横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -64ページ目
●採れた蜜柑は幾つだったでしょうか?
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
マルバノキの葉も紅葉して葉が落ち
残った葉っぱがしがみつく様にしています。

朝起きて蜜柑の木の下を見ると
蜜柑の実があちらこちらに落ちていました。
本格的に蜜柑を採らなければ
そう思って昨日蜜柑を収穫しました。
収穫というほどの数ではないのですが
採れた蜜柑は180個余りでした。

中には鳥たちに突つかれて
穴があいていたり
無残にもボロボロになった蜜柑も
仕方ないですね
鳥たちも生きるために
必死に食べ物を探しているのですから・・・
元もとは鳥たちの棲息地を
荒らしたのは人間なのですものね。
鳥たちが来て
ガッカリ
しないように
数十個は残しておきました。
埃と汚れを洗い落として
直ぐにほおばりました。
ミカンのお味は
ものすごく甘くなく
甘くて~
少し酸っぱく
私の大好きなバランス
周りはミカンの香りで
いっぱいになりました。
父が植えたミカンの木
毎年家族でありがたく頂いています。
柚子の木は驚くほどたくさんの実を付けて
ある日突然枯れてしまったので
この蜜柑の木を
大切にしなければと思っています。
蜜柑の香りに包まれて
とても幸せなみかん狩りでした。
蜜柑の皮も忘れず乾かしておきましょう
どの香料とブレンドするか
あれとあれとそれと~
なんて考えるそんな時間も愉しみの一つなのです
●初めてのお稽古は
五つの香から薫物を作りました
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
過ごしやすい秋の日が続いています。

昨日特別なお稽古をいたしました。
今回は何もかも初めての方でしたので
先ず、一つ一つの香の説明と
使用する調度についてお話いたしました。
私も初心にかえって
薫物作りをお手伝いいたしました。
香料を量るところを写真に撮っておきました

ですが
一つ、二つと混ぜ合わせる間に
なんとすっかり忘れてしまい
気がついたときには

最終段階
なんと完成してしまったのです
香を粉末に戻すわけにも行かず・・・
お見事な薫物が出来上がっておりました。
初めてとはいえ、とても手順よく完成
薫物作りは
お料理に似ているので
毎日何かとキッチンに立っていらっしゃる
女性には抵抗がありません。
現在では男性の方で
お料理大好き
な方も数多くいらっしゃることでしょう。
初心者でいらっしゃいますが
何もかも、
特に
ハチミツを使う所は
手際よくなさいました。
大きなハナマル
もっと画像を残したかったのですが
素晴らしい薫物に免じて
私のウッカリを帳消しとさせて頂きます
完成した薫物を聞くのが楽しみですね~
11月のお稽古の日にお持ち頂いて
皆様と聞くこととなります。
どうか薫物をお忘れになりませんように
次回はしっかりと
画像に残せるようにいたします。
●蜜柑がそろそろ食べ頃です
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
なんと良いお天気なのでしょう
暑かった酷暑の日々が嘘のようです。
マルバノキの葉も紅葉が始まり
とてもきれい染まりつつあります。
そろそろ紅葉が始まっているのですね。

我が家の庭で産まれ育った鳩の親子たち
今年は、もう戻ってくる気配がありません。
その代わりに
メジロやヒヨドリ、スズメが
蜜柑の実を狙って朝から騒がしくさえずっています。
10月初めには青かった蜜柑ですが


とても良く色づいてきました。
今年の蜜柑は不作?
小さな蜜柑の木ですが
去年が豊作だったので
隔年結果で今年は不作と言うこととなります。
見た目美しくないのですが
鳥たちは食べ頃をよく判断しているようです。
窓を開けると一斉に逃げていきます。
そして後には食べ散らかされた
蜜柑の残骸が・・・
鳥たちに全て食べられてしまわないうちに
採っておかなければ・・・
試しに10個ほど採って頂きました。
甘みと酸味が程よくて
私は大好きな蜜柑です
夫は酸っぱいけど美味しい
だそうです。
蜜柑を頂いた後の皮も
捨てずに採っておきましょう
これも香料として使用しますので。
●秋の佳き日に
「源氏合わせ」「賢木」を行いました
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
なんと爽やかな
なんと清々しい
秋の日和となりました。
昨日も秋の日のとても穏やかで
暖かな陽射しに恵まれました。
今月の「薫物合わせ」は
平安朝香道の1年の集大成
昨日はそのお稽古をいたしました。
「源氏物語」第十帖「賢木・さかき」が
今回の課題でした。
光源氏の23歳から25歳までの
物語です。
「賢木」を読まれて
どのように感じられたでしょうか?
どの場面が心に残りましたか?
ご自分の感じられたままに
薫物を作っていただきました。
一人一人
感じた場面も感じ方も違います。
そして表現もまた異なります。
今回は一人欠席なさいましたが
新たにお稽古をなさりたい
とご希望の方もいらっしゃいましたので
ご一緒に薫物を聞いて頂きました。
良い機会でしたので
平安時代には
しつらひ(設い・室礼)としての
調度の二階棚も披露いたしました。

