横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -49ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●和の香り今月のお稽古は

 「源氏合わせ」で「須磨」です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

昨日と打って変わって

とっても良いお天気晴れ

 

昨日はとっても冷えて

一足飛びに秋が深まった?紅葉

11月を思わせる

冷え方でした。

 

 

 

 

 

コロナは

まだまだ安心は出来ませんが

緊急事態宣言も解かれ

やっとお稽古が

出来るようになりました。

 

 

とても喜ばしいことですルンルン音符キラキラ

 

 

 

 

 

 

10月のお稽古は

「源氏合わせ」です

 

 

 

 

 

「源氏合わせ」

     って何?

どのようなことなのでしょう?

 

 

「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で

「物合わせ」の一つです。

日本で、また世界でも平安朝香道だけで

行われている香道の遊びです。

 

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

 

「絵合わせ」

「歌合わせ」

「物語合わせ」

「前栽合わせ」

「貝合わせ」

「薫物合わせ」

 

などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

「源氏合わせ」も

平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競うのです。

 

競うと申しましても

それぞれが創られた薫物を

聞き比べ

お一人ずつ薫物の感想を述べ

判者(審判)が評価いたします。

 

 

判者は

お稽古者の皆様と宗師(私)です。

 

時には判者を決め

その方に判定して頂くこともございます。

 

 

「源氏物語」の「梅枝」に

「薫物合わせ」の原型があり

判者は

優劣をはっきりと述べておりません。

 

お一人お一人を立て

それぞれの方を

気遣われております。

 

一つ一つの薫物が

 

  お見事~~!

 

となるのです。

 

 

今月は「源氏合わせ」ですので

第四週目の(土)午後1時30分より

1回のみとなります

 

通常は第四週目の水・金・土

となっておりますが

ご都合が就かない方は

曜日のご相談に応じます。

見学は(土)のみお受けいたします。

 

「源氏合わせ」は全員参加

ですが、課題の薫物を創る方は

1年以上通われた方となります。

 

 

10月は「源氏物語」

第十二帖「須磨」です

 

マンガをお読みになっても

翻訳でも原文でも構いません。

 

読後の感想文のように

ご自身が感じた

場面や人物、情景や心象を

薫物で表現して頂くのです。

 

難しいようで

易しい

 

音楽の表現や絵の表現など

表現することは

薫物でも同様です。

 

今回は

どのような「薫物」が出来るのでしょう?

 

とても楽しみにしております。

 

 

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から

徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ

お申し込みの際は場所をご案内します

神奈川県横浜市港北区日吉本町1-×-× 

 

 

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

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●キンモクセイも終わりを告げました

 黄色い花また来年ねバイバイ黄色い花

 

            黄色い花

               黄色い花

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

10月2日に

キンモクセイのツボミを見つけてから

昨日で10日目でした。

 

9日の土曜日に

草取りをしていたら

 

   ポッツ

 

      ポッツ

と時折

上から何か落ちてくるではありませんか

木の葉の欠片やゴミかと・・・

 

土の上をみると

まだ鮮やかな黄色?

黄金色に輝く金木犀のお花でした

 

 

これは去年の画像(風雨で散りました)

 

 

それから2日

昨日の朝

キンモクセイの木をみると

鮮やかな金色のお花は

全く見当たりませんでした。

 

 

地に落ちたお花は

茶色く変色して・・・

 

 

金木犀の花を愉しめるのは

一週間と言われますが

本当に7日目の朝(昨日だと6日目)

木から見事に姿を消しておりました。

 

今年は2度もお花を咲かせて

私たち家族を愉しませてくれました

 

ありがとう

そして

お疲れ様でした拍手

 

来年もまた

私たちを愉しませてね

(これから剪定が待っています)

 

 

最後に

銀木犀のことを忘れておりましたびっくり

香りが弱いので

咲いていることに

気付かなかったのです。

 

 

これは1度目に咲いたギンモクセイ

 

 

見に行くと

咲いていたのですね

すっかり花を落しておりました。

 

ギンモクセイも2度咲いたのです

銀木犀もまた来年ねバイバイ

 

 

これからは

日ごとに本格的な秋へ秋へと

深まりを見せてゆきます。

 

コロナ禍で

身も心も余裕を持てませんでしたが

少しずつ日常を取り戻せると良いですね。

 

遅くとも、来年には心置きなく

日本の四季を

存分に愉しみたいものです。

 

桜  船  紅葉  雪だるま

 

 

●キンモクセイのお花を

  変身させましょう

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

昼と夜の温度差が著しいので

この季節は油断すると

風邪を引いてしまいます

 

皆様ご用心くださいませ。

 

 

 

 

 

今年の金木犀は

2度咲きましたので

時空が過去に引き戻されたり

また元に戻ったり

錯覚を起こしそうになりました。

 

たくさん採れた金木犀は

 

一つは

「キンモクセイのハチミツ漬け」

 

一つは香材料となり

 

