横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -86ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●あと7日で終了の正倉院展に行ってきました

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

少し肌寒いですが

昨日に続いて今日も良いお天気。

 

昨日はまた上野で開催されている

正倉院展に行ってきました。

後期の正倉院展です。

今日もきっと大混雑に違いありません。

 

 

 

上野公園はたくさんの人でとても混雑していました。

修学旅行生と思われる制服姿の団体が何組もいましたし

たくさんのシニアの方たち。

カップルや外国人等々。

 

前期はすんなりと入館できたのですが

今回は長蛇の列でした。

なんと60分待ちでした。

 

行列嫌いな私としてはとっても辛抱強く待ちました合格

一生に一回だけしか会えない貴重な品々が

わざわざ奈良から東京までやって来たのです。

足を運ばないわけには行きませんでした。

 

今回も黄熟香(蘭奢侍)はもちろんのこと香関係は

しっかり観て来ました。

もう二度と会えないかもしれませんので。

 

 

 

今回は、聖武天皇が愛用なさっていた

漆胡瓶(しっこへい)や

平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)

白瑠璃碗(しろるりわん)

 

聖武天皇が筆で書かれた雑集は

とても感慨深いものでした。

 

聖武天皇の宸筆(天皇自筆の文章)である

『雑集』(731年)です。

 

「雑集は」

夭折した皇子の鎮魂のために

六朝・隋・唐の詩文集から

仏教に関係するものを抜き書きしたものです。

 

書いた人物が明白な最古の肉筆です。   

     ここが大事右上矢印

天平勝宝8年(756)に光明皇后によって

東大寺へ献納され正倉院宝物として

今日に伝わっています。

 

細く、柔らかさのある文字は

女性的な印象を受けました。

聖武天皇の性格を良く著す繊細な文字

なのでは・・・。

 

これだけのものが奈良時代より良く残っていたものです。

千二百年も前にタイムスリップしてきました。

 

正倉院展を鑑賞して過去の国家の様々な問題も

見えるように思いました。

 

なぜ法隆寺が正倉院に宝物を寄贈したのか?

そのような疑問を正倉院展は提示しているのでは

と思ったのでした。

 

 

これは私の感想。

もっと気楽に楽しめば良いのに!
これは夫の感想。

 

 

観終えて、軽いお食事をして帰って来ました。

外はすっか暗くなって

ライトアップされた東京国立博物館が水面に映って

美しかったラブラブ

 

              正倉院展は今月24日(日)までです。

光源氏には共感できませんが

 「源氏物語」の香りは聞いてみたいのです

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

これから冷え込んで来るそうです。

どうか風邪など召しませぬように!

 

 

「源氏合わせ」の時期が来ると

その度毎に、皆様の怒りを受け止めることとなります。

 

 

なぜって女性なら光源氏の行いを

正当化出来ないからです。

 

もしも自分の彼氏だったら

絶対に許しておけません。

 

彼氏が浮気して、発覚したら

 

「じゃ、サヨナラ~」

ですよね。

 

よほど気に入っている彼氏なら

許して上げる?

 

「ウ~~ン」

「やっぱり、ダメ!」

 

「先生。光源氏って許せない!」

 

  「どうしてこんな男がもてるの?」

 

「源氏物語が世界的に評価されている

のはわかります。」

 

 「でも、でも絶対許せない。」

 

 

 

 

  「継母と恋愛?

   しかも不義の子をもうける。」

 

「付き合いたくない女性への表現の凄さ。」

 

   「いつまでも思い切れない女々しさ。」

 

    「それから良く泣くんです。」

 

  「なんでこんなことで涙するの?