几帳(きちょう)は外から内側を隠す為のものです
お見せする為に敢えて反対にしております。
お姫様気分になられましたでしょうか?
一つ一つは改めてご紹介いたします。
お稽古の「薫物合わせ」の後には
平安気分を味わって頂こうと
京都のお菓子をご用意いたしました。
京都の老舗「亀屋清永」の
清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)を
お取り寄せいたしました。

こしあんに7種類のお香を練りこみ
米粉・小麦粉で作られた生地で包み
胡麻油で揚げたお菓子です。
奈良時代に遣唐使が仏教と共に
日本へ伝えた唐菓子の一つです

本来は
神仏へのお供え物として
貴族たちの饗宴に食されたり
儀式性の高い菓子でした。
伝来当時は
栗、柿、あんず等の木の実を
甘草などの薬草で味付けしたと言うこと。
小豆餡を用いるようになったのは
徳川中期後と伝えられています。
その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習い
今に至るとのことです。

やはり女性はお菓子に目がありません。
「お香が入ってるの?」
「何かしら?」
「複雑な香りがするわね~」

とても固くてパリパリ
いえいえバリバリですね。
外側は固い固い八橋のようです
「あっ、ニッキだわ」
「桂皮ね」
「さすが~」
色々な会話が飛び交い
お酒は入りませんが
にぎやかな宴になってしまいました。
私も和菓子が大好きですから
薫物のお話がお菓子へと
脱線してしまいました。
「源氏合わせ」がおざなりになってしまった
そのようなわけではありませんので・・・
楽しい「源氏合わせ」を行い
秋の佳き日を過ごしました。
●今月のお稽古
「源氏合わせ」の準備が整いつつあります
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
肌寒さを通り越して
朝晩すっかり冷え込んでいます。

雨が降ってから鳩さんが
どこかへ行ってしまったので
すっかり寂しくなってしまいました。
1カ月少々のおつき合いでしたが
毎朝、どこかに降り立っていないかと
庭中を捜してしまいます。
来春に大人になった兄妹 か姉弟に
(鳩は通常2個卵を産んで雄と雌だとか)
お目にかかれると良いのですが・・・
しばらく、鳩さんのことは忘れておきましょう。

お稽古の準備に時間がかかり
ブログにすっかりご無沙汰してしまいました。
今月のお稽古は
「源氏合わせ」を行います。
毎月
第四週目の水曜日、金曜日、土曜日を
お稽古日にしております。
今月は「源氏合わせ」ですので
皆様に土曜日にお越しくださることを
お願いいたしました。
少ない人数では薫物を作られても
判定のおもしろさが半減してしまいます。
お互いの薫物を評価するところに
「物合わせ」の醍醐味がございます。
○○さんはこの香をこれだけ使われた!
私の知らない香材!
思いもかけない薫香!
苦さが勝ちすぎかしら?
等々
他の方の薫物を聞くことで
とても多くを学び
意外な愉しみが出来るのです。
通常「源氏合わせ」は1年しっかり
基本の薫物を創られてから行うことが出来ます。
気がはやりますが
1年間はしっかりお稽古いたしましょう。
今月は
「賢木・さかき」
が課題となっております。
10月は皆様の日頃の成果を発揮なさる
今年最後の「源氏合わせ」となります。
今回は心ばかりの茶菓で皆様と
平安の「物合わせ」を愉しみたい願っております。
「源氏合わせ」とは
平安朝香道では、1年経つと
「物合わせ」の一つの「薫物合わせ」
として「源氏物語」の一帖から始まって帖ごとの香を
独自に創作して頂いております。
これを「源氏合わせ」と名付け
1年に3回行っております。
オリジナル薫物を作る時
その月の課題を、情景や状態
心象風景などを思い描いて
香を合わせていきます。
ある方は言葉を操る小説家や作詞家のように
ある方は音符を操る作曲家や演奏家に
なったつもりで香を合わせ
それぞれの思いを描いていくのです。
心を研ぎ澄ますと、同時に心を落ち着かせ
完成した折りには
日常では味わえない達成感を感じることが出来ます。
後日、それぞれ創作し、持ち寄った香を聞き
楽しく和やかに「薫物合せ」を行っております。
現代的な表現にすると
様々な香をブレンドした物を皆でテ-スティング
またはスメリングし評価するとでも言えるでしょう。
様々な思いで創作なさった
お一人お一人の香を聞くひとときは
平安朝香道をたしなむ者の醍醐味であり
至福の時なのだと考えております。
[10月のお稽古]
10月24日(土)午後1時半より
お稽古場
東急東横線日吉駅下車徒歩3分
詳しくはお問い合わせ下さい。
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