横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -68ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

夏にはオリジナルの蓮の香りを

 燻らせてください

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

先週の雷雨で

多少は暑さも和らぎましたが

 

今週はまた暑さに苦しめられそうです。

 

 

 

               北鎌倉

 

今月の課題「荷葉」は先週土曜日で

今年最後の夏の薫物となりました。

 

 

去年の夏に二度二種類の「荷葉」を作り

今年もまた昨年とは異なる二種の「荷葉」を

作っていただきました。

 

 

来年もう一度作って頂きますが

昨年と今年の課題をこなされた皆様は

オリジナルの「荷葉」を作る力を

供えられたはずです。

 

 

蓮池を巡った折に薫ってきた香りや

 

 

       行田

 

芳香に気づき、フッと足を止め

蓮池に佇んだ時の香り

 

どこからともなくする香りに気づき

鉢植えの蓮の花に鼻を近づけた時の香り

 

 

 

      行田

 

そのような場面を思いだされ

ご自分なりの想いを香に込めてくだされば

素敵なmy Takimonoが完成いたします。

 

 

古の清少納言のように

お昼寝や独り寝の折に、

想い人が通ってくることも想定なさると

空薫物(ルームフレグランス)として

一石二鳥ではないでしょうか。

 

様々な場面で重宝する薫物です。

 

 

この暑さがいつまで続くことでしょう。

早く涼しくなるよう願っております。

 

皆様どうか暑さにお気をつけてお過ごしください

 

 

    北鎌倉

 

来月はまた違った薫物でお稽古いたします。

 

8月のお稽古は今年最後の夏の薫物「荷葉」です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

毎日毎日、焼けるような暑さです。

 

外に出ればウイルスの脅威があり

家に居れば熱中症の心配があります

 

例年の夏の数十倍の注意が必要です。

 

 

 

 

僕の帽子どこへ行ったんでしょう?

 

 

 

 

 

「荷葉」「荷葉」とこの夏は

耳障りなほど

 

とお思いになられたことでしょう。

 

今夏最後の「荷葉」(蓮の香りになぞらえた香)

のお稽古となります。

 

来年、いえ今年中に

皆様オリジナルの「荷葉」が

創作できるようになられると思います。

 

暑くてたまらない毎日ですが

酷暑とウイルスに負けないように

お気をつけてお越しくださいますように!!

 

ありました~   海に落ちなくて良かった!

 

 

 

8月のお稽古は

8月19日(水)午後3時半
8月21日(金)午後5時
8月22日(土)午後1時半
となります。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

蓮の台(うてな)に座る者たち

 終戦記念日そしてお盆

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

8月15日は終戦記念日です。

そして明日はお盆の送り火の日となります。

 

今年は、終戦から75年目の夏です。

 

 

 

随分と前のお盆の日のこと

 

父が突然

「終戦から50年が経ってしまった・・・」

 

母と私が仏壇にお供えをした時

父がポツリと言いました。

 

お供え物を見て

「死んだらお終いだ!」

 

その言葉に母も私も顔を見合わせ

黙り込んでしまいました。

 

もう彼岸に旅立ってしまった父ですが

今思うと現実の死と言うものを

身をもって知っていたから

そのような言葉が出たのだと思います。

 

毎年夏になると父が私たちに話してくれたのが

戦争の話です。

 

南十字星がよく見えたこと

起床ラッパと消灯ラッパのメロディー

そのメロディーは今も覚えています。

 

カエルやヘビはもちろんのこと

口にできるものは何でも食べた話

 

戦友が次々と死んで行く話

 

自分自身も被弾し

脚には弾の貫通した後が残っていました。

 

食べたいものも食べられず

飢えて死んでいく戦友たち

 

弾に撃たれ息絶える戦友たち

 

戦死した戦友のことを忘れたことは

決してなかったのでしょう。

 

「死んだらお終い」は

生きてる者にはとても残酷な言葉です。

たくさんの死を目の当たりにした父だから

そのような言葉が出てきたのだと

今では理解できるようになりました。

 

毎年欠かさず生き残った戦友たちと

靖国神社にお参りに出かけていました。

 

靖国神社にはお花見に何度か行って

参拝はしていますが

私も子供も、父たちのように戦争世代ではなく

戦争を知らない世代です。

 

今では戦争を知らない世代が

圧倒的に多くなり

 

父の話も段々と私の記憶から遠のいていきます。

 

戦争が原因で

逝ってしまった全ての人々が

蓮の台で安らかに過ごせますようにお願い

 

新型コロナウイルスや大国の対立で

再び争いが起きないように

私たちはどのようにしたら良いのか?

 

時の空気に流されず

どのように行動すべきか?

