横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -50ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

● 2度咲きのキンモクセイが満開です

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

とても良い秋の陽気

おまけに今年になって2度咲いた金木犀が

とてもステキな香りを放っています。

 

 

 

家中の窓を開けておくと

リビングに座っていても

和室で作業をしていても

金木犀の香りが風に乗って

 

漂ってきます  黄色い花  キラキラ  黄色い花 黄色い花  イエローハーツ

 

なんて素敵な香り~

とても心が穏やかになり

 

  ピンク音符 癒されます ハート 音符

 

 

金木犀の咲く時季を2度も体験

とてもラッキーなことです。

 

 

 

 

アメブロでお知り合いのシフォンさん

のお庭でも金木犀が2度咲いたそうです

 

シフォンさん

我が家の金木犀も満開でしたよ~

 

 

 

 

10月3日のウエザーニュースでは

 

  金木犀(キンモクセイ)

     関東を中心に、再び香る

 

のタイトルで

金木犀の2度咲きについて

書かれています

 

例年我が家では

10月の始めが咲き始めなのですが

今年は9月11日に蕾がありました。

 

かなり激しい風雨のため

かなり早く散って

残念に思っておりました。

 

でも

 

再び金木犀が咲き

心休まる懐かし~い

この香りに出会えるなんてラブラブ

 

 

 

 

たくさん?

でもありませんが

金木犀を採りました

お茶にしましょうか?

それとも蜂蜜漬けにしましようか?

 

迷いそうです

 

しばらく金木犀のお花

散らないで欲しいものです。

●怪現象?

  金木犀は二度咲く

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

台風一過

今日はとても晴れて

夏の暑さが戻っています。

 

仕舞い忘れた風鈴の音が

今日は心地よく響いています。

 

 

暑いのですが庭に出て

秋の空を見上げたり

剪定や雑草取りのことを考えて・・・

 

えっ?

   えっ?

 

  金木犀の香りが・・・

 

    嘘でしょ~?

 

思わず2度、3度

金木犀の木を見てしまいました。

嘘でも夢でもありません

 

コロンとした可愛らしい

蕾がたくさんあるのです。

 

 

 

 

9月半ばに咲いて

秋の長雨の時

風雨で散ってしまったはず

 

 

 

 

近づいて見ても

遠く離れて見ても

キンモクセイのつぼみです。

 

 

 

 

 

気候変動での現象なのでしょうか?

も一度あの芳香を味わえるのでしたら

現象なので大歓迎です

 

 

 

 

 

調べてみますと

何年か前から

金木犀の二度咲きがあるそうです

三度もあるようです。

 

地震や洪水そして去年からのコロナ

毎年災害が増えているように感じ

怪現象と言えばそうかもしれません。

 

 

緊急事態宣言も解除されたのですから

 

  快現象

 

ですよねラブラブ

 

我が家では金木犀の2度咲きは

初めてのことです。

 

 

しばらく庭中芳香で満たされますので

大歓迎ですキラキラ

 

今年は

9月には直ぐに散ってしまいましたので

今回は金木犀茶を愉しみ

花の香りをもう一度存分に

味わおうと思っております。

 

●今月のお稽古は「源氏合せ」で

  「須磨」です

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です


 

台風接近でこちらは

風雨が強くなっております

何事も起こらないように

速やかに去ってほしいものです。

 

 

 

 

 

緊急事態宣言が解除され

お稽古が出来るようになりました。

今まで以上にパーティション・消毒・換気を徹底して

最大限の用心をいたします。

 

 

 

今月のお稽古は

10月の4週目の土曜日です

「源氏合わせ」ですので

土曜日1回限りとなります。

 

「源氏合わせ」とは

右下矢印

年に3回「源氏物語」の1帖より順に

皆様独自の香を創作して頂いております。

これまでのお稽古の

小さな集大成と言えるでしょう。

縛られることなく

思い思いの薫物が作れるのですから

これほど嬉しいことは・・・

(でも一定の法則はございます)

 

 

 

お稽古日

10月23日(土) 午後1時30分より

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

ダウン

お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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●虹の橋のニャン子まで届け!

  天空と今を結ぶ香り

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

今日が緊急事態宣言で

自粛する最後の日となりました

 

 

明日からは10月

週末の金曜日です

 

やっと~

10月はお稽古できますねOK

でもちょっと不安

 

きっと町中あふれ返るのでは?

それほど軽率ではないでしょ!

嬉しさと不安とでとても複雑です。

 

若者ではないので

なお用心しなければ・・・

 

今日は、日中陽射しも強く

夏のようでした晴れ

夕方からは

台風が近づいているのか

吹く風には

少しヒンヤリとした冷気を含んだ

秋の風

 

 

 

 

秋風が吹くと思い出すのは

ロシアンブルーの長男ニャン子です

今日は彼の命日です

12年前のあの日

あの日は

このように秋らしくなかった・・・

 

傷の痛みに体力を消耗して

ぐったりしていたのに

助けたいばかりに

嫌がる病院通いを

毎日させてしまいました。

 

最期は何としても

手元で見守ってあげれば良かった!!

