横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -62ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

大きく手を手を広げて

 思いっきり息をしたいです

 

 

ご訪問ありがとうございます

 

 

 

今年1年

平安朝香道のブログにお越し頂き

心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

コロナウイルスにより

頭を抱えながらの1年

悩みながらの1年でした。

 

皆様のイイネやコメントに励まされ

ここまで続けることができました。

 

来年はきっと明るい陽が射して

何処へ行っても

大きく手を広げ

思いっきり息の出来る日が来ることを

信じます

 

皆様佳いお年をお迎えください。

来年もどうかよろしくお願いいたします。

好きな香りを付けると

 とても落ち着きます

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

すっかりご無沙汰してしまいました。

 

 

 

 

伏籠のお稽古はコロナの感染者が

東京や神奈川で急増した頃でした。

 

お会いしてはいませんが

知人に感染者が出たこともあり 

 

今回も急遽中止といたしました。

 

皆様が愉しみにしていらした

伏籠でしたので残念でしたが

私一人でお稽古をいたしました。

 

 

 

 

衣に香りを移す薫物は

当方で用意いたしましたが

自分で身に着けているものは

 

 

自分自身が心地よい

  と思う香りが最上

 

 

そのように思いますので

以前に創作したmy薫物を使って

お気に入りのストールに香りを移しました。

 

ストールは10年ほど前に

京都の晴明神社近くの

「ペンステモン」というお店で求めた

ストールです。

 

肌触りが良く

何よりも色合いがとても

気に入っております。

何といっても洗えるのです。

(「ペンステモン」さんの

ガボロジーグッズは

シルクなのに洗っても大丈夫)

 

 

お着物をお召しになる方は

ご存じのように

衣に香りが付くとその匂いは

ちょっとやそっとのことでは

消すことができません。

 

ファブリーズなどの消臭剤は

縮む恐れがございますので

躊躇いたします。

 

何度も陰干ししたり・・・

 

洗えば済むことかもしれませんが

高価な絹のお召し物は

そう簡単にはまいりません

 

クリーニング代も高価です。

 

ですからお稽古には

洗える素材の小物を

ご持参くださるようにお願いいたしました。

 

もしも気に入らない香りが移ってしまっては

気分もよくありません。

 

その芳香が自分自身を包み込み

心が落ち着き安心できる

そのような空間を作ってくれたら

何処にいても自然でいられます。

 

今回は私だけ良い気分に浸っております。

申し訳ございません

 

 

またいつか衣に香りを移す伏籠を

行いたいと思っております。

 

 

暮れも押し迫って参りましたが

外出なさる折には

一時も気を弛めずに行動なさって下さい。

 

知人は、会合も飲食もせずに

しかも独り身なのに感染しております。

 

ある程度の法則は見えておりますが

未知の部分もありそうなので

より一層のご用心を!

 

 

 

12月のお稽古は

 衣に香りを移すお稽古です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

人とすれ違ったとき

なんとも言いようのない芳香に

思わずふり返った経験はおありでしょうか?

 

 

 

 

 

 

以前にもこのブログで

紹介したかもしれません。

 

最初は高校生の時

担任の英語の先生から香った香です。

 

あまりの芳香にお尋ねしましたが

微笑んで

「インドのものよ」

とだけおっしゃいました。

 

その先生も遠いイギリスで亡くなられ

どのような香だったのか謎のままです。

 

今思うと塗香だったのでは

と思います。

 

 

良き香りも悪しき香りも

現代にはあふれ返っています。

 

すれ違って思わずふり返る香りは

時々ありますが

 

後を付いていきたくなる香り

に出会うことはめったにありません。

 

 

 

平安時代には、すれ違っただけで

自分をアピールする香りがあったのです。

 

そしてその香りが誰のものか?

光源氏の香りなら直ぐに判るという

オリジナル薫物なのです。

 

薫物の香りが名刺代わり

なのですから悪いことは出来ません。

 

その香りは一人一人違っていました

香りの方(レシピ)があり

人それぞれにアレンジしました。

 

なんと凄いことびっくり

 

 

 

 

平安貴族はその香り作りに力を入れています。

それが薫物なのです。

 

薫物の香りを物に移すのが衣香(えこう)

様々なものに香りを移しました。

 

衣類、布、紙、扇などを薫き染めたのです。

平安時代にそのようなことを

暮らしに取り入れていたのです。

 

 

衣香の中でも

 

  薫衣香(くのえこう)

 