 

日本にとっても私たち個人にも

難問だらけだと思うのです。

 

 

さあ難問はさておき

目の前の問題を気を取り直して

始めましょう。

 

今月はまたジャスト

蓮の香りのお稽古なのです。

 

気分は清少納言 

汗の香りと香の香り

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

暦の上の立秋は

とうに過ぎてしまったのに

毎日酷暑が続いています。

 

 

 

少々気分を変えて

秋風を思わせる

「枕草子」の一文で

暑気払いです。

 

 

 

「枕草子」より

気分は清少納言で

跳んでる意訳をしてみましょう。

 

決して正解の意訳

とお思いにならないでください。

アレンジにあふれておりますので

あしからず。

 

 

気分は清少納言で参ります音譜

 

 

  「枕草子」より

 七月ばかりに風いたう吹きて

 

秋も始まりの頃よ(今の9月ごろ)

 

風がすご~く強く吹いて

野分(のわき・台風)かしら?

雨の音がうるさいくらいに降る日

 

暑さは和らいで

もう涼しさの方が

勝ってるかもしれないわ

 

それで

うっかりいつもの扇を忘れたの

だいぶ涼しかったから。

 

夏用の綿衣(わたぎぬ・真綿の入った衣)に

汗の香りが付いてて

 

それをすっぽりと被って

昼寝をしているの

 

暑くて暑くて寝られぬ夜

扇で仰いでも仰いでも

どうにもならない暑さだった・・・

 

そんな夏の夜が

行ってしまうとなると

何だか懐かしっドキドキ

 

夏ももう終わりなのね~

昼寝をするには結構肌寒いもの

秋がやってくるのよ

 

嬉しさとほんの少し淋しさも混じって

 

何だか複雑な気持ちになるわ~

 

 

だいぶ涼しくなってホッとする気持ちと

暑かった夏を惜しむ気持ちが

複雑に絡み合って、短い文章なのですが

清少納言の気持ちが

簡潔に表現されていると思います。

 

 

想像を巡らすと

単純に汗の香りではなく

夏の間、衣に焚き染められた薫物の香と

汗の香りが入り交じって

何とも言えない芳香だったかもしれません。

 

 

その薫物は夏の薫物の「荷葉」だった

とか・・・

ともかく、汗と共に薫っていた香りは

清少納言愛用の香だったと

想像出来るのです。

 

もしかしたら想い人の香ラブラブ

と言うことも想像できるのですよ。

 

汗の香りをそのままにしておく?

 

清潔志向が高くなった現代では

考えられないことですね。

 

古文も想像を巡らすと

   なかなか  

       おもしろし

                    なのです

北鎌倉に行ってきました

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

昨日は北鎌倉の円覚寺に

行って来ました。

 

横須賀線の北鎌倉駅で降りると

円覚寺の山からセミの鳴き声が

降り注ぐように聞こえて来ました。

 

 

 

 

境内にはどこからか

仏前で焚かれる

香の香りが漂って

身の引き締まる思いが。

 

 

 

 

例年は真夏も外国人の姿が

多いのですが

今年は人影もまばら

カップルと時々すれ違う位でした。

 

 

 

                    松嶺院    

 

 

毎年8月、お寺では

施餓鬼会(せがきえ)が行われます。

 

施餓鬼会が盂蘭盆会(うらぼんえ)

と共に催されるのです。

 

 

 

今年は新型コロナウイルスのため

本堂の外で行われました。

 

マスクをしているためでしょうか

じっとしていても汗が吹き出してきます。

 

 

斑入り葉の朝顔が暑さに負けず

鮮やかに咲いていました。

 

 

 

 

蕾の蓮です。

花開くのはいつでしょうか?

 

 

                 仏日庵

 

 

焼香を済ませてお墓参りを終え

北鎌倉駅前のお茶屋さんで

ホッと一息

 

 

以前は円覚寺境内の洪鐘(国宝の鐘楼)の

そばにあったお茶屋さんです。

 

とても眺望の良い場所にあったのですが

今は、北鎌倉駅の円覚寺側の出口前にあります。

 

いつもはとても混んでいて

なかなか入れませんが

今回は幸運にも入れました。

 

ソーシャルディスタンスで

椅子は一つ置きでした。

 

 

夫は「冷やし善哉」

 

 

 

 

 

私は「白玉に御手洗ソースがけ」

 

 

 

 

そしてあまりにも暑いので

「抹茶ぜんざい」を

夫と半分ずつ頂きました。

 

 

 

とっても美味しかった~

夏の香りをたくさん愉しみましたよ音譜

 

いつもなら鎌倉まて足を延ばすのですが

今回はここまでで帰宅することにしました。

 

暑い暑い日でしたが

久しぶりの外出で

身も心もリフレッシュできました。