 

毎日エアコンを着けて

夜中はとても冷えただろうに

暑いと思い

毎日着けっぱなしでした。

 

よかれと思ってしたことが・・・

 

当時は

ああすれば良かった

こうすれば良かった

毎日悔やんで泣いていました。

 

その後次男ニャン子が来て

 

 

それから

「虹の橋」の伝説を知って

右下矢印

(「虹の橋」とは

「Rainbow Bridge」は、アメリカで広まった

「詠み人知らず」の散文詩で

ネットを介して広まったそうです。

「虹の橋」は天国の手前にある所で

亡くなった動物たちが楽しく遊んでいられる場所。

虹の橋のたもとで愛する飼い主と会える日を

待っているのだそうです。)

 

原文は

Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.

When an animal dies that has been especially close to someone here, that pet goes to Rainbow Bridge.

There are meadows and hills for all of our special friends so they can run and play together.

There is plenty of food, water and sunshine, and our friends are warm and comfortable.

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor. Those who were hurt or maimed are made whole and strong again, just as we remember them in our dreams of days and times gone by.

The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.

They all run and play together, but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.

His bright eyes are intent. His eager body quivers. Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.

You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again.

The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.

Then you cross Rainbow Bridge together.

 

この詩を読んで

とても心が穏やかになり

「後悔するのは止めましょう」

そう思うようになりました。

 

 

でも何年経っても

その時のことを思い出すと

涙があふれてきます。

 

 

 

 

香りが大好きなニャン子でした

今日はお花を飾って

供養の香を焚きました。

 

 

 

 

今月のお稽古で使用するはずでした

「菊花」を空薫物(そらだきもの)として焚き

       右下矢印現代のルームフレグランス

手元では伽羅を模したお線香

「若宮」(鎌倉「鬼頭天薫堂」)を焚きました。

 

空薫物と名香(みょうごう)が

お互いに絡み合い

えも言われぬ芳香となりました。

 

 

その芳香は

虹の橋のたもとまで

届いていることでしょう

 

 

 

 

今と天空の

虹の橋のたもととを結ぶ携帯電話

それが薫物の香りなのです

 

 

菊の香りはちょっと苦手?

大好きだった春のお花でなくて

ごめんなさい

来年は金木犀で創るからね

妹ニャン子と元気で遊んでね

 

 

私が虹の橋のたもとに旅立つまで

待っていてくれるでしょうか?

妹ニャン子と追いかけっこをしながら

きっと待っていてねハート

 

 

さあ明日から

10月のお稽古の準備を始めなければニコニコ

●萩の花が風に揺れると・・・  秋ですね~

  萩に香りがあったなら

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

とても過ごし易い陽気となりました

ススキが風になびき

萩の花が心地よい風に吹かれて

視覚と触覚とで

秋を感じるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

五感で感じる秋が

揃い始めましたね

 

味覚では

店頭に栗や松茸が並び

 

触覚では

吹く風に

 

視覚では

秋の七草

 

聴覚では

木から葉がヒラヒラと散る

葉擦れの音

これはまだです

 

秋を耳から感じる

今は何でしょう?

 

視覚では

ススキとハギが風になびいて

揺れる様

 


 

 

人それぞれ

五感で感じる

秋の訪れがあることでしょう。

 

 

 

以前も記事にしましたが

「万葉集」で

歌に詠まれた花の

第一位は

とても愛される植物でした

 

 

「源氏物語」では

萩の存在には

華やかさが見られません

「萩におく露」のような

はかなさや虚しさの象徴として

登場します。

 

 

最もそのはかなさを著しているのが

源氏の君の正妻と言って良いほど

源氏に愛された紫の上の

最期が近い場面での紫の上の歌です

 

 

 

 おくと見る ほどぞはかなき 

   ともすれば 

      風にみだるる 萩のうは露

 

 

私がこうして起きているのをご覧になっても

もう後わずかの命です。

萩の上に置く露が、見ている間もないほど

たちまち風に乱れてしまうように

萩の上露のように命が消えてしまうでしょう。

 

命の灯火が消えゆく

虚しさと哀しさを

萩におく露に例えて詠んでいます。

 

秋風に揺れる萩の

なんと虚しく哀しいこと。

 

 

萩の花に香りはありません

香り好きの紫式部のことです

もしも萩に芳香があったならば

紫式部は萩をただ虚しく儚いもの

としてだけでなく

 

「萩」

 

の帖もあったかもしれません。

 

 

 

 

萩の花はとても小さく

上から下へと赤紫色の灯が

ポツッ、ポツッ

と点るように咲き進みます。

 

花は可憐でひ弱そうに見え

今にも散りそうな風情で

風任せに揺れています

がしっかりとしがみついているのです。

簡単には落ちません。

 

冬にはすっかり枯れてしまいます

でも、でも騙されてはいけません

春になると

その生育ぶりには目を見張ります。

 

伸びすぎた

切っても切っても

 

「それではこちらから失礼」

 

とばかりに上へ下へ

左から右へ、右から左へ

と伸びてくるのです

とっても強健な植物なのです。

 

ですから香りにこだわった

紫式部が「萩」の帖を書いたなら

とても楽しく面白い帖ができたのでは

と思うのです。

 

香りが無いばかりに

同じ系統色の藤や藤袴より

扱いが悪くなってしまったのでは

と風に揺れる萩を見る度に

残念に思うのです。

 

 

まだまだ萩は咲き続けています

散る花の後から後から

咲いてきています。

 

萩に香りがあったなら

「源氏物語」は

五十五帖になっていたかもしれませんキラキララブラブ