もう一つは

「キンモクセイのルームスプレー」

になる予定です

 

たくさん採りましたが

ゴミや木の葉、違う植物の花びら

などが混じりましたので

 

 

 

 

丁寧に取り除いていきます

 

 

 

これがとても時間のかかる

大変な作業なのです

かなり疲れま~す

 

 

 

 

無水エタノールを用意して

煮沸消毒した密閉容器に

金木犀のお花を入れ

無水エタノールを容器一杯に注ぎます

 

 

強いアルコール臭がしますので

マスクをして

肌の弱い方は

手が荒れないようにビニール手袋も

 

ちょっとお耳に

コロナの初期段階で

消毒用のアルコールが不足していた時

無水エタノールを精製水で薄めて使いました

そのような使い方も出来るのです

 

 

 

 

 

遮光性のビンではありませんので

外からアルミホイルを撒いて

冷暗所で1、2カ月寝かせます。

 

 

クリスマスが近づくころクリスマスツリー

出来上がることでしょう。

 

 

どのように変身しているのか

楽しみですね~

 

またその時にご紹介いたします。

 

 

●秋の香りって金木犀だけではないのです

 秋の七草で芳香がするのは?

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の゛朝倉涼香です

 

 

 

 

風になびく萩

萩に香りがあったなら

風に乗って

辺り一面に漂うはずです

萩の幻の芳香はどのような香り?

 

 

 

 

 

萩に香りが無いなんて

残念でなりませんショボーン

 

 

この時季、萩の代わりに

香りのある植物は

 

何といっても

 

黄色い花金木犀黄色い花キラキラ

 

 

 

 

秋に香る植物は他にも

 藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)

葛(くず)、撫子(なでしこ)

 

 

 

          原種フジバカマ

 

 

カワラナデシコ

 

 

                                            葛 

 

 

あれあれ~秋の七草ですね~

後三つ

萩に尾花(ススキのこと)、朝顔(キキョウのこと)

この三つは特別香りを感じない植物

 

秋の七草は

山上憶良の歌に詠まれ

万葉の昔から存在します。

 

「万葉集」巻八から山上憶良の歌二首

 

秋の野に 咲きたる花を 

  指折り(およびをり) かき数ふれば 七種の花

 

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 

   女郎花 また藤袴 朝貌の花

 

 

葛の花はとっても良い香り

藤袴も、撫子も芳香です。

 

女郎花はとてもとても良い香り

と言いたいところですが

反対です。

人によっては

いやな香りと感じます。

 

何かと言えば

蒸れたような香りかもしれません

それほどいやな香りなのでしょうか?

 

香りの好き嫌いは人それぞれ

 

猫の好みのように

「蒸れた匂いが好きラブラブ

もありなのです。

 

 芳香ラブラブ

と言えないことも無いのです。

 

 

 

今では秋の良い香りのする

植物と言ったら

金木犀かもしれません黄色い花

 

金木犀は秋の七草よりもずっと後

江戸時代に中国からやって来ました。

 

今では懐かしさを感じる

 

   秋の香り

 

 

となりました。

 

その金木犀の花を

2度3度と採り集めました。

 

 

 

 

結構集めましたので

 

 

 

他にもつくりました

 

何をつくったかは

次回ご報告いたします。

 

 

秋に香るのは

金木犀だけではありませんでした。

秋の七草も

忘れないようにいたしましょうウインク

●今年はキンモクセイを

 ハチミツ漬けにしました

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

今日も日中は暑い陽射しで

夏のようでした

 

朝起きると真っ先に

ベランダのドアーを開けて

金木犀を確認に

 

 

甘~い香りが漂っています

 

    大丈夫

         まだ大丈夫

 

雨や風でたちまち散ってしまうので

毎日香りを確認するのです

 

 

一昨日採った金木犀のお花

何年ぶりかでハチミツ漬けにしてみました

 

 

 

 

 

お花だけになるように

丁寧にゴミを取り除きます

 

汚れていましたので

今回は軽く洗って乾かしました

 

洗うと少しお花が傷みますので

なるべく洗わないようにしましょう

 

乾いたらキンモクセイの花を

煮沸消毒した壜にいれ

ハチミツを注ぎます。

 

お花の2倍以上入れましょう

ハチミツはなるべく

香りの強くないものを使いましょう

キンモクセイの香りが負けないように。

 

 

 

 

 

沈んでいた金木犀のお花が浮いてきます

 

 

 

 

 

 

 

ハチミツ漬けにする前に

ミルクティーに金木犀のお花を入れて

頂きました。

とれたての金木犀はとても新鮮で

 

噛むと

 

キンモクセイの香りが

  ふぁ~~

っとたって

 

しあわせ~~

な気分になりました

 

ハチミツ漬けは

もっと幸せになれますよハート

 

金木犀の香りに誘惑されて

脇道にそれているようですが

 

香料にする物は

分けておきました

 

本分を忘れてはおりません

 

しばらく金木犀が続きそうです