     あきれて物も言えません。」

 

 

まあまあ、お待ち下さい。

私も女性ですので皆様のお気持ち

よ~~くわかります。

 

でもこれって物語なんです。

紫式部の創作です。

 

なんて言っても

紫式部が凄い方なんです。

 

もちろん似たような事実もあったでしょう。

紫式部は宮中を丹念に取材して

経験と想像から作った物語なんですものね。

 

当時の人々を夢中にさせたんです。

印刷なんてない時代、夢中で読んで

気に入ったら、自分の手元に置いておきたくなるはず。

 

必死で書写したのでしょうね。

中にはそらんじる方もいらしたでしょう。

 

とにかく、紫式部は天才です。

千年後の人々に様々な思いを提供することになるなんて

思っていたでしょうか?

 

「源氏物語」を読み始めると

今起きた事件のように腹が立ち

怒りたくなるのです。

 

 

「私の筆の術中におちいったわね」

 

と紫式部がほくそ笑む顔が見える気がいたします。

 

「源氏合わせ」の前には生徒さんに

課題の帖を現代訳や原文で読んで頂きます。

(マンガでもOK)

その中で薫物にして表現したい

心情や情景、心に残る場面などを

香に表現していただきます。

 

それが

薫物(様々な香を合わせ、蜂蜜で練り

しばらく寝かせておきます。)の創作です。

 

 

毎回、怒りを鎮めて頂いてから

「源氏合わせ」を行うこととなります。

 

光源氏に良い思いは抱かないけれど

「源氏物語」に登場する薫物は作ってみたい。

 

できたら「源氏合わせ」で

皆様が共感して下さる薫物を創りたい。

 

きっとそのような思いで創作なさっているのでは?

 

「源氏合わせ」のために作られた薫物の香りを

聞くことでわかります。

 

皆様気を入れて熱心に作られているのでしょう。

 

光源氏には怒りを覚えても

人を引き寄せる薫物をまとっていた光の君

 

暗闇のなかでも

「もしかして、あの方?」

「なんて素敵な香り~ドキドキ

 

香りで自身の存在をアピールし

相手の心までも引き寄せるのです。

 

そっと忍んでくるくせに

「私だよ。」

とすれ違う者にも気づいてほしい。

 

そのような香りって

いったいどのような香りだったのでしょう?

 

「源氏物語」から薫物を抜いては

私には何も語ることが出来ません。

 

味のない銘菓や

香りのない華やかな花のようで・・・

 

光源氏のことは許さなくても

「源氏物語」の中で香りは

重要な役目を担っているのです。

 

「その香りを作ってみたい」

その欲求が「許せない」感情よりも勝っている

 

ですから光源氏に怒りを覚えても

 

「源氏合わせ」は楽しみルンルン

 

とおっしゃるのでしょうね。

 

ほら、薫物を聞いたらスッキリなさったでしょう?

 

猫だって香りに敏感に反応します

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

朝晩すっかり冷え込むようになってきました。

毎日の体調管理にどうかご留意ください。

 

我が家の猫は、朝起きると必ず

 

    クシャン

 

と一つ可愛いクシャミをします。

 

雪が降ると外へ出たがるのに

日頃はとっても寒がりです。

 

 

 

知らない間にポットの上に座っていたりするので

早めにコタツを出しました。 

 

コタツにもぐり込んでなかなか出てこようとしません。

 

ところが、私が香材を保管する棚から

色々な香を取り出していると

音に反応したのか

香材の香りに反応したのか

 

勢いよく飛んで来て

香のチェックを始めるのです。

 

 

                     これはハチミツのチェック

 

なぜか変わった香りの香に反応しているのでは?

と思うのです。

 

希少な沈香?

丁子?

甲香?

白檀?

それとも動物性の香?