衣に薫き染められ

パルファム

オー・デ・パルファム

オー・デ・トワレ

オー・デ・コロン

のような役目をしたのです。

 

空薫物(そらだきもの)と呼ばれる

今なら

ルームフレグランスや

アロマ・ディフューザー

の役目もしていたのです。

 

衣に香りを移すお稽古が

伏籠(ふせご)です。

 

出来れば

自分の一番好きな香りを薫き染めたいものです。

 

 

 

今月のお稽古は決行です。

お気をつけてお越しくださいませ。

素敵な香り~

 後を付いて行きたくなります

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

すっかり寒くなりました

 

 

 

 

時折通る河川敷です

オギやアシ、セイタカアワダチソウも

すっかり枯れてしまっています。

 

 

見るからに寒そうビックリマーク

 

 

でも

建物の中は暖房が効いてて

あったか~いニコニコ

 

お買い物をしていると

いろいろな匂いがしてきます

 

お魚の匂い

果物のいい香り

お惣菜の匂い

 

品物をいろいろと吟味していると

かなり背の高い男性がお隣でお買い物中

 

其の男性が立ち去ると

フワ~~と

なんともいえない良い香りが・・・ドキドキ

 

思わず視線が動いてしまいました。

 

なんと

外国の方でした

たぶん中東方面の方?

 

背も高くスラッとした体躯

浅黒い肌に濃紺のスーツ姿

ツタンカーメンの様なマスク

でした。

 

すれ違った後には

今まで出会ったことのない香りが・・・

 

最近はひと昔

いいえ、ふた昔以上前には

考えられないような数の

フレグランスが登場しています。

 

香りを言い当てることが

難しくなっています。

 

何とも言えない芳香でした

 

若ければ後をつけて行くかもあせる

そのようなことは出来ませんが

 

 

  どうかお名前を

  そのフレグランスのお名前をラブラブ

  

声をかけていたかもしれません

 

これが

    

     追風用意 

 

追風用意(おいかぜようい)とは

通った後に良い香りの漂うように

衣服に香をたきしめておくこと

(広辞苑)

 

 

 

「源氏物語」より千年後の

追風用意です

 

なんと外国の方だなんて!

 

 

不思議でも何でもありません

香料の始まりは

人類の歴史と同じくらいに古く

「旧約聖書」にも登場するのです。

 

西洋でも東洋でも

最初は神に捧げる香料でした。

やがて愉しむものとしての

香りの文化として発展していきました。

 

 

日本の香り文化が最も発展したのが

平安時代です。

 

光源氏は薫物の香りを

衣に薫き染め

いつもいつも

常に追風用意なのです。

 

薫物もフレグランスも

同じ効用がありますね。

 

 

フレグランスによる

自分自身の気持ちと

他人にもたらす効果

 

心を落ち着かせ

穏やかにする

気持ちを高揚させ

人を惹きつける

 

太古の昔も

平安時代も

そして現代も変わりはないようです。

 

寒いのに大輪を咲かせました

 冬の薔薇ブルームーンです

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

冬のブルー・ムーン

 

4、5日前に撮った冬薔薇のブルー・ムーンです上差し

 

 

2日続きの冷たい雨に

今日はすっかりうなだれてしまっています。

 

 

冬の庭には香りのお花が咲いていません。

 

 

そのためか、春に咲いたブルー・ムーンの香りよりも

はっきりと感じることができました。

何度か返り咲きしているように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春のブルー・ムーン

下差し

 

 

 

 

春には庭中で香りがするので

はっきりと香りを感じなかったのかもしれません。

 

 

 

春よりもしっとりとした香りを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

元気一杯跳ね回る少女から

落ち着いた大人への変身

 

かしら?

 

3、4回返り咲きしているのではないでしょうか

 

きっと今年最後に咲いたバラは

ブルームーンになるでしょう。

 

 

 

 

10㎝にもなる大輪 なので横を通ると

 

 

    ばら 

 

 

   バラ

 

 薔薇が咲いてます

 

 

と主張しているようです。

 

 

その香りも

フルーティーで爽やかな

薔薇

の香りです。

 

 

昔青バラと呼ばれていたバラです。

 

 

青ではなく薄い藤色

でも紫でもなく

薄い桃色と薄い紫色をミックスさせて

白色を流したような・・・

 

 

 

香りの表現も難しいですが

色の表現も難しいですね。

 

 

とっても寒くなりましたが

香りとその色に癒されました。