全て忘れてることが殆どで、
でも意外と感動的なことを言うので、
初めのうちみっともない飲み方を軽蔑してたのに
だんだんこの人のこと好きかもと思ったりする。
・・酔っぱらいって得だなあ。。
さて、続きです。
2日目の行程は3時間軽い登り、3時間縦走、3時間下りだったので
大天井までの3時間が終わった時点で
あとは楽々、のはずでした。

縦走中はずっと槍が見えてます。
ハイマツが生える気持ちのいい道を歩く3時間♪
お天気も超いいし最高です。

山肌に見える白い筋が登山道です。
このまま常念岳のふもと、常念小屋まで下りきって
お昼ゴハン。

常念小屋へ一気に下りる坂の手前に、野生のサルがむっちゃいました。
一時は上野動物園の猿山ほどいて囲まれた気分…。
みんな松ぼっくりをカリカリ食べてのんびりしてました。
このあと下山後に車からも猿を見かけましたが、(ヒッチハイクしてた)
山の上のサルのほうが穏やかな顔をしてた気がするのは気のせい?

常念から最後の下りは、コースタイム3時間を2時間くらいに縮めるつもりでしたが、
思いのほか悪路で、3時間きっかりかかりました。
沢筋の道で岩がごろごろあって、足首を酷使したあ…
毎回、山の下りの終盤に左足の付け根が痛んでくるんやけど、
今回はどっちの足も使いすぎてどっちもへろへろ状態でした。
下山口で先に燕ピストン組が車を回して待っていてくれて、
その足で温泉につかって宴会して渋滞に巻き込まれながら東京に帰ってきたのでしたー
if she wants me, if he wants me
秋はいろいろ沁みます。
最近帰り道はJAY'EDをカンペキに歌って帰る能天気さだったのに
ふいにipodから流れるif she wants meに涙が出そう。
こんな心境に達せられるのは多分おばあちゃんになってから。
燕岳Ⅲ


早起きして、燕山荘で朝日を見ます。
雲海がもくもく出ていてきれいでした。
この日は2組に分かれて行動します。
高山病の症状が出たり故障がでた人はそのまま昨日の登山ルートを戻ります。
私たちはこのまま表銀座を途中まで縦走します。
コースタイムは合計10時間!
昨日の夜から(嫌だなー・・いやだ。)と思っていたけども行かなしかたない。

でも早朝の尾根歩きはほんと気持ちいいです。
空気はひんやり冷たいのだけど、太陽のあたる東側はフリースでは暑いくらいで
紅葉がまぶしいです。
まずはいったん下って大天井岳に向かいます。

燕山荘から大天荘までは尾根の所々にごつごつした岩があって面白い。

縦走中はずーっと槍ヶ岳が見えます。
こんなに近いと、いつか登れるような気がしてくるなあ…
このルートは、北アルプスの表銀座と言われていますが
それは槍ヶ岳に登るゴールデンルートという意味なのです。

紅葉の並木!
このあたりはとても歩きやすい。

大下りを下りきって、大天井に近づくにつれ
ごつごつした岩肌が多くなってきます。

ハイマツは「這う松」。
樹木の生えない高山でも、比較的しぶとく残っている植物です。
これは登山中に大天井岳の山頂方向を見上げた写真なのだけど、
全く伝わりませんね…
大天井の登りは意外とたいへんで、
というのも高度感が結構ある山道だったので
恐いのが苦手な私はどうしても進むのが遅くなってしまいました。
昨日の燕はなんて安全な道だったんだろうと改めて。

無事、大天荘に到着!
ここから10分で大天井岳山頂。今回の最高点2,922メートル。

散歩がてら山頂を踏んだあと、
すこしおやつを食べていたらみんな止まらなくなり
気づいたら30分もここでのんびりしていました。
ここで朝9時です。