 

一通りとても丹念に嗅ぎ回り

満足したようにまた定位置に戻るのです。

 

少しするとまたやって来て

何度か繰り返しています。

 

時にはフレーメン現象と言われる

口を開け、引きつったような、笑ったような顔で

一瞬固まってしまうのです。

 

雄を誘う雌猫の匂いに反応する時

に起こる現象だそうです。

 

猫の上顎の前歯の裏から奥へ続く嗅覚器官

のヤコブソン器官が感じ取るのだとか。

 

とすると香のどれかにフレーメン現象を起こさせる

成分があるのでしょう。

 

人間への香り効果と同じように

 

香りって猫をも満足させる効果があるのでは

ないでしょうか。

 

猫が靴下の匂いを嗅いだ時に起こるのも

フレーメン現象。

 

決して

    鼻が曲がる~

と思ってはいないようです。

 

猫にとっては良い香りなんでしょうね。

 

人間も香りを嗅いで喜びを感じ

時には恍惚となる。

 

猫だって同じなんです。

一瞬、喜びを感じているのだろうと思います。

 

香りって人間だけでなく

猫にも同じような効果がありそうです。

 

散る落ち葉には早いですが、

 今月の香りのお稽古は「落葉(らくよう)」です

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

やっと秋らしい日が続くようになりました。

そろそろ紅葉の時期です。

 

今年は紅葉が遅れているそうです。

赤や黄色に色づくには紅葉の条件があるとのこと。

 

 

一つは

昼と夜の気温の差が15度あること

最低気温が8度に下がると色づき開始
二つ目は

日照時間

夏から秋にかけての日照時間が多いこと
三つ目は

湿度が適当にあること

この条件が整えば美しい紅葉がみられるそうです。

 

 

横浜では、今年はやっと今気温が下がってきています。

 

長雨で日照時間が少なかったけれど

湿度は適度だったかもしれません。

美しい紅葉が見られると良いのですが・・・

 

 

 

紅葉が遅れているので

今月末の課題の「落葉」は

ちょうどよいタイミングかもしれません。

 

「落葉」について

平安時代に書かれた

「勅撰薫集類抄(ちょくせんくんしゅうるいしょう)」には

 

秋のゆふくれしくれするほと

もみちのちりなとするとき

心すこきにやあらん

 

秋の夕暮れに時雨のさっと降るおり

紅葉の散るころに「落葉」の薫物が香り

もの寂しく心が惹かれる

 

と著されています。

 

タイミングよく紅葉し

ハラハラと散り始める光景がみられるでしょうか?

今から楽しみにしております。

 

 

平安の薫物を聞香なさりたい方は

 

11月20日(水)午後1時30分より

11月22日(金)午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

10年前の香りを閉じ込めて

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

昨日は

 

10年前のお花も保存してあります

10年経ってもその香りは残っているはずです。

その証明は明日ご紹介いたします。

 

で終わっていました。

 

では10年前のキンモクセイのお花

(計算したら9年でした)

 

 

 

 

こんなにたくさん採っていたんです。 

この金木犀をハチミツ漬け

(ハチミツは腐りません)にして

お白湯(さゆ)に入れたり

紅茶にいれたり

主に飲み物に活用しました。

 

 

 

 

食品庫にしまって

すっかり忘れていましたが

何年ぶりかで取り出して紅茶に入れたり

お白湯に入れたりして飲んでみました。

 

 

少々古くさい香りがしましたが・・・

恐る恐る

 頂きました。

 

金木犀の黄金色はまだ健在ビックリマーク

 

なっ、なんとキンモクセイの香りが

残っているではありませんか!!

 

ちゃんと頂きましたよ。

その後何事もありませんでしたが

せいぜい5年ものにしておいてください。

 

9年前何があったかな?

金木犀の香りに乗って

いろいろなことが思い出されました。

 

香りって過去を思い出させる役目をするのです。

 

甘~~い玉子焼きの香りがすると

 

お弁当に入っていた

母の玉子焼きを思い出し

 

幼稚園の頃を思い出します。

 

 

     お母さんて いい匂い

    お料理していた匂いでしょ?

     玉子焼きの匂いでしょ?

 

その歌の通りです。

 

少し忘れっぽくなった方には

香りの処方箋がいいかも

です。

 

金木犀の香りでどんなことを

思い出されるでしょうか?

 

これは今年のキンモクセイ。

香作りに使用するつもりです。

 

 

 

10年ではなく9年でしたが

その香りはしっかり残っていました。